Peace of Mind を求めて…

悲しいことがあっても、必ず新しい朝は来るのですよね

『パンズ・ラビリンス』(監督:ギレルモ・デル・トロ)

2007-10-30 23:39:04 | 映画・テレビ

夫の頭痛も治まり(一過性のものでした。ご心配をおかけしました!)ホッと一安心したので、月曜日の夜はさっそくシネマクレールのレイトショーに出かけた。


20時45分から上映された『パンズ・ラビリンス』!!

何の予備知識も持たず、チラシに書かれていた「驚くべき作品」「美しい。わくわくした」…等の文字に惹かれ、大人のファンタジーかぁ~どんなんだろ~?…くらいの軽いノリで観にいったのだが…。。。。。。


娘Tを一緒に連れていかなくてホントによかった!…(PG-12でしたけど)


ハリーポッターを観るような気分で行くと、どんな目にあうか保障できない!!…それくらい衝撃的でダークな作品で、観終わった後(夜の11時)、駐車場までの道を、あまりに重い余韻のため、なかなか現実の世界に戻れず、フラフラ・クラクラしながら歩いた…


この映画についてなんと形容してよいものやら…


「美しい」?…確かに美しいけれど、おどろおどろしくて胸が悪くなる美しさ…


「わくわくする」?…というより、私は最初の10分で、ものすごい不安感にとりつかれ、今に何か悪いことが起きるぞ、起きるぞ…という底知れぬ恐怖感からずっと逃れられなかった…


あまりに残酷なシーンに絶えられず、目を閉じ、耳をふさいだことも1度や2度ではない…


時代は1944年スペイン…


独裁者フランコ将軍が築き上げたファシズム体制に対し、人民戦線の残党たち?が必死の抵抗を続けている…

主人公の少女オフェリアは、本が大好きな11歳の少女…
未亡人だった母親が冷酷無比な大尉と再婚したため、危険な戦地へ臨月の母親と共に連れてこられる…


武器、食料の面からも圧倒的に不利な状況の中、死を省みず勇敢に戦う人民軍に対し、残虐非道な大尉!(誤って捕らえた無実の農民をも無慈悲に強殺し、すでに死んでいる兵士に執拗に何発もの弾丸を撃ち込む異様さ…)


私は、自由を求め、ファシズムに抵抗して命を落としていくレジスタンス運動に関わった人たちを描いた映画を観るたび、胸が張り裂けそうになる…


20代のころ、高田の馬場のビルの1室にあったACTシアター(今もまだあるのかな?)で観た、ロベルト・ロッセリーニ監督の『無防備都市』やアンジェイ・ワイダ監督の『地下水道』…(今でもその鮮烈なシーンを思い出す…)

イングリッド・バーグマンとゲイリー・クーパーが出演した『誰が為に鐘は鳴る』…(号泣した!)


当時小学校5年だった娘Sを連れて観にいき、Sが今でも一番好きな映画と言い切る、フェルナンド・フェルナン・ゴメス主演の『蝶の舌』…(抵抗運動ではないけどね…)


抵抗運動に関わる活動家たちは、たいてい強力な軍事力を保持するファシスト軍に捕らえられ、拷問されたり惨殺されたりするので、今回も、フランコ軍の下女として働く人民軍のスパイ・メルセデス(少女オフェリアの良き理解者・この作品での演技はとても印象深い…)や、誠実で内に真の強さを秘めた温厚な医師がいつ捕まえられてひどい目に遭わされるのか、心配で心配で、ずっと緊張しながら見守ることになった…(実際、メルセデスは窮地を救われホッとしたのだが、予想外の受け入れがたい、あまりに悲しい結末が待っていた!!!)


義父に対する言い知れぬ恐怖、嫌悪感…死と隣り合わせの危険な外の世界…そんな悲惨な現実から逃れるため、オフェリアはファンタジーの世界へと身を投じていく…


迷宮の守護神「パン」に言われるまま、3つの試練に立ち向かうオフェリア…
次々と現れるグロテスクな化け物たち…

2つ目の試練の際、妖精たちはなぜオフェリアに誤った鍵穴を示したのか??
何も食べるな、飲むなとあれほど忠告されていたのに、オフェリアはなぜ葡萄を口にしてしまったのか…
メルセデスはなぜ、大尉を殺さなかったのか??
オフェリアは、大尉の酒のグラスに何かの薬をたらしたはずなのに、何の効果も表れなかったのはなぜか??

