Peace of Mind を求めて…

悲しいことがあっても、必ず新しい朝は来るのですよね

インターネットカフェ初体験!

2006-12-30 22:56:27 | カフェ・レストラン
年末の大掃除と買出しの合間を縫って、インターネットカフェなるものに侵入してみました!

新聞に広告が入っていて、なんだか楽しそうなところだなぁ~と思ったのですが、若者が集う場所で、私が行って場違いだったら恥ずかしいのでカモフラージュのため、娘Tも引き連れていきました!

まず受付で入会申込書に記入し、免許証を出して会員証を作りました。
次に、オープンスペースかブース席か選択します。ブース席は、1人用のプライベートブース、2人用のペアブース、3人から5人用のシアタールームがあります。

私と娘はオープンスペースのマッサージチェアの席を選択しました。他にマッサージチェアを使っているお客はいなかったので、人目を気にすることもなく、首から足までマッサージされながらゆっく~り雑誌やコミックを読みました。

ブース席の壁や本棚の背が高いので、客同志の顔もほとんど見えず落ち着けるし、飲み物(コーヒー、紅茶、フレーバーティー、ココア、抹茶ミルクにジュース…etc)が飲み放題ですよ~!食べ物も注文できるし、シャワーもあるみたい!

ここはいろんな使い方ができる空間なんだな~と実感しました!

あっという間に1時間が経ち、2人で1,154円支払い、「もっと長くいたいね~」と名残惜しい気持ち一杯でインターネットカフェ初体験は終了しました。


BOOK・OFFにて

2006-12-28 23:25:11 | 

今日は仕事納めの日で、15時に帰宅許可が出ました。ワ~イ!
こんなに明るい時間帯に仕事から解放され、自由な時間を持てることなんて滅多にないので、この貴重な時間をどう使おうかな~とワクワクして考えました。

夕方には帰宅して夕食を作らねばならないので、映画を観るには時間が足りない、街中に出て買い物するには資金不足…う~ん!そうだ!古本屋さんに行こう!

ということで「BOOK・OFF」へ出かけました。
冬休みに入ったからか、お客さんでいっぱいでしたよ。

今日買い込んだ本は…
・『神様のボート』 江國香織 (新潮文庫)
・『ニシノユキヒコの恋と冒険』 川上弘美 (新潮文庫)
・『そこに僕はいた』 辻 仁成 (新潮文庫)
・『暗いところで待ち合わせ』 乙 一 (幻冬舎文庫)
・『姫君』 山田詠美 (文春文庫)
・『仮面の国』 柳美里 (新潮文庫)
・『体は全部知っている』 吉本ばなな (文春文庫)
・『空飛び猫』 アーシュラ・K・ル=グウィン 村上春樹・訳 (講談社文庫)
・『帰ってきた空飛び猫』 アーシュラ・K・ル=グウィン 村上春樹・訳 (講談社文庫)
・『約束された場所で』 村上春樹 (文春文庫)
・『ささやかだけれど、役にたつこと』 レイモンド・カーヴァー 村上春樹・訳(中央公論社)

この選択はなんなんでしょう?? でも私の読書傾向がかなり表れているような…(=^_^=)

それにしても、こんなに買い込んだのに、ほとんどが1冊105円なので、合計1445円でした! ラッキー☆! 冬休み中の楽しみができました!

夜は、いつものように母を呼んで夕食を5人で食べ、食後には母と一緒に『オペラ座の怪人』のDVDを観ました。ロンドンで2度舞台を観にいったはずなのに、ストーリーをすっかり忘れていて…でも音楽はしっかり覚えていたのでなつかしく、その舞台美術には圧倒されましたよ! 劇団四季の舞台も観にいきたいなぁ~!

明日から冬休み! 主婦の年末年始は忙しいけれど、今年はあまり無理せず、少しゆっくり過ごしたいです。


娘Tの夢…☆

2006-12-26 23:17:45 | 

現在小学校5年生の娘Tの「将来の夢」は…

保育園のときは…「お花屋さん」か「ケーキ屋さん」…(この年代の女の子はほとんどこう言いますよね!)

小学校3年生のころは…「シェフ」か「パティシエ」!

小学校4年生のときは…「ぞう使い」!?(『星になった少年』を観て影響されました!)

そして、現在の夢は…「シンガーソングライター」!!(???)

これは先日、YUIさん主演の映画『タイヨウのうた』のDVDを一緒に観たからです!!DVDを観た後、「ミュージックステーション」にYUIさんが出演して、ギターを弾きながら歌っている姿を見て、「この人、ホントの歌手なん?」と驚き、実際ストリートミュージシャンだったことを話してやると、あこがれ度が急上昇してしまったようです!!

今まで作詞も作曲も全くしたことがないのに、「どうやったら曲が作れるん?」「詞と曲とどっちを先に作るん?」…と急に曲作りに目覚め。。。何やらノートに詞のようなものを書こうと悩んでいるようです!そして、「ギターはいつから練習したら弾けるようになるん?」…とギターのことまで心配し始めました。。。

はぁ~・・・まぁ、夢や希望を胸に抱くこは楽しいことですもんね~☆

娘が「ぞう使いになる!」と真剣に訴えていたときは、実際「まさかなれるわけないよな~」とは思っていたものの、あまりにしつこく言うので、「う~ん、まず市原ぞうの国で雇ってもらって、ぞうに慣れてからタイに留学しないとな~」…と、ちょっと本気になって考えてみたりした私って…(親ばか!)。

今回の「シンガーソングライター」への夢は、いつまで続くのでしょうか???

