『時をかける少女』や『サマーウォーズ』を作った細田監督の最新作「おおかみこどもの雨と雪」を観てきました。
毎月購入している「タウン情報おかやま」に特別試写会の記事が載っていたので応募してみたら、なんと当選し、招待券が送られてきたのでした★
『時をかける少女』も『サマーウォーズ』も一緒に観に行った娘Tが、「私も行きたい~!」と騒いだのですが、定期試験真っ最中で無理 代わりに、たまには親孝行もせねば(?)…と実家の母(78歳)を誘い、映画館(岡山メルパ)で待ち合わせました☆
……大学で、寂しげで孤独なおおかみおとこと出会い、恋に落ちて結婚、出産する主人公・花……学生結婚して出産したとなれば、大学でも話題になりそうですが…花の、大学での友人はおろか、花の家族もおおかみおとこの家族も一切出てきません。。。
そのかわり、2人だけのつましい結婚生活が描かれます…
つわりに苦しむ花のために、おおかみおとこが(どこで仕留めたのか)キジを捕まえて帰ってきたのには笑いました!…キジと格闘したのか、おおかみおとこの服は汚れ、あちこちに傷が…でもちょっと誇らしげにキジをつかんで帰ってきたおおかみおとこの姿はとても愛おしかったのです☆
おおかみおとこ手作りのキジのスープは、花のつわりを和らげます…
…それから、あっという間に子どもも2人になり、これから家族4人で助け合って…というときに、おおかみおとこの突然の死!!!
…オオカミの姿で川から引き上げられ、ゴミ回収車に積まれていく場面はあまりに悲しくて切ない…
そして、ここからがこの作品の本当の始まりです☆
2人の幼子(それも「おおかみこども」!)を抱え、1人で家事、育児に奮闘する花の苦労は並大抵のものではありません!
子どもたちは人間になったり、おおかみに変身したり…大暴れで部屋中がぐちゃぐちゃになることも!。。。それでも母親・花の、なんと穏やかで優しさにあふれていることか。。。
雨が病気になったとき、小児科へ連れて行くべきか、動物病院へ連れて行くべきか花が悩む場面は(その設定がユニークで)ちょっと笑えたり…
子どもたちをのびのびと育てるために、人里離れた田舎のあばら家へ引っ越し、自給自足の生活を試みるも、初めての野菜つくりは失敗続き…。あばら家を修理し、掃除して磨き、畑を耕し、種をまく…生きていくために孤軍奮闘する花のたくましさ、芯の強さ…そして子どもたちへの慈しみ…
姉の雪に比べ、幼いころの弟・雨は繊細な子どもで、不安になると花に「だいじょうぶってして~」とすりより、花が「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と言いながら優しく背中をなでてやるのです☆(この場面がとても素敵でした☆)
雨が「おおかみってどうしていつも悪者なの…」とつぶやいたときも、花は凛として子どもたちの味方であることを告げます☆
3人で銀世界の中を駆け回るシーンの、なんと素晴らしいことか☆☆☆ 雨や雪になって自分自身が雪原を駆けているかのようなカメラワークもあり、ドキドキワクワクしました☆
村の人たちに助けられ、子どもたちも学校に通うようになるのですが、成長するにつれ、雪・雨、それぞれが、人間として生きていくのか、おおかみとして生きていくのか、悩みながら自分で選択していくことになります。
いろんな事件が起きる中、花はいつでも、精一杯の愛情で2人を見守り、助けようとします。
そして、雪と雨の成長、これから生きていく道が暗示され、すがすがしいエンディング。。。
アン・サリーさんの歌う主題歌がこれまたのびやかで、しっとりと美しく…この作品の最後にピッタリでした☆
実は「おおかみこども」という言葉がどうも私にはしっくりこず、おおかみと人間の間に子どもが生まれるなんて…ちょっと生々しすぎやしませんか~という気持ちもあり、少しばかりの違和感?を感じながら出かけたのでしたが。。。さすが細田監督の作品☆観終わった後に、すがすがしさと前向きさに心洗われ、温かいものが心に満ちてくるような…希望が見えてくるような…とても気持ちの良い作品でした
母も、行く前は「え~。。。アニメ~??」と気乗りしない様子でしたが……観終わったときには「よかったね~!画面がすごくきれいだったね~!」と気に入ってくれたようで。。。よかったよかった☆ 親孝行ができました