いくつか疑問に思うこともあったけれど、その裏には何か深いものが隠されているような気もする…


ファシズムに対し、自由を求める大人たちが武器を持って立ち向かっていたちょうどそのとき…多感な思春期を迎えた1人の少女は、極限状態の中、迫り来る巨大な力と必死に向き合いながらファンタジーの世界に身を起き、そこでの試練に立ち向かうという、彼女に出来る精一杯の方法で、このファシズムという巨悪に抵抗し、健気に闘っていた!!


とにかくこの作品はものすごいインパクトがあった!
1日経ってもまだ頭の中では、いろんな場面がフラッシュバックしているし、あの場面はどういう意味があったのだろうか…?と思い巡らしたりしている…

でもでも、どうかグロテスクな生き物たちが、夢の中にまでは出てきませんように… 

 


夫の頭痛

2007-10-28 22:51:16 | 

元気はないけれど、毎日なんとか仕事に出かけている夫…

帰宅するとすぐにベッドへ直行してしまうことが多いけれど、ごくたまに食卓で新聞を読んだり、小6の娘の国語の本読みを聞いてくれるときがある…そんなときはこちらもなんだかうれしく明るい気持ちになり、心穏やかになるのだけれど、それも長続きはしない…


毎週土・日曜日はほとんどベッドで死んだように眠っている…
2日間を寝たきり状態で過ごして、やっと次の1週間を乗り切っている状態だ…


今週私は土・日曜日とも出勤で、娘Tのジュニオケの練習の送り迎えをしてやることができず、どうかなと少し心配ではあったけれど夫に車での送迎を頼んでみた…
きのうは比較的調子が良さそうだったので…


でも、帰宅した私が目にしたのは、ベッドでひどい頭痛に苛まれ苦しんで寝ている夫の姿だった。ズキズキして起き上がれず、結局夕食も食べずに寝てしまった…


何年も前の夫の姿が思い出された…
うつ病を発症する前、1年近く夫は頭痛に苦しんでいた…
頭痛を治すため、脳神経外科へ通い、いろいろ検査も受けたけれど、どこも異常ないといわれ、効きもしない薬をもらってきては飲んでいた…


そして、ついに3年前の5月の連休明け、朝起き上がれなくなり、仕事にいけなくなった…そうして初めて「うつ病」と診断された…


あれから長い年月が過ぎ去り、今でも体調は悪いけれど、一時期の修羅場は切り抜けたかのように思っていた…
でも今日頭痛に苦しんでいる夫の姿を見て、また振り出しに戻ってしまったような、何かとても不吉な予感が私を襲い、気持ちが沈んだ…


休日出勤して自分のための時間が全くなかったので、今夜は映画のレイトショーでも行ってこようかな…と思っていたのだけれど、夫に悪いような気がして行けなかった…


明日の朝はどうか、起きてきてくれますように…
痛みが和らいでいますように…
また、淡々とした日常が戻ってきますように…

 


『ルーラルカプリ農場』へ…☆

2007-10-21 23:44:51 | おでかけ
つい最近まで暑い日が続いていたのに急に涼しくなり、夜は寒いくらいですね!
厚めのふとんを出してきて家族が風邪をひかないように気をつけている今日この頃…でも、おでかけするには最高の季節になりました!

今日は娘Tと2人で、家から車で15分ほどのところにある「ルーラルカプリ農場」へ行って来ました。ここへ遊びに来るのは2度目です。(去年の9月に来ました)前回来たときよりもヤギの囲いが増えていて、ヤギの数も増えているし、かわいい赤ちゃんヤギもたくさんいます!この写真は、2日前に生まれた赤ちゃんヤギです☆
  
お母さんヤギの近くから離れないので、娘Tは触ったり抱っこしたりできなくて残念がっていましたが…かわいいでしょう!?(✪ฺܫ✪ฺ)

赤ちゃんヤギには触れないけれど、ちょっと大きくなった子ヤギたちが柵の隙間から自由に出入りしているのでエサ(100円)をやりながら、なでたり抱っこしたり…

いろんなヤギさんがいますよ!
こ~んなおすましヤギさんや…
 
これはアップね! 