私は子どものころから現実的で、自分の能力の限界を早くから悟ってしまっていたので、娘たちのような大いなる野望(?)や非現実的な夢を抱いたことがなかったように思います…
(これってちょっとサミシイかもね)

将来に向けて、自由な気持ちで夢を持つことは本人も楽しいし、聞いている親も楽しい!
子ども達が本当に自分のやりたいことを見つけ出し、追求していけるよう、いつでも頭を柔らかくして、手助けしてやれたらいいなと思っています


岡山大学交響楽団・第53回定期演奏会

2006-12-24 00:43:29 | 音楽

今日は、岡山大学交響楽団の定期演奏会を娘Tとシンフォニーホールへ聴きに行きました。
7月のSummer Concert に続いて2度目です。

私が大学時代所属していたオーケストラの先輩のご長男が岡山大学のオーケストラに入られたとのことで、7月にSummer Concert のお誘いを受けました。20年以上お会いしていなかったなつかしい先輩(とてもお世話になった!!)と感激の再会をして以来、2度目の演奏会です。

7月のときと同じく、先輩はご家族で、車で3時間かけて来られました!(夜は9時すぎに演奏会が終わって、また車で帰っていかれました!…タフっ!)

今回のプログラムは
♪チャイコフスキー  バレエ組曲『眠れる森の美女』
♪マーラー       交響曲第5番嬰ハ短調          でした。

『眠れる森の美女』は、バルコニー席からバイオリンが真正面に見える席に座って楽しく聴きました。
休憩時間のうちに先輩の奥様やお母様にご挨拶をした後、今度は1階の1番前のコンマスのまん前の席に娘と陣取りました。マーラーの大曲を聴く意欲満々です!(居眠りは大丈夫か~??!!)

マーラーの交響曲第5番といえば、ルキノ・ビスコンティ監督の「ベニスに死す」ですね! セーラー服姿の透き通るような白い肌のビョルン・アンドレセンに魅かれ、自らの老いを隠すため、おしろいを塗った醜悪な白い顔のダーグ・ボガードの姿が思い出されます…最初この映画を観た時はあまり理解できなかった、老作曲家(マーラーがモデルと言われている)の少年=若さ(美)への憧れが、今ではよくわかります!

全体的に華々しく管楽器が鳴り響く曲なのですが、いよいよ第4楽章「アダージェット」になり、ハープと弦楽器のみの静かなテーマが流れ出した途端、急激に眠気が襲ってきて、途中コックリコックリしてしまい、またまた娘Tに横からつつかれました!

しかし、岡大オケの皆さん、この1時間半にも及ぶマーラーの大曲に敢然と立ち向かい、全力を出しきったと思われる感動の名演奏を聴かせてくれました!
1番前の席なので、演奏者の表情もボーイングもバッチリよく見え、コンマスが息を吸い込む音も聞こえてきます…
左からはコンマスの柔らかい音色、右からはコントラバスの荘厳な響き…パートリーダーの皆さんの音がさすがによ~く聞こえてきますね! そのたびに右を向いたり左を向いたりしながら、情熱的な息のあった演奏に耳を傾けました。

学生オケ、本当に楽しいですよね!(のだめカンタービレも大人気のようだし…)
聴いてる方も楽しいけれど、やっぱり気のあった仲間たちとワイワイガヤガヤいろんな楽しいこと、ときには厳しさに直面しながら一つの曲をみんなで創り上げていく醍醐味は一度やったら忘れられないですよね!

岡大オケの方達も、4年生は今回が最後の演奏会…きっと万感胸に迫るものがあったことでしょう…お疲れ様でした!

先輩!また来年も演奏会誘ってくださいね!そして、我が家なんぞよりよっぽどたくさんの困難を抱えながらも、いつも前向きな皆様にとても励まされました。ご多幸をお祈りしております!!

 

 


いのしし 出没注意!!!

2006-12-21 23:32:20 | 日記

見てください! この掲示物!!一体どんな田舎に貼ってあるんだ~!?…って思ったでしょ??

実はこの掲示、私の職場の敷地に張り出されたんですよ!
山の斜面に建つ建物の近辺でいのししが目撃され、急遽作成されたらしいのです。

比較的街中にある職場なのですが、やっぱり山が近いのでイノシシさんもいらっしゃるのですね~♪ この手作り感覚いっぱいのポスター(?)を見て、思わず吹き出したのですが、なんだかうれしくなっちゃいました!

娘が幼かったころ、寝る前に読んでやっていた本の中でお気に入りだったものに、松野正子さんの書かれた「こぎつねコンとこだぬきポン」があります。この童話は言葉にリズム感があってとてもあったかいストーリーなので親も子も大好きでしたが、この文庫の中に収められている「いのししイノコ」もなかなか味のある(?)作品で、実は私のお気に入り作品でした。。。

…野山を短い足でどたどた走り、ふがふが ぐふっと鼻をならして苔をむしゃむしゃ食べ、つんつんの硬い毛をしたいのししのイノコは、軽々としなやかに走るシカのカノコや、手でつかんで上手に食べる猿のサルコや、素敵な毛並みの狐のキネコから、「結婚したいのなら、もっと私たちのように上品にした方がいいわよ」…と言われてしまいます。イノコはどれも自分にはできないことばかりなので、気落ちしてためいきをつくばかり…

でも、のっそり現れたいのししのイノタは

「どたどた走る短い足」 → 「たくましくてステキな足だ」
「鼻で掘ってふがふがむしゃむしゃ食べる」 → 「丈夫な鼻で素敵な食べ方だ」
「つんつんの硬い毛」 → 「きれいないのしし毛だ 素敵な毛並みだ」

と言ってイノコにプロポーズし、結婚したイノコは可愛い赤ん坊を7匹も産んで、素敵なおかあさんになるのです!

