Peace of Mind を求めて…

悲しいことがあっても、必ず新しい朝は来るのですよね

リン☆元気です

2010-07-19 22:34:42 | 愛犬リン
我が家にリンが来てから4ヶ月になろうとしています。

来た当初はものすごく怖がりで、様子をじっとうかがっていたリンですが…


今では毎日いっぱいイタズラをしながら、元気に過ごしています。

こ~んなことをしたり~(目がこわい!)

こ~んなこともしたり。。。

いろんなものを咬んでボロボロにするので油断できません…
ソファのほつれや柱のささくれを見つけようものなら、そこからどんどん被害が拡大していきます(泣)


お散歩は相変わらず苦手で…

ダンボール箱に入れて捨てられていたときに、よほど怖い思いをしたのかな…?、保護されて後、感染症に罹り動物病院の隔離室でつらい時間を過ごしたからかな…?と思うと不憫で愛しくなるのですが…

ある日、夫が一歩も歩かないリンを無理やりひきずって歩かせようとし、言う事を聞かないことに腹を立て、本気で怒鳴っているのを見てとても悲しくなり…

いつもエサを購入している近所のペットサロンのオーナーに悩みを相談したら、親切で気さくなドッグトレーナーさんを紹介してくださいました。
今のままでは社会性が育たず、内弁慶で、お客さんが来たら唸るような犬になってしまうよと言われ、週に1回ドッグランで他の犬たちと一緒に仲良く遊ぶ時間を作ることにしました。ドッグランに出かけた日は、元気に走り回るからか、帰宅するとクテッといつの間にか横になって眠っています。(緊張もあるのかも…)

散歩もいきなり遠くまで出かけるのではなく、最初は玄関の前で外の空気、音に慣れさせるだけ、それができるようになったら隣の家まで…と少しずつ無理をしないで時間をかけていけばいいと言ってもらい、気が楽になりました。

今は50メートルほど離れた公園に出かけ、他の犬が残している匂いをクンクンかいだり、よその犬さんと挨拶したりもできるようになりましたが…10分もしたらグイグイ引っ張り、ハーハー息を切らし一目散に家に向かって猛ダッシュで帰ります!(笑)
玄関まで戻ってくるとホッとした様子で、やっと落ち着いてくれます。

トレーナーさんに慣れてきたら、散歩で上手に歩く訓練もしてもらう予定です。

今日も家の中を駆け回り、ゴミ箱をあさっては叱られ、洗濯かごの中から靴下をさらってきては叱られ…

でも、こんなに無防備な姿で寝ています(笑)


明日の朝は、どうかどうかトイレシートをビリビリに引き裂いていませんように。。。(泣)

『マイケル・ジャクソン裁判』(アフロダイテ・ジョーンズ著 ブルース・インターアクションズ)

2010-07-14 23:35:12 | 

マイケル・ジャクソンについてほとんど何も知らなかった私は、昨冬映画『THIS IS IT』を観て本当に衝撃を受けました!

マイケルって、こんなに素晴らしい人だったんだ!!! 歌声も、本人が作った曲も抜群のセンスだし、踊っている姿を見ているだけでワクワクするし、リハーサルに参加しているスタッフに対しても丁寧で、謙虚で、優しい。。。的確なアドバイスをしていて、演出まで全部自分で指示を出していたんだな~、すごい能力を持った人だったんだな~。。。

初めて彼の実力をじっくりと目の当たりにして感動を覚え、それから数ヶ月の間、通勤の車内で『THIS IS IT』のCDをガンガンに鳴らして聴き続けました。気の重い朝でも、元気を出して出勤することができたのはマイケルのおかげです☆

私と同じく、今までほとんど彼に関心がなかったのに、この映画を観て一気にファンになった人は私の周りに何人もいました。

そして、そのにわかファンと話していていつも話題になったのは、こんなに才能豊かで魅力的なマイケルのことが、人間的な魅力も含めて、どうして今まで世間にうまく伝わってこなかったんだろう…?ということでした。

私も、彼の肌が白くなっていくのを見て、黒人としてのプライドを捨て、白人になろうとしているのだろうか!と否定的な目で見ていたけれど、肌が白くなったのは尋常性白斑という病気のせいだったし、整形手術についても、多数の有名人が手術を受けているのに何も言われず、マイケルばかり取沙汰されるのはおかしい…。マイケルも鼻以外の箇所は整形していないと言っています。

とにかく、何をしてもマイケルはメディアから批判的に扱われてしまっていたのです。慈善事業や自然保護に多大な尽力をしていることなど、全く報道されてこなかったのです。 

この『マイケル・ジャクソン裁判 あなたは彼を裁けますか?』を読んで図らずも明らかになったのは、世界中にファンを持ち、その名を知らない者はいない有名人であり、一般庶民にとっては雲の上の存在と思われていたマイケルが、実は、信じられないくらい純粋で寛容で…その優しさゆえに、あまりにも無防備で不用心だった…という事実でした。

