時間をかけてゆっくり付き合ってやろうとは思っていたものの、どうしたらいいのか悩み、いつもリンのフードを買いに行く近所のペットサロンで相談したら、ドッグトレーナーのHさんを紹介してくれました。
初めてお会いしたとき、Hさんの犬に対する接し方がとても感じがよく、信頼できる方だと直感したので、リンに社会性を身につけさせるため、週に1度Hさんに預け、しつけをしてもらったり、他の犬たちと一緒に遊ばせてもらったりすることに決めました。
Hさんはドイツでドッグトレーナーの勉強をしてこられた方で、自宅ではシェパード4頭、柴犬3匹、シュナウザー1匹を飼っておられるとか…。
リンが朝5時ごろからクンクン鳴いて家族は眠れず、近所にも迷惑をかけていると悩んだとき…
ある日突然、後ろ足をあげて立ちすくんでいるリンの姿をみ、ケガをしたのかと心底心配になったとき…
玄関の呼び鈴や電話のベルに激しく吠えたてるため、どうしたらいいのか困っていたとき…
Hさんに相談して、その都度的確なアドバイスをもらい、少しずつ改善され、良い方向に進んできました。
リンが元気でおりこうでいてくれることが我が家の癒しの源なので、明るく気さくでなんでも親身になって相談にのってくださるHさんは、我が家にとってとても大きな存在になりました。
平日の朝7時半ごろお迎えの車でHさんの所有するドッグランに出かけ、夕方6時ごろ帰ってくるリンは、いつもはやんちゃに部屋中を走り回るのに、グッタリしておとなしく、すぐに眠ってしまうので、きっと思いっきり遊んで帰ってくるんだろうなと想像していました。
どんなことをして過ごしているのか一度観てみたいな~と思っていたところ、なんと、Hさんが土曜日にリンの授業参観日(?)を設定してくださいました☆
朝、リンをつれに来てくださった際、私の車のナビにドッグランの位置を設定してもらい、後から夫と2人、Hさんのドッグランに出かけていきました。
小高い山の中腹にあるドッグランは、林を切り開いて更地にしてあり、周りをフェンスで囲ってあります。すぐ横には大きな池があり、夏にはカワセミの親子がダイブしておたまじゃくしを捕まえているのが観られるのだとか… きれいに整備されていてとても気持ちの良い空間です。
私達が到着するとフェンスの外の椅子に案内され、まずリンの訓練の成果を見せてもらいました。
Hさんの車から降りてきたリンは、私達が遠くから眺めているとも知らず、Hさんの左横にきちんとつき、Hさんの顔をうれしそうに見上げながら歩調を合わせて歩き、「スワレ」「マテ」の号令に従って、楽しそうにきびきび軽快に動いています 完璧です
いつも外に出るなりグイグイと自分の行きたい方向に走り出すリンに引っ張られ、リンのお尻を見ながらあっちをウロウロこっちをウロウロ…という情けない散歩状態の私にとって、訓練されてまるで別人(犬!)のようにおりこうなリンの姿に「なんだこれは~!!!???」と笑いが込み上げてきて、夫と顔を見合わせて大笑い!!!
しばらく訓練の様子を見せてもらった後、リンがこちらへ連れられてやってきました。
初めは私達がここにいること自体理解できなかったリンですが、やっと気がつき、しっぽをふって近づいて来てくれました。
「リン~、いつもと全然違うじゃ~ん」「どこの犬さんかと思ったよ~」とうらみがましく声をかけながらも、やっぱりちょとうれしい☆(親バカ)
その後、Hさんの指導の下、リンのしつけ方法を少し習ったのですが…むずかしくて全然ダメ!
全く私の目を見ようとしません!(私の後ろにいるHさんの顔ばかり見ています!)
気長に練習することになりました。トホホ。。。
訓練の後は、他のたくさんの犬さんたちとの大運動会 となりました。(リンがどれだかわかりますか?)
大きなシェパードやボクサーに混じり、小さなリンがあっちの犬さん、こっちの犬さんに飛びついていき、じゃれあっています。
ちっともじっとしていないので、写真がうまく撮れません。
何が何やらどれがどれやらわからない写真ばっかりですみません。。。
我が家が今後経済的に窮地に陥ったときには、一番に事業仕分けの対象になりそうな、リンの訓練費ですが、こんなにうれしそうにお友だちと遊んでいる姿を見ると、これからもずっと通わせてやりたいな…と思わずにはいられない、私達にとっても楽しい参観日でした☆