エサくれよ~っとせまるヤギさん!
  
こんなお方もいらっしゃいます!!
 
このブタさん、人によくなついていて、身体をなでてやると、「もっとなでて~!」と横たわっておなかをなでさせるのですよ!(毛が硬いです!)

入園料もいらず、ゆっくり自由に動物たちと触れ合い、自家製のヤギ乳を使った濃厚なプリンをおいしくいただき、農場主の小林真人さんともお話し…ほんとにのんびりさせてもらいました☆
何度でも来てしまいそうな居心地の良い農場がこんなに近くにあってうれしいわぁ~ヾ(@⌒▽⌒@)ノワーイ

ゴミ回収日のバトル!!

2007-10-19 23:20:35 | 

家事をほとんど手伝わない我が家の娘2人の、唯一割り当てられた任務…それはゴミ出しです。


週2回、火曜日と金曜日がウチの地区の燃えるゴミ回収日なのですが、なぁ~んにも手伝わないとしても、せめてゴミ出しくらいは子ども達にやってもらおうと、いつのころからか娘たちの仕事として認知されています。


近所のお宅の小学校低学年の子ども達が、当然のことのようにゴミ捨てに行く姿を見ているので、我が家の娘たちも文句が言えず、しぶしぶ受け入れたのでした。


今日は金曜日…姉Sの当番の日です!
妹Tは、「ゴミ捨てお願いね~☆」と頼んでおけば、「うん」という返事と共に嫌がらずに動いてくれるので、こちらも気が楽なのですが、姉Sの場合は…(`・ω・´)ムー


急いでいるから無理!と言い訳して妹Tに押しつけたり、先週は雨が降っているからか一向に動こうとせず、とうとうヨロヨロしているお父さんが行くハメになりました…


今朝もまつげをカールすることに忙しく、ゴミ回収車(キッチリ8時にやって来る)の来る5分前になっても、自室から出てくる気配がありません


いくらなんでも、もう降りてくるだろうと我慢に我慢を重ね、じ~っと待っていたのですが、もうダメです!タイムリミットです!!


しか~し!ここが正念場です!

ここで私が怒りにまかせ、「いつになったら行ってくれるん!!もう回収車が来るでしょ!間に合わなかったら、生ゴミの袋、あなたの部屋に置いとくよ!!」…とでも言おうものなら(言いたいですけど…)娘Sの神経を逆なでし、プイッと知らん顔してゴミを残したまま親を尻目に登校してしまうSの姿は目に見えています!!


ぐっと怒りをかみ殺し、一息ついた私の口から出た言葉は…
「Sちゃん、今日はゴミ出し、どうしたらいいんかなぁ~?」…でした。穏やか~に問いかけてみましたよ。


そうしたらね!すぐに2階から降りてきたんですよ、あのSが!
そしてヨレヨレのパジャマズボンのまま、サンダルをつっかけてゴミ出しに行ってくれたのでした!…8時3分前でした!!(ギリギリセーフ!!


こちらの言葉かけ一つで子どもは変わりますもんね!
ハイ!わかっております!
でも、毎週こんなに気を遣わなくても、すんなりゴミ出しに行ってくれると助かるんだけどな~!!


居心地のいいカフェ 見つけました!

2007-10-14 01:19:30 | カフェ・レストラン
今日は娘のレッスンの帰りに表町に寄りました。

お目当ては、今月の月刊「おかやま」にも載っていた「cafe Ru!」です。

別のカフェに行ったときお店に置いてあった cafe Ru! のチラシがとても可愛くて(しっぽのヒラヒラした赤い金魚の写真です!)、ず~っと心魅かれていたのです☆

チラシに書いてある地図を頼りに行ってみると、天満屋前の大通りを少し入ったビルの3階に看板を見つけました。

狭い階段をワクワクドキドキしながら娘と上ると木の扉が…。。。
中が見えないのでちょっと不安だったけれど、思い切って入ってみました。

一歩足を踏み入れたとたん、わぁ~!今日は当たりだわぁ~!!と思いましたよ!部屋中に置かれた本棚にコミックを中心とした本が一杯で、手作りっぽい机や色とりどりの中古のソファやイスが見るからにゆったりできそうな雰囲気を醸し出しています!