ねっ! いいお話でしょ~?!

写真のポスターを見つけたとき、イノコのお話を思い出してしまいました。

熊みたいに襲われたら恐いけれど、イノコやイノタにちょっと遭遇してみたいな~と密かに期待もしてしまった私なのでした!




クリスマスカード書きました…

2006-12-19 23:35:40 | 友人・知人

もうすぐクリスマスですね。
毎年12月に入るとすぐにクリスマスカードを買い、早めにポストに投函していたのに、今年はうっかりしていて、クリスマスカードを購入すること自体忘れていたので、夕方、丸善までカードを買いに車をとばしました。

丸善の文具売り場は、いろんな絵柄の年賀状や年賀状作成グッズでいっぱいです。
クリスマスカードはすでにほとんど売り場から姿を消していて、やっと2種類カードを見つけ出しました。

クリスマスカードは、イギリスに住む友人2人に毎年出しています。

1人は、私が20代後半ロンドンに滞在していた際、知り合った日本人女性Y子さん…
ロンドンではよく一緒に演劇、映画やクラシックコンサートに出かけました。(一番好きなのはバレエとオペラみたいだけど…)
私が帰国した後、イギリス人男性と結婚し、現在14歳になった女の子と親子3人で暮らしています。
でも、芸術を愛するY子さんに対し、無職(俳優やカメラマンも昔していたけれど)で働こうとせず、娘の教育にも無関心で怠惰な生活を送る夫のLとは、あまりうまくいっていないらしく、「子どもが独立したら離婚して帰国したい」とこぼしている…
2人で時間を共有した、楽しかったロンドンでの生活に思いを馳せ、お互いの今までの人生を振り返るとき、感慨深いものがあります…
今でもときどきロンドンから電話をかけてきてくれ、反抗期の娘の悩みで盛り上がったりしています…

もう1人はイギリス人の年上の女性Nさん…
ロンドン滞在中にサウスバンクと呼ばれる一大文化施設(劇場や映画館やカフェが集まった素敵な空間だった)で開かれていたガムラン教室で知り合いました。(ガムランはインドネシアの民族楽器(打楽器)で、その西洋音階とは微妙にずれた響きにはまり、演奏するのが楽しくてしかたがなかった!)
Nさんはセンスのいいアーチストで、ガムラン音楽をイメージした絵を描いたり、モノクロの写真を撮ったり…スピリチュアルなものに興味がある女性で、映画ではタルコフスキーの「サクリファイス」が好きと言っていた…
私が長野で上の娘の子育てをしていたとき、ご主人と一緒に来日され(気象学者だったご主人の関係の学会が東京で開かれた)、我が家に泊まって善光寺御開帳に出かけたりしました…
でもその後離婚され、現在はお母様と住み、病院で言語療法士として働いておられます…
素敵な手作りカードをたびたび送ってくださるのに、私の英語力がどんどん衰えていくので、なかなか返事を出せていないのが本当に申し訳ない!!

それにしても、今日書いて明日(12月20日)投函しても、クリスマスに届きそうもないなぁ~ ごめんなさ~い!! なんとかできるだけ早く2人のもとへ届きますように!!

 


『間宮兄弟』と『タイヨウのうた』

2006-12-17 23:57:50 | 映画・テレビ

先週観た映画(DVD)2本です。

★『間宮兄弟』(監督:森田芳光)
 30歳を過ぎても2人仲良く穏やかに暮らす兄弟を、佐々木蔵之介とドランクドラゴンの塚城武雄がなんとも楽しそうに演じている。小学生のまま大人になったような2人の純な演技はかわいくもあったけれど、商店街で「ジャンケンポン!」や2人枕を並べてのお昼ね等々…ちょっとひいてしまう場面も… ほのぼのとした癒し系の作品ではありました。

森田監督、また「刑法第三十九条」のような作品を撮ってくれないかな~!「模倣犯」はちょと中居くんに遠慮してましたもんね…

★『タイヨウのうた』(監督:小泉徳宏)    ネタバレあり!  純粋に感動しました!!
XP(色素性乾皮症)という難病(太陽光を浴びると皮膚ガンを発症する)を抱え、昼夜逆転した生活を送る女の子、薫をシンガーソングライターのYUIさんが映画初出演で演じているのですが、はかなげでピュアな容姿と、まっすぐで正統な声がこの映画にピッタリで、まさにハマリ役でした!!YUIさんの魅力満載の映画ですね!

毎朝、自分の部屋の窓から1人の高校生の男の子、孝治(塚本高史)の様子をじっと見つめている薫…サーフィンが大好きな孝治は仲間と一緒に毎朝始業前、海へと向かうのだ…(バス停を動かすエピソードがとてもかわいいし、笑える)

薫の唯一の女友達が、高校での孝治の様子をビデオに写してきて一緒に観るシーンも楽しい。(薫は学校へ通ったことがない…という心痛む現実も含まれているのだけれど…)ここで描かれている孝治は、屈託が無く、物事を深く考えることもない軽薄な高校生で、まさに「バカで下品」な男の子!

そんな孝治と薫が夜の街を初めてデートする場面はとても印象深い。ギターを抱え、ネオンの下で歌う薫のシンガーソングライターとしての才能を目の当たりにした孝治…薫に魅かれていく孝治の表情が初々しい!

薫の病気のことを認識してからの孝治は、「バカで下品」とは対極に位置する一途な男の子に変貌する。(塚本高史さんもだんだん演技が魅力的になっていきます…)薫の歌をCDにする費用を貯めるため、宝物のサーフィンボードを売り、アルバイトに没頭し…男友達と無邪気にじゃれ合っていた孝治が、真摯でひたむきなまなざしで薫に寄り添い、ときには冗談を言って心を通わせる…

しかし、そんな幸せなひとときも長くは続かない… ギターを奏でる薫の指が、無情にも動かなくなってくる… 「私の声、聞こえてる?」「ギターは弾けなくなっても、私、歌うから!」…薫が孝治になげかける痛切な声の響き…やりきれない無念さで胸がいっぱいになるシーンです。

そしてついにレコーディング! 力を振り絞って、ちょっと苦しそうな表情で歌う薫の録音終了時の穏やかな笑顔…

病気が進行し、車いすに乗るようになった薫が、サーフィンをする孝治と過ごす海辺のシーンも秀逸でした!… あんなにいやがっていた、宇宙服のような紫外線防御服を着た薫…(背中に熱を逃がすためのファンが3つもついていて、若い女の子がこんな服を着ていること自体、痛々しくてつらい…)

海辺で波と戯れる、幸せそうな家族を横目で見た父親(岸谷五朗さん)が、娘に対する不憫さに耐えきれず、投げやりになって、「もう、めんどくさいから脱いじゃおうか、脱いじゃえ!!」と思わず口に出してしまう!

それに対して毅然と答える薫の言葉が胸を打ちます!
「いやだよ。そんなことしたら死んじゃうじゃん」
「私、死ぬまで生きるって決めたんだよ」
「生きて生きて生きまくるんだから!」

そしてサーフィンをする孝治のところまで、不自由になった足をひきずりながら歩いていくのです… 「あっ!」とよろめいて倒れそうになる薫を見て、必死でかけより受けとめようとかがみ込んだ孝治に
「な~んちゃって! ひっかかった!」 と、おちょくる薫…

このへんの切ない描写はものすごくうまいな~と感動してしまいました!今、この記事を書きながらも、この場面を思い出し、YUIさんのちょっとぶっきらぼうな声が耳によみがえってきて涙がこぼれてしまいます…

悲しい結末を迎えることになるのですが、薫の残したCDがラジオから流れてくるラストは救いがあり、前向きな気持ちを呼び起こし、すがすがしい余韻に浸ることができました…

 素敵な映画でした!


コラボレーション・ポエム 2006

2006-12-16 23:03:13 | アート

天神山文化プラザ企画美術展「コラボレーション・ポエム2006」に行ってきました。

県内の詩人と美術作家各20人が抽選によりペアを組み、共同制作した作品が展示されています。

天神山文化プラザへは先日「アートの今・岡山2006」も見に来ましたが、今回は同じ建物の中の別の展示室が会場になっていました。館内にはいくつも展示室があり、次々とユニークな企画展が開催されていて、おまけに質のよいカタログも無料でいただける…きっと大変なやり手のキュレーターの方がいらっしゃるに違いない!

まず一番に鑑賞したのは、倉庫の中で上映されていた青地大輔さんと則武一女さんの『これから』。カラスの鳴き声が流れる中、一行ずつ則武さんの詩が映っては消えていく…「いらいらしてストレスためて」「人の悪口平気で言って」「車の排気ガスまき散らして」「これからどうなるのだろう」…カラスが心配してくれているよ、本当にどうなるんだろうね…

会場の真ん中に長いさらしの布が置いてあり、規則正しく大小様々なボタンが赤い糸で縫いつけてあります。スマヤ和代さんと石川早苗さんの作品『あなたの心に愛をこめて』。石川さんの詩「ボタンろーど」…「ふりむけば 愛しいボタンたち 次の生を夢見て きらきらと」…ボタンはスヤマさんのお母様とお姑さんが大切に貯めていたものらしい。赤い糸の色合いがとてもかわいらしい。娘Tも2つばかりボタン縫い付けに参加させてもらいました。(自由にボタンを縫い付けていいのです!)

写真の左端に写っているかまくらのようなオブジェは近藤照恵さんと壷阪輝代さんの『つつまれる』。中は豆電球が点され、壷阪さんの詩が貼ってあります…「木枯らしが吹く夜 あたたかい部屋の中で らせん状に 尻取り遊びをする家族 天井の片隅から しあわせが匂ってくる」…娘Tを中に入れ、その詩を一緒に読んだら、なんだか暖かい気持ちになりましたよ!

娘Tが一番印象に残ったという作品は清水美智子さん(詩)と大谷清子さん(絵画)の『ムシのひとりごと』。…地球を焼き尽くす炎、ひからびた不気味な昆虫…「おーい人間今のままでいいのか劣化ウランが飛び散ってこの星は重体だぞ」(!!!)

その他、永岡かずみさんのテラコッタも童話の中から出てきたようでとても素敵だったし…全部は書ききれないけれど、力作ぞろいの楽しい展覧会でした。

 


霧の朝…

2006-12-15 21:26:03 | 日記

今朝、出勤しようと玄関の扉を開けたら、外は一面霧に包まれていました。

空気が白く漂っていて、20メートル先が見えない状態です。1年に何回かこんな日があり、いつもと違う街の風景が突然目の前に現れて驚かされるのですが、それと同時に、何か新鮮な気持ちになります。

視界の遮られた、未知の空間に引き寄せられるようで、ドキドキした気持ちになれるからかな?!