慈悲深く、きさくで、助けが必要と思われる弱者に対しては警戒心を全く持つことなく簡単に自分の自宅に招き入れ、プライベートな場所であるはずの寝室にも自由に出入りさせ、家族同様に寝食を共にし、お金や愛情を惜しみなく注いでいたという信じられないような事実

「ガンと闘ういたいけな子ども」としてマイケルに近づき、子どもを助けることには全力を尽くそうとするマイケルの善意を最大限に利用し、ネバーランドで遊び回り、リムジンや専用機で旅行に出かけ、マイケルの自宅で食べ放題、飲み放題の自由奔放な生活を楽しみ…(不治の病と思われていたガンが、いつのまにか完治していたのはマイケルの愛の力以外のなにものでもない!!!)…そんな手厚いサポートに対する恩義も忘れ、それまで「父親的存在」と手放しで絶賛していたマイケルに対し、金銭をせしめるため、手のひらを返したように破廉恥な嘘を並べ立てた厚顔無恥な一家!!!

愛情を持って接していた一家から受けたこの酷い仕打ちによって、マイケルはどれほど傷ついたことでしょう。。。

父親から虐待を受けて育ち、幼い頃からステージに立っていたため子どもらしい時間を過ごす事ができなかったマイケルは、大人になってからも永遠の子どもを象徴するピーターパンを心の拠り所とし、ネバーランドを作り出し、自室には、孤独を癒すためにたくさんのマネキン人形を並べ、おもちゃやゲーム、本を山積みにしていました。

自分のプライベートを次々に暴かれ、人前にさらされ、初めから悪意の目でしか見ようとしないマスコミにスキャンダラスにかき立てられ…(白人メディアが、黒人であるマイケルを差別的に扱っていた、という説も一理あると思います…)

マイケルの周りには金儲けのために近づいてくる輩は大勢いたけれど、人を簡単に信じすぎる善良なマイケルを、こんな破廉恥で強欲な被告一家から守ろうと、日頃から忠告し、親身になって動いてくれる人間がいなかった…ということも私にはショックでした。

マイケルが亡くなってようやく、悪意を持ったメディアによるゴシップにだまされていた一般の人々の中にも(私もその一人)、それらが悲しい誤解であったことに気づく人が増えてきたようですが…亡くなってからでは本当は遅いですよね。。。

マイケル、ごめんなさい!!!


『オーケストラ!』(監督:ラデュ・ミヘイレアニュ)

2010-07-11 23:15:39 | 映画・テレビ

娘Tと心待ちにしていた作品。

劇中使用されるクラシックの名曲リストに、現在娘が弾いているラロの「スペイン交響曲」も載っていたので、いつ流れてくるのか今か今かと楽しみにしていたけれど…結局聴き取れませんでした~。。。う~む。

作品自体もちょっと期待はずれ…
演奏を聴くには、以前観たベルリンフィルのドキュメンタリーがあまりに素晴らしかったので物足りなかったし…

ヴァイオリンのソリストも、いかにも素人といったボーイングでがっかり!
もっと演奏技術の指導をしてほしかった…。
娘Tも、のだめの映画(後編)で水川あさみ演じる清良が演奏するシーンの方がずっと素晴らしかったと言ってました。

ドタバタドタバタして人間(人種)の描き方が単純で典型的なのも気になりました…。 コメディーだと言ってしまえばそれまでなのかもしれませんが…お客を前にして演奏をする!ということは(私自身オーケストラに所属していたので思うのですが)責任も伴い緊張もするものだし、一種厳かな気持ちにもなるものだと思うのですが…

そんな心情が全く描かれず… 30年ぶりに音を合わせるというのに、団員はパリで遊び回っていて集まらなくてリハーサルもできず…(ありえない!)…かといって30年の空白を埋めるために自主的に練習していた様子も無く…
遅れてきて演奏直前の舞台で席に着くなんて言語道断!!!…こんな場面には全く笑えないし、一種の怒りさえ感じてしまいました。

なので、美しいソリストの両親が共産主義時代、シベリア送りになって死んだ…という、普通なら心にぐっとくるはずの歴史的悲劇も、いまいち私には響いてこなかったのでした…。

チラシに書いてあったように 「マイケルジャクソン THIS IS IT」をおさえ、パリでオープニングNo.1を記録!。。。って本当なのかな?????

フランス映画の笑いは、私には合わないのかな~???

この作品のあまりにも高い評価が、ちょっと腑に落ちない私なのでした。。。