娘と「いいねぇ~☆」「素敵な雰囲気じゃなぁ~☆」とささやきながら、一番奥の金魚が泳いでいる鉢の隣に座りました。

足もとに金魚さんが泳いでるよ~☆  あれ、窓辺にも別の金魚さんが…
携帯じゃうまく写らないな~。。。
いろんなところに細々飾ってある小物がどれも昭和っぽい(??)っていうか、縁日を思い出すような…なつかしい感じです。お店の写真をもっとうまく撮りたかったのですが、他のお客さんもいたのでちょっと写せませんでした。。。

バナナチャイと紅茶のチーズケーキを頼んで、娘Tと本棚の本をいろいろ出してみては眺めました。(少年マンガが多かったけれど、私は岡崎京子さんのコミックを時間を忘れて読みふけりました。)

先日は、石関町のシネマクレールのすぐ隣にできたおしゃれなカフェ「cifa-cafe」にも行ってきました。←HPのセンスが抜群でしょ!? 特に音楽がステキ!! ここは併設のデザイン事務所が手がけたテーブル、イス、食器などすべてオリジナルで、カフェの中で個展も開催されていて・・・申し分ないシチュエイションなのですが…カウンターの背の高~いイスなんぞに座ってしまったからか、座り心地が悪かったし、どこか殺風景な感じで、他のお客さんとの間が微妙で…長居ができる雰囲気ではなかったので早々に退散しました~!

表町近辺で私の好きなカフェは「サヴダーヂな夜」「COMA」「SYNERGY 73」そして今日見つけた「cafe Ru!」かな~??
あんまり来られないし、ゆっくりする時間的余裕もないんだけれど、たまにこういう居心地のいいカフェへ来て美味しいお茶やケーキを楽しめると、ほっと一息つけてとっても幸せ~な気分になるのでした☆

『スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー』(監督:シドニー・ポラック)

2007-10-12 23:20:03 | 映画・テレビ

遊び心たっぷりの奇抜な作品で知られるトロント生まれの建築家、フランク・ゲーリーのドキュメンタリーを観ました。撮ったのは彼の親友であるシドニー・ポラック。


建築について詳しいわけではないので、フランク・ゲーリーの名前を知ったのも、作品を見たのも初めて。。。
 でも、次々と登場する作品を見て、ぶったまげましたよ!!


建築物といえば、地面に対して垂直に建っているものという常識が見事に覆されてしまいました!…な~んかゆがんでます~!! (笑)
建物というよりは、SFっぽい宇宙からやってきた巨大な宇宙船みたいだったり…(作品はココを見てね!)


最初、彼の作品は funny だとか weird だとか stupid-looking だとか言われたようですが、「変に見えるところがいいんだ!」 と開き直ってからは独創的な作品を次々と造り上げていきます。


まず最初の模型は、若手助手と、厚紙をテキトーにジョキジョキ切ったり、セロテープでペタペタ貼ったりして作られるのですが…なっなんだそれ~!?まるで小学生の工作じゃないか~!!
 それに設計図なんてとても設計図といえるような代物じゃあないよ~!(抽象画っぽい殴り書きのような…でも、うまいです!)


こんな風に一見テキトーに、自由奔放に考え出されたかのように見えるカタチが、パソコンに取り込まれることによって、緻密に計算された、「奇抜でも見事に秩序を保っている」作品へと実体化されていくのです!!


