Peace of Mind を求めて…

悲しいことがあっても、必ず新しい朝は来るのですよね

歓送迎会でした!

2007-03-30 23:54:30 | 日記

4月から異動する部署で歓送迎会を開いてもらいました。

新しい部署は、外の人たちから、
「いつも上司がけんかしている」「夜遅くまで残業するのが当たり前になっている」「人間関係が殺伐としている」「口の利き方が無愛想」…等々、ひどいことを言われています。

私も人間関係が悪そうに見えたので、絶対行きたくない部署のひとつとず~っと思っていました。でも、旧部署から机、椅子を運ぶときには、忙しい時期なのに3人も手伝いに来てくれるし、パソコンやプリンターの設定も快くしてくれるし…何か私がウロウロしていたら、すぐに誰かが救いの手を差し伸べてくれるのです。

今日の歓送迎会は柳町にある「べんがらてい」という居酒屋でありました。細い路地を入ったところに赤いべんがら格子の入口があり、えっ?こんなところに?…というような場所でしたが古い民家を改造した居心地のいい空間で、お料理も結構おいしく(お刺身、たっぷり削り節のかかった豆腐サラダ、鳥のから揚げ、てんぷら、焼きおにぎり…)、飲み放題2時間でとても盛り上がりました。いろんな人としゃべったのですが、みんな前向きで優しい人ばっかりじゃないですか~!!

中にいる女性たちは口をそろえて、「うちの男性はみんな優しくて、とてもよく動いてくれる」「上司は口下手で外からは悪く言われているけれど、中にいる部下には優しい」「お互いに思ったことをハッキリ言い合うけれど、後に引くことはない」…

うわさと全然違うじゃないか~!!

悪いうわさはどんどん広まっていくのに、中の人たちが言っている「いいうわさ」はちっとも伝わってこないのだ…人の悪口を言うことで、「あ~よかった。あの人よりは自分はましだ」と思って安心している愚かさよ!

中にいる人たちが、「あの人はこういう欠点もあるけれど、こういういいところもある」「あの人たちがいてくれることで、とても助かっている」「今の部署は仕事はとても大変だけど、やりがいや充実感を感じることができる」…と話してくれるのを聞いていて、自分はとても幸せなんだと思えてきましたよ。
私もここで早く仕事を覚えて頑張るぞ!!と前向きな気持ちになれたのでした。


春ですね~☆

2007-03-28 23:53:34 | 日記
すっかり暖かくなりました!
外を歩くのが気持ちが良いです。地震の被害に遭われた方々のことを考えると、こんな呑気なことを言って申し訳ないのですけれど…

職場の敷地内でもいろんなところで春を見つけることができます。

桜の花も、もうすぐ満開になりそうです!わざわざお花見になんていかなくても、職場の敷地内で桜の花のアーチができて、それはそれはきれいなんですよ!

それから、こんなのも見つけました。

ワラビです!あちこちから顔を出しています。
子どものころからツクシやらワラビやら採るのが大好きだった私は、思わず採って帰ろうかな~という衝動にかられてしまいます。(仕事中だからね~!)

ツクシは母がいつも佃煮にしてくれ、ワラビはあく抜きして卵とじにしてもらってました。母のまねをして、私も夫や子ども達に作ってみるのだけれど、あんまり喜ばれてないみたい…

でも着実に春は訪れていますね!

夫は今のところ、午前中だけ出勤させてもらっています。でも、とてもしんどそうで、表情も暗くて暗くて…
毎朝出勤前に「お父さん、ちょっと笑ってごらん~」といって笑わせようとするのだけれど、絶対に笑ってくれない…
眉毛が薄くなってしまって、平安時代の人(?)みたいなので(笑)、私が毎日まゆ墨で眉毛を描いてあげてます!
「お父さん、眉毛描いたらカッコよくなったよ~」と娘Tと2人でおだてて笑わせようとするのだけれど、絶対に笑ってくれない…

これからどうなるのかな…
気候が良くなって、夫の症状も良くなってくれないかな…
我が家にも春がきますように…

オーストリアへ出発した娘ですが…

2007-03-25 23:01:52 | 

娘Sが今日からオーストリアに向けて出発しました。「全日本高等学校選抜オーケストラ・オーストリア公演2007」に参加するのです。

先週やっとのことでスーツケースに荷物を詰め、オーストリアへ飛ぶ前のリハーサル場所・山中湖畔の宿舎へ前もって送ったのですが、いよいよ出発となると、あれやこれや必要な物が出てきて、けっこうな荷物になってしまいました。

なにより、オーストリアまで重~いチェロをかついで行かなければならないのです!!
いやぁ~私もちょっとかついでみましたけどね、10歩も歩けませんでしたわ~

出発前に玄関前で写真をパチリ! ぼかしてますけど~この格好にもう一つスーツケースが…オーストリアまでたどり着けるのだろうか~!!??