毎月購入している「タウン情報おかやま」に特別試写会の記事が載っていたので応募してみたら、なんと当選し、招待券が送られてきたのでした★
『時をかける少女』も『サマーウォーズ』も一緒に観に行った娘Tが、「私も行きたい~!」と騒いだのですが、定期試験真っ最中で無理 代わりに、たまには親孝行もせねば(?)…と実家の母(78歳)を誘い、映画館(岡山メルパ)で待ち合わせました☆
……大学で、寂しげで孤独なおおかみおとこと出会い、恋に落ちて結婚、出産する主人公・花……学生結婚して出産したとなれば、大学でも話題になりそうですが…花の、大学での友人はおろか、花の家族もおおかみおとこの家族も一切出てきません。。。
そのかわり、2人だけのつましい結婚生活が描かれます…
つわりに苦しむ花のために、おおかみおとこが(どこで仕留めたのか)キジを捕まえて帰ってきたのには笑いました!…キジと格闘したのか、おおかみおとこの服は汚れ、あちこちに傷が…でもちょっと誇らしげにキジをつかんで帰ってきたおおかみおとこの姿はとても愛おしかったのです☆
おおかみおとこ手作りのキジのスープは、花のつわりを和らげます…
…それから、あっという間に子どもも2人になり、これから家族4人で助け合って…というときに、おおかみおとこの突然の死!!!
…オオカミの姿で川から引き上げられ、ゴミ回収車に積まれていく場面はあまりに悲しくて切ない…
そして、ここからがこの作品の本当の始まりです☆
2人の幼子(それも「おおかみこども」!)を抱え、1人で家事、育児に奮闘する花の苦労は並大抵のものではありません!
子どもたちは人間になったり、おおかみに変身したり…大暴れで部屋中がぐちゃぐちゃになることも!。。。それでも母親・花の、なんと穏やかで優しさにあふれていることか。。。
雨が病気になったとき、小児科へ連れて行くべきか、動物病院へ連れて行くべきか花が悩む場面は(その設定がユニークで)ちょっと笑えたり…
子どもたちをのびのびと育てるために、人里離れた田舎のあばら家へ引っ越し、自給自足の生活を試みるも、初めての野菜つくりは失敗続き…。あばら家を修理し、掃除して磨き、畑を耕し、種をまく…生きていくために孤軍奮闘する花のたくましさ、芯の強さ…そして子どもたちへの慈しみ…
姉の雪に比べ、幼いころの弟・雨は繊細な子どもで、不安になると花に「だいじょうぶってして~」とすりより、花が「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と言いながら優しく背中をなでてやるのです☆(この場面がとても素敵でした☆)
雨が「おおかみってどうしていつも悪者なの…」とつぶやいたときも、花は凛として子どもたちの味方であることを告げます☆
3人で銀世界の中を駆け回るシーンの、なんと素晴らしいことか☆☆☆ 雨や雪になって自分自身が雪原を駆けているかのようなカメラワークもあり、ドキドキワクワクしました☆
村の人たちに助けられ、子どもたちも学校に通うようになるのですが、成長するにつれ、雪・雨、それぞれが、人間として生きていくのか、おおかみとして生きていくのか、悩みながら自分で選択していくことになります。
いろんな事件が起きる中、花はいつでも、精一杯の愛情で2人を見守り、助けようとします。
そして、雪と雨の成長、これから生きていく道が暗示され、すがすがしいエンディング。。。
アン・サリーさんの歌う主題歌がこれまたのびやかで、しっとりと美しく…この作品の最後にピッタリでした☆
実は「おおかみこども」という言葉がどうも私にはしっくりこず、おおかみと人間の間に子どもが生まれるなんて…ちょっと生々しすぎやしませんか~という気持ちもあり、少しばかりの違和感?を感じながら出かけたのでしたが。。。さすが細田監督の作品☆観終わった後に、すがすがしさと前向きさに心洗われ、温かいものが心に満ちてくるような…希望が見えてくるような…とても気持ちの良い作品でした
母も、行く前は「え~。。。アニメ~??」と気乗りしない様子でしたが……観終わったときには「よかったね~!画面がすごくきれいだったね~!」と気に入ってくれたようで。。。よかったよかった☆ 親孝行ができました