…といっても運転が得意でない私は、そんな悠長なことを言っている場合ではなく、フォグランプを点けて、時速20㎞のノロノロ運転で注意しながら進みました。
(途中よく見えなくて、左端を自転車で走行中のおじさんをひきそうになりました!!…あぶねぇあぶねぇ)

霧は、急に気温が下がったりして、水蒸気が増えるとできるらしい…我が家の近辺は田んぼの用水が流れているから霧ができやすいのかな…?

運転に慣れてくると、どこまでも続く幻想的な白い霧の中をゆっくり進みながら、昨日読んだ小川洋子さんの「薬指の標本」を思い出していました…

物語の妖しげで謎めいた不思議な世界と、現実の目の前に広がる白い世界とが混同して、心は別の世界に彷徨っていました…☆☆


娘の三者懇談へ

2006-12-12 23:28:23 | 

今日はお昼に2時間の有休をとり、娘Sの高校の三者懇談に行ってきました。

ひどい成績をとり続けているSなので、担任の先生とお会いするのもちょっと憂鬱でしたが、2人いる担任のうち、優しい若い女の先生の方に面談をお願いしていたので(もう1人は厳しいおじいさん先生!)、話しやすい雰囲気でなごやかに進みました。

普通科音楽系の自己推薦入試を受けて入学したSですが、現在(1年)は全員同じように授業科目を履修するので、多数の科目を成績優秀なクラスメートと一緒に勉強しなければならず、ついていけずに苦労しています。それが2年になると音楽系に分かれるので(その中でも国立系、私立系に分かれます)、私立系を選択するSは数学や理科とおさらばできるようです!(うらやまし~!)

まっ、その代わりに器楽、声楽、弦楽アンサンブル、音楽理論、ソルフェージュ等、音楽漬けの時間割になるようです。(Sにとって数学や理科よりは苦にならないのでは…?)中庭で昼休みにたびたびコンサートを開いたり、ミュージカルを上演したり、定期演奏会に出演したり、発表できる場がいろいろあって楽しそうです。

成績が悪いので2年に上がれるかどうか心配で、「落第することはありませんか?」とこわごわ尋ねたら、「大丈夫ですよ」と言っていただき、ホッとしました。

それから、ちょうど私達と同じ時間帯に、もう1人の担任の先生(おじいさん)と面談していたのが、偶然にも娘SのボーイフレンドT君とそのお母さん!!…T君とは以前、チラッと会って挨拶を交わしたことはあったのですが、お母さんとお会いするのは初めてです!娘は何度かお宅にもお邪魔しているらしい…

T君はひょうきんで愛想がよく、私にも笑顔で話しかけてくれるし、お母さんは優しそうで柔らかい雰囲気の笑顔が素敵な方でした!…はぁ~こんなに幸せそうな問題のない親子もおられるんだな~とちょっぴりうらやましく思いながら、娘にこんないいボーイフレンソドができたことに感謝の気持ちが湧いてきました…

「アホな娘がお世話になってます~」
「どこに出しても恥ずかしい娘で~」
「優秀な息子さんに影響されて、少しは勉強する気になってるんですよ~」
…と卑下しまくりの私でした!

↑全部、謙遜ではなく本心から出た言葉です~

中学時代、娘のことでは今から思い出しても涙がこぼれるくらいつらい思いをしたので、楽しく充実した高校生活を送ってくれていることを本当にうれしく思った1日でした。


デイブ・グルーシン「マウンテン・ダンス」♪

2006-12-11 23:55:05 | 音楽

朝、いつものように通勤の車の中でNHKラジオ「あさいちばん」を聞く…
(この番組は結構年配の人に人気があるようで、アナウンサーの男性(小野卓司さん・木村知義さん)の穏やかで思いやりにあふれたコメントが心地よく、私も気持ちを落ち着けることができる…朝聞くにはぴったりの番組ですね!)

この番組の合間に流れる音楽は癒し系が多く、結構この番組がきっかけで気に入った曲に出会えたりする…

今日もいつものように番組を聞きながら運転していると…聞き覚えのある、とてもなつかしくてどこか心の奥で捜し求めていた曲が突然流れてきました…
あっ、この曲!…映画「恋におちて」の中で流れていた曲だ!映画もよかったし(私にしては珍しく気に入ったアメリカ映画!…だいたいアメリカ映画とは相性が悪いのですが…)映画の後、しばらくこの曲が忘れられなくて、映画のサントラ版を捜したりしたけれど結局そのときは見つけられず、題名もわからないまま年月が流れていました…

 そうか~!この曲、デイブ・グルーシンっていう人が作った「マウンテン・ダンス」っていう曲だったのか~!! しっかりと手帳にメモしました!…長い間の謎がやっと解けたようでうれしく、さっそくネットでCDを注文しました。

「恋におちて」はメリル・ストリープとロバート・デ・ニーロが主演の大人の純愛物語で、普通の、とりたてて問題があるわけではないそれぞれの家庭で、それぞれ家族と共に生活していた2人が、運命的な出会いにより恋におち、結局2人はそれまでに築き上げてきた家庭を存続できずに失ってしまうのです…

主演の2人が、あふれ出ようとする愛情に悩み、葛藤する姿は切なく、美しい映画でした…

でもでも、私は、ロバート・デ・ニーロの奥さんにとっても同情してしまいましたね!
奥さんは2人のわんぱく坊主を抱えて、日々家事や育児と格闘し、懸命に生きていたんですよ! そりゃいたずら坊主が2人もいれば、生活にも疲れ、いつもいつもロマンティックな気分じゃいられない…女性としての魅力が少し薄れてくることもあるかもしれない…でも、それってだれにも責められないし、夫の責任でもあるでしょ~!(経験者は語る~!!!)