どれも独特のカタチで、SFの世界に登場する宇宙都市に似合いそうな建物なのだけれど、やっぱりスペインのグッゲンハイム美術館が一番圧巻ですね!
いつの日か、実物をこの目で見て、中へ入ってみたいな…☆


彼自身から、子どものころの思い出(おばあちゃんと木くずで町を作って遊んだ話)、若いころ運転手をしていた話など語られるのですが、「ユダヤ人としてたたかっていた」ころのこと、奥さんや子どもさんとのこと(うまくいかなくなり離婚し、別の女性と再婚した?)、セラピーに通うようになったいきさつなど、サラッと語られただけだったので、天才建築家として貫禄を備えた現在の姿ばかりでなく、若かりしころの苦悩した時代の話をもうちょっとじっくり聞きたかった気もしました。


でも、才能ある芸術家(フランク・ゲーリーも建築家というよりアーチストという感じです)の作品の創作過程を観ることができてワクワクし、新鮮な幸福感に浸ることができました☆


「エルネスト・ネト展」…& うどん!

2007-10-08 22:49:17 | アート
連休最後の8日…せっかくの休みなので最後は自分のために使いたいなと思い、丸亀市猪熊弦一郎美術館で開催されている「エルネスト・ネト展」へ行って来ました。
 映画友達のYさんが今回のネト展のことを教えてくれ、これは行かなくっちゃ~!と思い、昨日の体育大会で疲れた身体に鞭打って出かけることにしました。  「おいしいうどん食べに行こ~!」と誘って娘Tも一緒に連れ出しました。


猪熊弦一郎美術館へ来るのは3度目かな?…ほんとに丸亀駅のまん前にあるんですよ!
この写真は美術館から丸亀駅を撮ってみました。

買い物の行き帰りに気軽に立ち寄ってほしい…という想いから、生前の猪熊さん自身が敷地を選んだそうです。大きな箱型の入口も、並んでいるオブジェもユニークで何度来てもワクワクする素敵な空間です。

「エルネスト・ネト展」は、今日が最終日です。

受付でチケットを購入したら整理券を渡されました。入場時間が11時~11時30分と制限されています。時間が来るまで、吹き抜けの広々とした2階の空間で、猪熊さんの絵をゆっくり鑑賞しました。若かりし頃の奥様を描いた作品や、晩年の顔の連作など、作風の異なる作品が並んでいて見応えがあります。

11時前に3階の展示室入口に行ってみたら既に長蛇の列が…。子連れの方も大勢来ています。
まず入口で靴を脱ぎ、展示室いっぱいにつるされ、ぐるりと全体を取り囲んでいる白い布の隙間から中へ入り込みました。
床一面に敷き詰められているポリウレタン(?)の,適度に沈み込むふんわりした感触の心地よさに足がまず反応しました★
 
エルネスト・ネトは、「1964年、ブラジル・リオデジャネイロに生まれ、1980年代後半から作品の発表を始め、伸縮性にすぐれた薄い布地を用いた有機的な形態のオブジェや、その布地で構成されたインスタレーション作品で国際的な注目を集め」ているそうです。

 今回の作品は、この会場に合わせて制作されたインスタレーション作品だそうで、白い布で覆われた広い空間のあちこちに、触り心地の良い布で作られたオブジェが点在しています!柔らかい布の中身は何なのでしょう?…そば殻?? いや、もっと細かいビーズのようなものかな?
 子ども達は、柔らかいもので一杯の広い空間内を飛びはね、走り回り、クッションの中にジャンプし…大人たちも(私も)、大きくて丸くて柔らかいオブジェの中に身を沈め、身体全体が包み込まれ、抱かれるそのあまりの心地よさに思わず眠り込んでしまいそうでした! 
 周りを包み込む大きな白い布をひっぱり、固定させているのはこのズタ袋です!中身はウコンとチョウジです。近くに行くと、結構強烈な匂いがしましたよ!

30分の入場時間はあっという間に過ぎ、あんなクッションが我が家にもあったらいいのにね~!と娘と名残惜しい気持ち一杯で会場を後にしました。

ちょうど時刻はお昼時!やっぱりお昼はうどんを食べなくちゃね!