岡山駅の階段の上り下りで既に「もうダメ~!」と弱音を吐く娘S!…おいおい、まだ旅はこれからだぜ~!!!
普段、高校の部活でチェロを弾くだけで、家に持ち帰ることもないし(自転車通学ですから…)、チェロをかついで歩くことなどほとんどなかったので、今回のチェロ持参の旅は過酷なものになりそうです!

運よく娘の高校から、チューバで参加する一つ上の男の子がいるので、一緒に行ってもらうようお願いしました。一人旅などしたこともなく、常識が欠如している娘Sですから本当にありがたいです~!頼りにしてます~!
 チューバもチェロもおんなじくらいでっかいのです。大荷物の2人組!無事に行き着くのでしょうか~!!

日頃からぶつかり合うことの多い私とS…「片付ける」ということを一切しないSなので、Sの散らかした後を片付けて回りながら毎日怒りを爆発させていた私!Sがいなくなったら、どれだけほっとすることか…と内心楽しみにしていたのに…

Sがいなくなった我が家は、ひっそりと静まり返り…もぬけのから状態…
 
夫は横たわったままピクリとも動かずいつまでも寝ているし、娘Tも姉がいないとケンカ相手がなくて、いつのまにか毛布をかぶって寝ているし…

おいお~い!みんな、しっかりしてくれよ~

夫のぐったりした姿を見ているとつらくて、いつもSに悩みをこぼしていた私…
腹が立つことばかりでも、Sの存在って大きかったんだなぁ~と今さらながら感じてしまう…いつも3人でなんとか夫を支えてきてたんだなぁ~…いてくれるだけで支えになってくれてたんだなぁ~(しみじみ)

…と、娘Sから突然電話が!
「おかあさ~ん、あのな~送って欲しいもんがあるんじゃ~、パンツ3枚じゃ、足りん(足りない)~」

もー!最後の最後まで~!
そんなもん、どこかで買うか、洗濯してどうにかしてください!ジャンジャン!!


演劇ユニット 水蜜塔 第3回公演 『Voices』

2007-03-24 23:46:45 | 演劇・ダンス

今週末も天神山文化プラザ土曜劇場に行ってきました。
演劇ユニット水蜜塔第3回公演『Voices』…

演劇ユニット水蜜塔は、「地域において舞台芸術の本格的な人材養成をめざして2001年に創設された岡山舞台芸術ゼミナールの修了生らによって、2003年9月に結成された」そうです。

水蜜塔の旗揚げ公演『ただようように』(2004年7月)も観ましたが、岡山の第一線の演劇関係者が中心となって取り組んでいるらしく、今回も質の高い舞台を見せてもらいました。(『ただようように』は、先日観た劇団MONOの役者:水沼健さんが演出をしてくださっていたのですね!)

開演前、客席には波の音が小さく流れていたのですが、よせては返す…この途切れることのない静かなさざ波が、最後まで心の中で繰り返し響き続ける…そんな余韻のあるお芝居でした。

バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」がピアノで奏でられ、薄暗い舞台前面中央には毛布にくるまり、マッチの灯りを見つめる3人の女性…。最初の場面から宗教的で神聖な雰囲気に包まれています…

ギリシア神話「オイディプス王」(父を殺し自分の母親と結婚したオイディプス王の数奇な運命を描いたギリシア悲劇の一つですね)をモチーフにしたという、森谷めぐみさん作のこの物語は、パンフレットにも書かれていたように「一篇の詩のようなもの」であり、何が現実で何が空想の世界なのか、どこまでが現代社会でどこまでが古代ギリシアの物語なのか…
 
船底で眠り続ける、暴君だった船長…
漂流する船から脱出するためにカヌーを彫り続ける盲目の弟…
影絵芝居を心の糧とする姉…

「あらゆる善意は地獄へ続いている」…
目の見えない弟、心の目が見えない姉…

老夫婦の息子スミオは姉弟の近親相姦によって生まれた…?そして殺された…?
もやしスープを作る老婆、そして「ラーマソフト」…?

時間も空間もその境目が曖昧で、心の底に物悲しさと祈りを引き起こす、感覚的で儚い言葉の流れに静かに身を任せ、舞台を見つめていました…

衣装もギリシア神話を思わせる、神々しい美しさがありました。
長身、長髪で白いレースの衣装に身を包んだ姉が、後ろ向きで舞台前に座り、身体を少し斜めにして、手にした薄い木片のカモメを照明の中に浮かび上がらせるシーンは、何ともいえぬ物悲しい美しさがありました…

最後に演出の風早孝将さんもおっしