Peace of Mind を求めて…

悲しいことがあっても、必ず新しい朝は来るのですよね

ガスが止まった日!

2008-05-25 23:24:24 | 日記

土曜日の夜は忙しい。

19時45分から21時15分まで中1の娘Tの塾があるため、一緒に通う近所のお友達3人の家を一軒一軒回って車に乗せて塾まで送り、終わった後も家まで送り届けている。

その合間を縫って、ヤマハのレッスンから帰ってくる姉Sを最寄のJR駅まで迎えに行ってやらねばならないし…

またまたその合間には、居間で横たわっている夫が早く寝られるように、お風呂の用意もしなくては…

今日も、娘Tの迎えに行く前にお風呂の掃除をし、お湯の蛇口をひねった。
いつもは湯はりが終わってから出かけるのだが、時間がなかったので、寝ている夫に「Tの迎えに行ってくるから、お湯を止めてね」と声をかけて出かけた。

しかし…

40分後に帰宅したら、風呂場の蛇口からお湯が流れる音が聞こえ、居間には夫が横たわったまま…

「あれ、お風呂は?」

と声をかけると、夫はハッとしてよろめきながら起き上がり、蛇口を閉め、充血した目で 「また、お湯はりできてなかったよ!」と言った。

数年前に取り替えたガス給湯器には、湯はりのオートストップ機能がついていて、湯はりスイッチを押して設定しておくと、ブザーと音声でお湯が入ったことを教えてくれる。
このおかげで我が家では、お湯をあふれさせる心配がなくなり、とても助かっているのだが、あいにく私は湯はりスイッチを押すのをしばしば忘れる!

それでも家にいるときは、ブザーが鳴らなくてもそろそろお湯が入ったころだと気付き、蛇口を閉めに行っていたのだが…

具合の悪い夫を1人残して出かけたのがまずかった!! 

湯船からはお湯があふれかえっている…おそらく30分以上あふれ続けていたのだろう…

「40分もお湯を出し続けていたら途中で気がついてくれてもいいのに…」
と夫を責める言葉が喉まで出かかったが、湯はりスイッチを押し忘れた私も悪い、と思いそのまま飲み込んだ。

…と、ここまではしょうがないと割り切ったのだが、お風呂に入った娘Tの「お母さ~ん、お湯が出ないよ~」という言葉から、新たな事態に直面することとなった。

お湯が出ない…水しか出ない…

ザーザー降りの雨の中、夫が外のガス給湯器を一応見に行ったけれど、何が起こったのかわからずすぐに戻ってきた。

台所のガスも点かない…完全にガスが止まっている…

お湯がでない → お風呂に入れない
台所のガスが点かない → 料理ができない お湯もわかせない

土曜日の夜、普通の生活ができなくなってしまった我が家…なすすべもなく呆然としている4人なのであった… 

それでも思春期の娘2人は、水風呂と知りながら、どうしてもお風呂に入ると言い、果敢にも水風呂に挑戦し、ブルブル震えながら髪まで洗って出てきた!!

私は疲れがどっと出てきたため思考を停止し、もう眠ることにした。

次の日(日曜)の朝8時…

ガスの検針票を捜しだし、さっそくガス会社のお問い合わせ先に電話をかけてみた…

「月曜日~金曜日(祝日除く)8:30~17:00」 と書いてあったので、だれも出ないんだろうな~と期待していなかったけれど…

意外にも、電話はすぐにつながった!

感じの良い宿直のおじさんが対応してくださり、状況を説明すると、「安全装置が働いたんでしょう」とのこと。

おじさんが教えてくれたとおり、外のガスメーターの黒いボタンのキャップをはずし、スイッチを押すと、ガスは元通りになった!!

後から考えれば、たいしたことではなかったのだが、昨晩、お湯も出ず、料理もできない…という状況下では、本当に途方にくれてしまった 

このとき一番に思ったのが、現在中国四川省やミャンマーで、何もかも無くし、劣悪な状況の中、身体にも心にも深い傷を負い、不自由な生活を余儀なくされている人々のこと…

ガスが使えないどころじゃない…

一度募金はしたけれど、今月のお給料が出たら、もう一度募金をさせてもらおう…と改めて思わされた、我が家のちょっとした事件だった。


『赤い文化住宅の初子』(監督:タナダユキ)

2008-05-10 23:23:40 | 映画・テレビ
久しぶりにTSUTAYAでDVDを借りてきて観た。
岡山では上映されることがなかったけれど、シネマクレールに置いてあった他県の映画館のチラシで見て、なんとなく気になっていた作品…『赤い文化住宅の初子』


…チラシの背景が暗いのと、主役の東 亜優ちゃんの、なんともいえない物憂げな眼差しと立ち姿が、一昔前の(昭和の時代の)イジメとか心中とか、そんな暗いストーリーをイメージさせた。。。

確かに明るい話ではない。

父親は行方不明、母親は過労で死亡、兄は高校中退して工場で働くが、大事な給料をパチンコや風俗に使ってしまうし、暴力事件を起こして工場もクビになる…初子もラーメン屋でアルバイトをしていたが、中学生だからと自給を下げられ、気が利かないと言われて結局クビになる…