あれれ、映画のことじゃなくて音楽のことを書いていたんだっけ…
そうそう、それで昨夜はずっとデイブ・グルーシンのCDを聴いていました。
「マウンテン・ダンス」は30年近く前に作曲された曲なのに、とても清冽で新鮮な感覚に満ちています。繰り返されるベースの音にのって、自由自在にピアノが揺れ動き、知らず知らずのうちに体がゆれてきます。

デイブ・グルーシンの他のCDもきいてみたくなりました!


「クリスマス会」が終わって…

2006-12-10 00:06:58 | 子ども会・町内会

子ども会のクリスマス会がなんとか終わりました。

土曜日の10時開始だったのですが、その前に6年生の女の子にお願いしていたミュージックパネル「素敵な帽子屋さん」の練習をしなければならず、8時前には会場を開けて暖房を入れ、荷物を運びこみました。

8時過ぎには6年生の女の子たちが来てくれ、さっそく練習開始!帽子屋さんとお客さんとがやりとりするのですが、自分たちだけで向き合ってしゃべってしまうので、前を向いてしゃべるように、見ているお客さんにお尻を向けないように…とアドバイスをします。

ここで一つハプニングが!!
会場のコミュニティハウスには古~い(多分30年以上前の)エレクトーンが寄贈されて置いてあり、今日それを伴奏に使おうと電源を入れたところ、何やらジージーと雑音が鳴り始め、まあ古いから多少の不具合は仕方がない、と我慢して使っていたのですが、そのうちパッタリと音が出なくなってしまいました!!

なんといってもミュージックパネルですから、伴奏は重要!!どうしようかと迷っていたら、6年の女の子が家にあるキーボードを持ってきてくれました。とても小さいおもちゃのような電池式のキーボードでしたが、もう贅沢は言ってられません!これで練習続行です!

「素敵な帽子屋さん」ではお客さんが出てくるたびに歌が入るのですが、主役の2人も歌の役の6年女子も恥ずかしがってあまり声が出ません…普段からものすごくおとなしくてほとんどしゃべらない女の子が歌の役になっていて、全く表情がなく、つまらなそ~な雰囲気を漂わせています…どうにかならないかな~と思ったけど、それもあの子の個性だし、前に出てくれているだけでいいか~と思い直し、私もできるだけ大きな声で歌って応援することにしました。

9時になると4、5年生が来てくれ、一緒にカラーティッシュで作った花やモールで飾り付けをしました。合間には役員のお母さん達でハンドベルの練習もして…(「きらきら星」と「きよしこの夜」を演奏しました)

10時開始!
★ハンドベルの演奏…なんとか終了
★「素敵な帽子屋さん」…子ども達がシーンとくいいるように見入ってくれていた!野次を入れたりおしゃべりする男の子もいなくて大成功!
★ゲーム…じゃんけんをして負けたら勝った子のうしろに電車のようにつながっていくゲーム。結構楽しめて3回も繰り返したよ。
★ツリー作り…100円ショップで仕入れてきた小さなツリーと飾り(星や鐘、モールやリボン)のセットを1人ずつ配り、その場でツリーに飾り付けて自分だけのツリーを作って遊んだ。同じように配っていてもリボンを結ぶ位置やモールで作る形が様々で1人1人の個性が出ていた!
★くじ引きゲーム…小さく切った4種類の色紙を入れた箱を持って回り、一人一枚ずつ取らせ、その色に応じてプレゼントのお菓子を渡す。単純だけど子ども達は結構喜んでくれていた。
★最後にシュークリームを配って解散!

クリスマス会はうまくいき、事故も怪我もなく無事に終了できてホッとしました。いろいろと準備も大変だったけれど、子ども達が喜んでくれればそれでうれしい…

でも…でも…なんだか胸の内がスッキリしません。
今まで、今年の役員のお母さん達はいい人ばかりで、和気藹々とやってこれたとばかり思っていたのに…そうでもなかったみたいなのです…

じゃんけんで選ばれた会長が、会長にはちょっとむいていない、すぐにパニックになる人で、自分の役割を自覚していない非常識な言動が多く、副会長のOさんは随分これまでにも切れまくったらしい…先日そのグチをたっぷりと聞かされた…

それに今朝、会場準備で8時過ぎに来てくれたときの会長と会長の友人Yさんの表情がなぜか険悪!「おはよ~」と挨拶しても無視され返事が返ってこない!…なっなんで~なんでそんなに恐い顔してんの~??私にはサッパリわかりません。なんか私怒られるようなことしたっけ…??(心当たりなし!)

私がプログラムのことででしゃばりすぎたのが気に入らないのかな~(でも、だれも案を出さなかったのよ~)
相談せず勝手にいろいろしたと思われたのかな~(でも段取りや役割分担表も作成して、事前に配布したはずだしな~)

子ども達がどんどん集まってきていても、別室でお祭りのはっぴの片づけを始めて、会場に顔を見せない…(それは後でやろうよ~今やることは何か判断してよ~!)なぜか非協力的な態度…(何か事故や怪我があったらどうすんの~!)こちらが話しかけても無視して他の人と話したり…(さすがにムッときたよ!!)

