実は…恥ずかしながら…
この年になって初めて「まつげエクステ」なるものを体験しました。
横浜から帰省した大学2年生の娘Sが、「お母さん!一緒に行こうや~」「私がお金払ってあげるから~」「1回行ってみようや~」としつこく誘ってきて、インターネットで見つけた1時間4000円つけ放題!というサロンへ予約を入れたと言うので、まあ、一度くらい話のネタに行ってみてもいいかな~…と思い、2人で出かけることになりました。
子どもの頃からの逆まつげ…まつげが目に入るため、小学生の時には目医者さんでジョキッとハサミで切られた覚えもあります。短くて下向きのまつげは、ビューラーで持ち上げてもすぐに元にもどってしまうため、せっかくマスカラをつけても目の下に雀の足跡のようにくっついてしまい……おまけにはれぼったい一重まぶた…なので、目の周りのお化粧は、若いときからすっかりあきらめていました。
そんな過去をひきずりながらも、かすかな期待を胸に、夜10時の予約に合わせ車を走らせ、まつげエクステに向かったのでした☆
着いた先は、若いお姉さんが一人、こぢんまりしたコーポの一室で開業しているひなびたサロンでした。
さっそく娘からエクステ開始☆…連日の暑さでバテ気味の私は、待つ間椅子に座ったまま眠りに落ちてしまい、あっという間に1時間が過ぎ…
目が覚めると目の前には、バチバチのくるっくるまつげになった、(ちょっとケバい!)娘Sがいました。
鏡をのぞいて満足そうなS
でも私にちょっとコレは…なのでもっと本数を減らし、自然な感じにつけてもらうようお願いしました……
1時間後、できあがって鏡を見たら、自然だけど、目がくっきり若々しく見え、まずまずのできばえ
娘Sが料金を支払ってくれ、(アルバイトでかせいだお金を家族のためにいろいろ使ってくれるのです!)2人で仲良く帰宅しました。
心優しい下の娘Tが、「お母さん、5歳は若返ったな~」とほめてくれ、「そ~お~?」とまんざらでもない私
お化粧を落とすとき(手をチョキにしてまつげに触らないように洗う)、シャンプーするとき(頭を後ろにそらせて洗う)、ちょっと不便だな~と感じながらも、そ~っとそ~っと注意しながら、この日は寝るときも仰向けで眠りました。
次の日、職場の同僚(女性)に「な~な~ちょっと見て~!」と目をパチパチさせながら近づき、顔を突き出したのですが、同僚は「へっ?」という感じで全く気がついてくれず… でも同じ課の若い女性は「あれっ、なんか違いますね!」と言ってくれました。
しかし…1日たち、2日たち…だいたい1日に3本くらいずつ抜けていき…
目のあたりがパリパリして(のりでくっつけてますからね)目やにがくっついているような不快感があり…思い切り顔をブルブルっと洗えないストレスがだんだん大きくなっていき…
ついに5日目、せっかくつけてもらったまつげを全部ひっぱって取ってしまいました。
エクステ後、友だちと旅行に出かけていた娘Sも、帰ってきたらまつげが全部無くなっていました!
やっぱり、顔が自由に洗えないことが大きなストレスになったようです…
ちょっとだけ変身願望もあって初めてチャレンジしたまつげエクステでしたが…
やっぱりおしゃれには忍耐力が必要なんですね~
娘も私も、おしゃれより、顔をぶるぶるっと思い切り洗える方が気持ちよく、そちらを優先してしまったのでした!
ほんの束の間のシンデレラ体験??でした~
でも、もう2度とチャレンジすることはないような気がします。。。