食べるものも無く(冷や飯に白湯をかけて食べたり、夕食のおかずのコロッケを、自分もお腹がすいているのにもっとすいているであろう兄に半分分けてあげたり…)、電気も止められてしまう…

必要最低限の生活品しかない文化住宅の中で、中学生の初子が茶封筒に、食費、電気代、水道代…とそれぞれ分けて入れ、つつましく家計をやりくりしている様子は胸につまされる…こんなに幼い少女が、こんなに懸命に、自暴自棄になってしまう兄に静かにそっと寄り添い(頼る人が他にいないからね)健気に生きている姿は心痛むと共に、しんとした美しさもある…

そんな初子の心の支えは、学級委員長の三島くんだ。

初子に勉強を教え、同じ高校へ行こうと励ましてくれる三島くん。。。
(たぶん)裕福な何の問題もない家庭に育ったであろう三島くんに、極貧生活のため、お金がなくて高校へ行けない…という初子の境遇など本当には理解できないのではないか…と思いながら2人の淡い気持ちのやりとりを心配しながら見守る…

でも意外なのは、物悲しくて暗いストーリーなのに、なぜか笑ってしまうシーンがあちこちにあって、そのセンスがとてもいいこと!!

たとえば、怪しい新興宗教に引き入れようとする中年女性(浅田美代子!)にめぐんでもらった5000円で、安っぽい3000円のワンピースと欲しかった参考書を買い…

三島くんとのデートに張り切ってそのワンピースを着ていくのだが、ふと足元を見ると薄汚れた通学用のズック! 思わず足を引っ込めてしまうシーン。。。

帰宅した兄にワンピース姿を見られ、「その服どうしたんだ!」と詰問されて、とっさに「家庭科で作った」と答えるシーン。。。

三島くんが心配して家まで来てくれると、ジタバタジタバタしながら急いで一張羅のワンピースに着替えるシーン。。。

本屋で参考書を買おうとしてお金をかき集めたが、どうしても100円足りず、床に落ちていた100円玉を足で踏んで引き寄せ、ネコババするシーン。。。

郵便受けに入っていたエロチラシを、くしゃくしゃにして捨てようとした初子が、「お兄ちゃんが要るかもしれん」と言って掌でシワを伸ばし、郵便受けに入れ直すシーン。。。

こういうシーンを観ていると、アレッ、これってギャグ映画だったっけ???と錯覚してしまうくらいおもしろくて、私の笑のツボにしっかりはまった!!

それでもやっぱり不幸のてんこ盛りが続き、出てくる大人たちはダメ人間ばかりで誰一人、初子たち兄弟を助けようとはしない…

初子の心情をものすごくうまく描いているとうならされたのは、初子が『赤毛のアン』がきらいだ!という件…

不幸な境遇のアンが、持ち前の明るさや豊かな想像力、前向きな心で人生を切り拓き、周りの人々をも幸せにしていくストーリーを「うまくいきすぎじゃ」と言い、この作品自体が「孤児院のベッドで猩紅熱に侵され、死にかけているアンが見た幻じゃないか」と言うのだ…

夢も希望も持てない閉塞した状況の中で、本当は『赤毛のアン』が大好きで、あこがれているのに、そんな風にしか考えられなくなっている初子が哀れで切なくなった…

住む家も失くし、広島から大阪へと引っ越すことになる初子だが、三島くんが最後まで初子を裏切らなかったことが心底うれしかった!!
最後まで初子の心の支えになり続けた…

これから先、初子の人生はより一層過酷なものになるかもしれない…
三島くんとはもう会えないかもしれない…

でも、多感な時期の初子に、三島くんという大きな大きな信じられる支えがあったということ…それがこの不幸な少女の物語に大きな救いをもたらしていて、あっけないほどにスッキリと終わってしまう作品の最後に、UAの歌う主題歌を聴きながら、私は大泣きしてしまった。。。

この作品かなり好きです☆☆

友人Kとドライブに

2008-05-06 23:41:38 | 友人・知人

せっかくの連休だというのに、職場でのトラブルが未だに尾を引いていて気分が晴れない…
言い様のない不安感にとらわれたまま立ち直れないでいるため、最後の手段!!
友人KにSOSの電話をした!!

夜7時に車で迎えに来てくれるとの返事!! 

大急ぎで家族との夕食をすませ、7時すぎにKの車に乗り込んだ。

いつもは近所のおしゃれなカフェに行くことが多いけれど、今日はファミレスでクリームあんみつ一品で3時間半話し込んだ。

やり場のない不満や不安…職場内でうまく立ち回れなかった自分を弁護したいのは山々だけど、言い訳しているうちに自己嫌悪に陥り…
ウジウジ考えていてもしょうがない!! 結局現状を打破するには、自分が的確な状況判断をして相手にぶつかっていき、人間関係を切り拓いていかなくちゃ!ってことだ!