司会進行役を担当してくれた副会長のOさんも、朝挨拶したら無視された~と怪訝そうな顔…(原因がわからないので…)
2人で???だったけれど「しょうがない。気にせんとこ~(気にしないでいよう)」と慰め合いました…。

職場でもそうだけど、いろんな考えの人たちの中で人間関係をうまく保っていくのは本当にむずかしい…自分と気の合う人ばかりじゃないものね…これはある程度しかたがない…何かあっても後が残らないように、できるだけ早く忘れてその人の人格まできらいにならないように気持ちを持って行ってマス!

子供会の行事も終盤を迎え、後は2回の廃品回収と3月のお別れ遠足を残すのみとなりました。
また、楽しい企画を考えなくっちゃね…最後は仲良く気持ちよく終わりたいな~!


セルフ給油 初体験!

2006-12-06 00:32:41 | 日記

2日続けて忘年会があり、ちょっと疲れている今週です。

毎日の通勤は愛車(?傷だらけ)スターレット(もうすぐ10年目)に乗っているのですが、公共交通機関(バスと電車の乗り継ぎ)を使うと非常に時間がかかり、不便なので、忘年会でもお酒は飲まないで車を運転して帰ります。(車の代行なんてお金がかかるし、帰宅してから洗濯や台所の片付けも待っているしね…)

ここのところ慌しくていきつけのガソリンスタンド(きびきびと動くお兄さんがいつも窓ガラスをピカピカに拭いてくれるし、レディースデーには鉢植えの花をプレゼントしてくれるのよ~!)にずっと行くことができず、忘年会で帰る時間も遅くなったためますます行けず、どんどんガソリンが減っていき、ついに「このままじゃあ明日までもたない~ピンチ~!!!」というところまで追い込まれてしまいました。(赤い印がでています~!)

こうなったら、今まで「私にはムリ!!」っと決め込んで横目で見ながら通り過ぎていたセルフのガソリンスタンドに駆け込むしかない!!

元来無器用なわたくし、機械類はできるだけ触らないように生きてきた人生ですが、この期に及んでそんなことは言ってられません!!覚悟を決めてガソリンスタンドにすべりこみました。

使い方の説明をじ~っじ~っと真剣に眺め、まず用心深く千円札を1枚差し込んでみました。「明日1日もってくれたら、またいきつけのお兄さんのところへ行こう」というその場しのぎのケチな魂胆からです!)
ハイオク、レギュラー、軽油の中から選択するようになっています。もちろんレギュラーですね!
確認ボタンを押しましたよ~!

次は給油口の中のふたを開けてっと…う~んう~ん…ふたが開かない~!!!
左に回したり、右に回したり、押してもだめならひいてみなってな感じで頑張ってみたけれど一向に開かないよ~!!

とうとう力尽き、最後の頼みの綱「御用の方はブザーを押してください」にすがりつくことにしました。思い切って「エイっ!!」と押してみると、隣のインターフォンが「ブルルル~」っと鳴りました…(ビクビクっ)

受話器を上げると、「どうされましたか?」とおじさんの声
給油口の中のふたが開かないことを告げると、「今から行きます」と、ちょっと無愛想な声…

30秒もしないうちに八名信夫(岡山出身悪役俳優)をちょっとだらしなくしたような警備員のおじさんが私の横にヌッと立っていました!…(あれ、あのプレハブみたいな建物の中に警備員さんが常駐してるのか~)あまりに早い登場にビックリ!

おじさんが給油口の中のふたをギリギリッギリギリッという音と共に回すと、難なくふたは開きました~!!(はぁ~

すみませんスミマセンと謝りながら、そそくさと給油ノズルを給油口へ差し込み、レバーを引いてみました…ん?入りませんよ??

隣のおじさんが今度は「メーターが0になってからですよ」と一言

ノズルを元にもどし、給油機のメーターが「0.00」になるのを確認してからもう一度ノズルを給油口に差し込み、レバーを引いてみました。

今度は成功です!!パンパカパ~ン!!

1000円投入したけれど、結局900円分使用し、残金がカードになって返ってきました。おじさんが、次回からこのカードが使えること、当店のポイントがつきます…というような宣伝文句を一応無愛想に教えてくれ、退場しました。ホッ…

でも、1回やってみたらなんていうことはないじゃん!(やっと強気!)
次回からはおじさんなしで頑張ってみよ~!!(何をがんばるん?)

 


岡山映像祭 2006

2006-12-02 23:56:08 | 映画・テレビ
岡山市デジタルミュージアムで開催されている「岡山映像祭 2006」に行って来ました。

今日は娘Tのレッスンがあったのですが、どうしても映像祭に行きたくて、代わりに母に行ってもらいました。(お母さん、ありがとう!)

12月2、3日の2日間開催されていて、今日の上映作品は12作品!
5分に満たない短い作品から2時間近い大作までデジタルなものからアナログなものまでいろんなジャンルの作品が上映されています。

今日は12作品中10作品を鑑賞しました。以下、心に残った作品です。
★『キチガイの一日』(監督:山本明子)38分
 精神病と共に生きる吉沢毅さんの日常を追ったドキュメンタリータッチの作品。自分の病気のことをこれだけ理解して語れるのはすごい!…自作の歌をギターで弾き語りしたり、冗談をとばしたり…病気を受け入れて泰然と生きている…
 でも心の病をもつ夫の姿とどうしても重なってしまい、まだ受け入れる境地にまで至っていない私には少しつらかった…

★『ウミヒトデゴース戸 ビデオクリップ集』(監督:井出豊)6分30秒
 小学校6年生くらいのかわいらしい女の子が歌う姿を、スナップ写真でも撮るように優しいまなざしで追っている。ホントにこの女の子かわいいわ~

★『浮き雲の記録』(監督:河村雄大)3分37秒
 様々な場所でカメラを設置し、長時間撮影した雲の動きを早送りしている。ものすごいスピードで雲がいろんな形や模様を作りながら流れていく映像は圧巻でした!