前回来たときは1勝1敗だったので、今回はお店選びで失敗をしないように駅の観光案内所で地元の人に人気のうどん屋さんを紹介してもらいました。
 駅から歩いて15分のところにある「綿谷」というお店です。娘と丸亀港や太助灯籠を眺めながら歩いていくと…お店の前に行列が…でもセルフのお店で回転が速いので、少し待っただけで店内に入ることができました。
 ここでちょっと失敗!…セルフでメニューを考える余裕がなく、普通のぶっかけうどんを注文してしまいました! 後で地元の人たちの注文する様子を観察していたら、ほとんどの人が肉うどんのぶっかけに温泉卵をのっけているではないか! しまった~!あれが人気メニューだったんだな~!!「後悔先に立たず」ですぅ~!それにしても、普通に頼んだのにすでに大盛り!…私と娘には量が多すぎてちょっと飽きてしまいました。でも地元民の方々は、若い女性もお年よりも、み~んなこの量を平気でたいらげておられました!

恐るべし香川県民!負けました。。。
今度来たときは、またおいしいうどん屋さん探しをしますよ~!

「むかで競争」に出た!

2007-10-07 23:49:57 | 子ども会・町内会

今日は学区の体育大会でした。


8つの町内別に21の競技で得点を競う、学区連合町内会の一大イベントです!


昨日から体協役員はもちろんのこと、子ども会役員、愛育委員、婦人会役員…み~んな駆り出されて準備や参加で大忙し!!


今年、愛育委員をやらせてもらっている私は、きのうは体育大会後の打ち上げの飲み物・おつまみの買出し、テント張りに参加し、けさは8時すぎからテント張りや机・イスの設営をお手伝いしました。


去年は子ども会役員として参加したのですが、今まで競技に出場したことはありませんでした…。(頼まれても断ってました。とても出る自信がなかったから…)


ところが今年は仲良しの体協役員の人から、出る人がいなくて困っているからと頼まれ、(自分が体協役員になったときのことも考え…)断りきれず、不安を胸に「むかで競争」に出場するハメになってしまいました!


どんな競技なのかもよく分からなかったけれど、その場で顔を合わせた8人!!若いお母さん達が競技前からジョークをとばしてくれて意気投合!! 1本の丈夫な荷紐に作られた16の輪にそれぞれ足をつっこみ、えぇ~!こんなに窮屈な格好で~!?…と思うまもなく「よ~い!」の合図が…!!


応援に来てくれていた面倒見のいい理事さんの助言で、合図の笛がなる前から8人で「イッチニ!イッチニ!」と足踏みを始めました。合図と同時にそのまま走り出し、8人で大きな声で掛け声をかけながら思いっきり足を開いたガニマタで、はねるように進みます。
 旗を回るまでは元気よく掛け声を出していた私ですが、後半はどっと疲れが出てきて声も出ないほど…ゴールしたときはヘトヘトで倒れそうになりました!!


経験者のお母さんから「きついよ~!!」と聞いていたのがやっと分かりました!

でもでも、結果はなんと8組中2位 これは例年からすると、ものすごい快挙だったらしく、皆さんからお褒めの言葉の嵐が!!
 応援してくれた娘Tからも「メッチャ速かった~!!」と言われ、鼻高々!!((^┰^))ゞ テヘヘ

やった~!!
来年もやるぜ~!!


と急に強気になった私なのでした!

今日は1日中、お日様を浴びて立っていたし、打ち上げの準備や後片付けもあって、も~疲れたなんてもんじゃなかったけれど、日頃ゆっくり話す機会のない近所の仲良しのお母さん達と、ビールを飲みながらおしゃべりができてとても楽しかったのでした☆

 


修学旅行の思い出は…?

2007-10-04 23:08:42 | 

小学校6年生の娘Tが、10月3日から1泊2日で修学旅行に行って来ました。


行き先は大阪・奈良・京都方面…(私が小学生のときから何十年も、岡山の小学生の修学旅行先は変わっていません…。)


岡山駅 → 新大阪駅 → 大阪城 → 奈良公園 → (京都市内泊) → 清水寺 → 銀閣寺 → 金閣寺 → 映画村 → 京都駅 → 新大阪駅 → 岡山駅…という駆け足のコースです。


1晩だけTがいなくて静かで寂しかったけれど、1泊2日はあっという間です!
今日は、解散場所になっている近くのJR駅まで迎えに行って来ました。

校長先生、養護の先生、担任の先生、カメラマンのおじさん、添乗員さんと一緒に子ども達が全員無事に帰って来ました。よかったよかった!


