実はわたくし、3月から、ゴスペルを歌うワークショップに参加しています。
月に2~3回のペースで3時間ずつ練習を積み重ね、今月23日(日)には牛窓ナチュラルキャンプ2010にライブ出演し、野外で歌うことになっています
詩礼純子さんという魅力的な女性に率いられた30名足らずの老若男女なのですが、ここで教えていただく歌は、今まで私が出会うことの無かった素敵な歌が多いし、みんなで思い切り声を出して歌う時間は、私にとって貴重な気分転換、ストレス解消のひとときになっています。
無宗教の私にとって、ゴスペルを歌うってどうなんだろう…と思ったこともありましたが、自尊感情を高めてくれる素晴らしい歌と出会うことができ、ゴスペルの力強さと、併せ持つ優しさに、歌いながら涙がこぼれそうになることもしばしば…。
一番最初のワークショップで歌ったのが、「君は愛されるため生まれた」です。
「君は愛を生きるため生まれた
君の存在は愛で満ちている
君は愛を生きるため生まれた
今もその愛 満ちている」
…と少し歌詞を変えて歌っているのですが、自分は一体これからどうなっていくんだろう…と不安を抱えて生きる私に、この歌詞は直球で胸にぐ~っ。。。と訴えてきます。歌うたびに、何か心が浄化されるような気持ちになります。
先日習ったばかりの「I Need You To Survive」も素晴らしい
この曲を歌うたび、美しい響きに心が洗われ、胸がいっぱいになり…声が震えて涙が出そうになるのを必死にこらえています。
アメリカで起きた同時多発テロで同僚?を亡くした方が、生前は好きではなかったその人を失って初めて、自分にとって必要な人だったと気づき、作った曲なのだとか…。ほんと、歌うたびに胸がつまって困ります。。。
もう1曲、最近とても強く心に残った曲は、5月16日(日)に開催された「憲法フォークジャンボリー in おかやま」に出演されていた、よしだよしこさんが歌われた「She said No!」です。
よしだよしこさんが、しなやかで軽やかなのに強さを感じさせる声でこの曲を歌われたときは、ホントに感動して泣きそうになりました。
「公民権運動の母」と言われたローザ・パークスを歌った曲です。
アメリカで人種分離法が施行されていたころ…バスの座席は前が白人、後ろが黒人と決められていました…。仕事帰り、中ほどの席に座っていた黒人女性ローザ・パークスは、白人が乗ってきたため、席を立つよう運転手から命ぜられます…しかし、彼女は立つことを拒否したため警察に通報され、逮捕されるのです…。(後に彼女は「屈服することに疲れていた」と述懐しています)
この事件がきっかけとなり、抗議行動としてのバス・ボイコット運動が起こり、キング牧師をリーダーとする公民権運動が大きく発展していくんですね!
よしだよしこさんの歌を聴いていると、ローザ・パークスさんの毅然とした姿が目の前に浮かんできて…本当に映画でも観ているかのようにその場面が頭の中に浮かび上がってきたんです
魅力的なよしだよしこさん☆ You Tube じゃやっぱりちょっとわかりづらい…8月にまた岡山でライブをされるので、なんとか時間を作って聴きに出かけたいです★
ところで……
牛窓ナチュラルキャンプはとても楽しみなんだけど、本番を1週間後に控えて、まだ全然歌詞が覚えられていません もっと歌いこんで、自信を持って歌えるように頑張らなくちゃ