気持ちはやっぱりスッキリとは晴れない…でも、Kに話すことで自分がすべきことは明確になった…

仕事上の悩みは、夫にはもちろん、実家の母親にも話せないので、こうやって身近にいて何時間でも話に付き合ってくれるKの存在は本当にありがたいと思う…

私も相当ストレスを抱えているけれど、Kだって私以上に職場で闘っている!!

いつも教え子達のことを第一に考え、的確な判断力と柔軟な発想でテキパキ動けるKなのに、事なかれ主義の、逆らわずはむかわず…という人間がどんどん管理職になっていく学校現場では、正義感が強く、改革意欲のあるKは全うに評価されず、かえって無力感にとらわれることも多いらしい…

夜10時半にファミレスを出て帰ろうとしたのだけれど、Kが「ちょっとドライブしよう」と言ってくれ、その後2時間の深夜ドライブに突入した☆☆

ファミレスでは仕事の話ばかりしていたけれど、今度は家族のこと、これからの生き方について延々と話した。。。

子育ても一段落した私達の年齢になると(私はもうちょっとかかるけどね)、子どもの成長に一喜一憂していた今までの生活から、自分の生きがいや生きる目標をどう見つけ出していくか…について否応なしに考えざるをえなくなってくる。

年老いてくる親のことも気になるし、気持ちの通わなくなってしまっている夫とのこれからの生活についても、どうしたらいいのか悩むことは多い…

ゆっくり車の運転をしながら2時間話し続けるKと、ときどき居眠りしながら(スマン!)相槌を打つ私…

深夜ドライブ☆眠かったけど気持ちよかった。。。

人一倍強くて頼りになるKといると、いつも無理して父親役まで担っている私は、ホッと気が抜けて楽な気持ちになれる。

K、いつもありがとう 


 


今日1日。。。

2008-05-02 23:50:00 | 日記
ここのところ職場の微妙な人間関係に疲れ果て、今日も気分がど~んと落ち込んでいます。

せっかく今日は平日で唯一、職場が休みだったので、何か普段できないことをしたいと思っていたのだけれど、朝子ども達を学校へ送り出した後、どうしても動く気力が出ず、椅子にぼんやり座り込んでしまいました。

それでも部屋中にプリントやら洋服やら散らばっているし、床には綿埃が舞っているし、台所は汚れた食器であふれているし…おまけに明日は娘SのクラスメートのNちゃんが泊まりに来るというし…

しかたなくノロノロと立ち上がり、ゆっくりゆっくり片づけを始めました。

夫は例によって体調不良に加え風邪気味らしく、カーテンを閉め切った寝室で布団をかぶって寝ています。

実は、明日から夫、娘Tと私は直島・犬島=1泊2日美術館巡りの旅に出る予定です。夫も珍しく「行きたい」と言ってくれたので、3人で久しぶりに出かけることにしたのですが、この状態で行けるかな。。。

ノロノロ片づけをしていたら、あっという間にお昼です。

昼食は夫の好物のサラダうどんを作りました。
冷やしうどんの上に、ゆでた豚肉、キャベツ、きゅうり、トマトやワカメをのせ、ごまドレッシングとめんつゆをテキトーに混ぜ合わせたタレをかけて食べるのです。これだと食欲のない夫も1人前食べてくれます。(ゆでたエビをのせてもおいしいよ!)

昼食の後は元気を出して、社会保険事務所へ出かけました。

1月についに私の元へも「ねんきん特別便」が届いたのですが、その記載記録を見てビックリ
20代から30代前半にかけての記録がすっぽり抜け落ちているではないか!!
年金問題は人ごとじゃなかったわ~!! 私も不明の5000万件の中の1人だったんだわ~!!
 郵便で訂正書類を送ることもできたのですが、なんとなく不安で、直接社会保険事務所へ出向いて訂正してもらいました。
私の今までの人生が1つにつながった気がして、ホッとしました☆

それにしても私の落ち込んだ気分はなかなか晴れません

やっぱり今日はもう一度、林遣都くんに会いにシネマクレールへ行けばよかった~。。。
4月末に林遣都くんが主演の『ちーちゃんは悠久のむこう』を観にいったのですが、これがとてもとても素敵だった

『バッテリー』での演技も素晴らしかったけれど、今回の幼なじみの女の子をずっと思い続けるピュアな演技、ときに悲しみを湛える眼差しに、最初から最後まで魅了されっぱなしでした

あんなにハンサムなのに、謙虚で気どったところが無く、初々しくて素朴な雰囲気を醸し出す遣都くん☆ 飲んだくれの父親を立ち直らせようと必死に説得するシーン、終盤の桜の木の下でのシーン等、必見ですよ!! これからどんどんファンも増えていくんじゃないかな。。。いやぁ~ほんと遣都くんには癒されました

そうそう、5月11日(日)にシネマクレールで『DIVE!!』の試写会があって、遣都くんが舞台挨拶に来るんだよ~!! もちろん葉書で応募してるんだけど、当たるかな~☆ 

あれ?? さっきまでものすごく憂鬱だったのに、映画のシーンを思い出しながらこれを書いていたら、なんだかすごく気持ちが落ち着いてきた!!

遣都くん、ありがとね~