★『メトロノームのある日常』(監督:福井泉)4分45秒
 廃校になった小学校のようなところで、メトロノームに合せてトロンボーンを演奏する若い女性(ステキ!)、その印象的なメロディーとメトロノームのカチッカチッという規則的な音が最初から最後まで流れ、どこかなつかしいちょっと田舎の風景が写真集でもめくるように次から次に現れ…その風景の中に溶け込んだメトロノームが鳴り続ける…品のいいセンスの良さが感じられ、好きになった作品。

★『討ち入りだヨ!全員集合』(監督:小川亮輔)9分
 ドリフターズを意識したコント風忠臣蔵ですね!やくざの世界を舞台にしていてギャグもおもしろいし、大石内蔵助のボケぶりには笑いました!役者さんたちもうまかった!

★『EACH TIME』(監督:小川亮輔)6分
 上の作品と同じ監督作品とは思えないくらい趣の異なる作品…廃校になる小学校で開かれる同窓会に1日遅れでやってきた青年…そこへ同じように現れる若い女性…でも2人はお互いの姿を認識しないでいる…幻想的なシーンに心惹かれました。

★『秋桜』(監督:安井祥二)43分
 娘が安井監督の映画にエキストラ出演したことを以前書きましたが、その安井監督が大学の卒業制作で撮った作品です。一体どんな作品を撮られているのか楽しみにしてきました…
 ガラス職人の和俊と看護婦の恭子…和俊がプロポーズしようと心に決めたその日、恭子は交通事故で帰らぬ人となる…抜け殻のようになってしまった和俊の前に恭子の友人と名乗る女性・奈緒が現れ、和俊をある秘密の場所へと連れ出そうとする…恭子の心臓を移植された奈緒を通して、恭子が和俊に見せたかったものは……
 もう涙ボロボロです!! お互いを大切に思うみずみずしい優しさにあふれていて、大泣きしてしまいましたよ~!役者さんたちも素人っぽく、へたをすれば恥ずかしくて見ていられない作品になったかもしれないのに、その素人っぽさが逆に純粋で美しい!!こんなに心を動かされたのは、やっぱり安井監督の力ですね!

『秋桜』の後に現在制作中の『海より上 屋上より下』のCMも上映されました。あーあのときの場面だー!わ~みんな映ってる~!(娘も一瞬だけ映りました!)バックに流れる音楽も素敵だわ~♪と感動して眺めました!

上映後に挨拶をされた安井監督と休憩時間にお話したのですが、開口一番「よかったですよ~」と言ったとたん、感動の続きで涙がこぼれてきてしまい、安井監督を動揺させてしまいました!(スンマセン!)

突然のおばさんの涙に気が動転した(?)安井監督、なんと控え室からさっき映したCMのDVDを持ってきてプレゼントしてくれましたよ~!うれし~ありがとう~!!
『海より上 屋上より下』は来年の5月3・4・5・6日に天神山文化プラザで上映されます!
みんな~観にいこうね~!!!

忘年会+お別れ会

2006-12-01 00:41:08 | カフェ・レストラン

職場の上司+同僚とお別れ会を兼ねた忘年会をしました。

場所は岡山市丸の内のルネサンスビル2F、チャイニーズレストラン「福幸」です。

私の今いる部署は人員削減のため、今年度いっぱいで解散になります。年を越すと年度末で仕事がとてもハードになるので、ちょっと早いけれど忘年会と一緒にお別れ会も兼ねて、みんなで食事をしました。

ルネサンスビルは、1階の博物館グッズや外国製のおもちゃが素敵でときどき見に行ったり、3階のイタリアンレストランでランチを食べたことはあったけれど、2階の福幸は初めてです。

丸テーブルの個室に通され、「量より質」といってお願いした上品な料理の数々を堪能しました。チャイニーズといっても、盛り付けや味付けが和風っぽくて、見た目も美しく、生まれて初めて食べたフカヒレのあんかけ(?)は忘れられないわ~!(ヒレを切られたフカさんは一体どうなったんだろう…とちょっと考えたりもしましたが…)、伊勢エビ、白身魚の包み焼き、牛肉のXO醤炒め、つゆそば…デザートに頼んだ胡麻プリンもおいしかった! 

夫が病気になってから、外食する機会がめっきり減り、家族で外泊することもなくなってしまったので、毎日毎日家族の食事のことばかり考えて過ごす日々…今夜は今年一番のぜいたくをさせてもらいました。(ウチのみんな~ごめんよ~)

来週も職場の大忘年会があるけれど、これは仕事の一環だからな~(幹事だしな~)きっと食事をするどころじゃない…まっそんな中でも何か楽しみが見つけられたらいいのですけど…(いつも話さない人と話ができてすご~く気が合っちゃうとか~ないか?)

そんなことより、来年4月、私は一体どこの部署で仕事をしているんだろうか…??
今のように家事全部が私の肩にかかっていると、通勤に時間のかかる場所や残業が日常的な部署に異動になったら我が家はどうなってしまうのか…?
考えてもしかたがないけれど、少しずつでも家事を子ども達に分担してもらえるよう考えていかなければ…これが我が家の当面の課題ですね!