帰りの車の中で、「どうだった?、楽しかった?」と尋ねる私にTが息せき切って話してくれたのは…

旅館で寝る前にみんなで観たテレビの話!!(「ザ!世界仰天ニュース」らしい…)

33人もの少年を殺して自宅の地下室に埋めていたのになかなか捕まらなかった殺人鬼がどうやって警察に捕まったのか…
イギリスの13歳の少女が赤ちゃんを産んで育てていたけど、ひざのガンになり、あと1年しか生きられないと言われ、自分の姿をビデオに映して子どもに残してやった話…(イギリス人みんなが泣いたんだそうです!)
どっちが恐いか?…釣り針がまぶたにささった話!! or 目薬と間違えて瞬間接着剤を目にさしてしまい、まぶたがくっついてしまった話!!


帰りの車の中でその話は始まり、帰宅してからも夕食のしたくをしている私のそばにくっついて延々とそのテレビの話をしてくれ、食卓についてからも、最近また絶不調でものすごく暗い顔で背中を丸めてうつむいている夫のすぐ横で、さらにその話を饒舌に語り続けるTって…


大阪城は? 奈良の大仏様は? 金閣寺は? 銀閣寺は? 
一体どこ行って来たんだよ~ と心の中で叫ぶ母なのでした。。。ε=┏(; ̄▽ ̄)┛



ついに決意!

2007-10-03 00:01:55 | 日記

大げさなタイトルですけど…、一体、何を決意したかというと???


小学生のころから運動神経が鈍く、運動会が大嫌い!!身体を動かすことに対して、この年になるまで、終始一貫して強~いコンプレックスを持ち続けてきたこの私が、ついについにスポーツクラブに通うことを決意しました!!(笑)


日頃から運動不足を痛感していたところ、エアロビクス・ジャズダンス・水泳・山歩き…となんでもこなす70代半ば☆元気印の母に誘われ、おまけに5名以上同時に申し込むと月会費が4300円になるというキャンペーンにつられ、母・私・妹・弟夫婦の計5名で入会したのでした!!


とはいっても、みんなそれぞれ出かける時間がバラバラなので一緒に行くことはなく、私はいつも(といっても1週間に1回がやっと…)平日の夜10時前、洗濯物を片付け、夕食の後片付けをすませてから出かけます。(夜12時まで年中無休で営業しているのです。休日は、家族のことでなんやかんやと忙しくて行けません。)


この時間になるとさすがに身体も疲れているので、「あぁ~行くのどうしようかなぁ~…このままお風呂に入って寝たほうがらくちんだよなぁ~。。。」という後ろ向きの、らくちんへの誘惑にかられるのですが、下半身にしっかりついてしまった醜い脂肪に目をやるたび、「うう~!このままじゃいか~ん!! なんとかせねば~!!」という切迫感にかられ、しぶしぶすごすご出かけることになるのです!


母につれられて一番最初に出かけたときは、スポーツウェアも持っておらず、娘Sが中学のときの体操服(ジャージ)と体育館シューズで、まっこんなもんかな~ってな感じで出かけました。。。でっ、行ってみたら、みなさんそれ用のウェアに身を包み、生き生きと慣れた感じでマシンを操っておられ、私のダボダボスタイルは超やぼったくて恥ずかしく、浮き上がっているような気がして、思わず後ずさりしてしまったのでした!(泣


あんまり恥ずかしかったので、次は母に膝までの長さのレオタードを借りて行ったのですが、これもちょっと…。。。今度はあまりにピチピチで、鏡にうつる姿は自分でも見るに堪えず、ついにスポーツクラブ内のショップで身体の線が目立たないジャージを購入し、やっと気分的に落ち着きました。


このスポーツクラブでは、毎日多彩なプログラムが、多彩な講師陣によって開催されています。


エアロビクス、ジャズダンス、HIPHOP、バレエ、フラダンス、ヨガ、太極拳、気功…など等。
 私がいつも参加するのは「かんたん」と名がつくトレーニングやエアロビクスです。初心者向けなのですが、それでも手と足がこんがらがったりして、笑ってごまかしながらやっています。


健康のため、1週間に1度くらいは通い続けたいと思っているのですが…さてさていつまで続くでしょうか…??(もうすでに後ろ向き?)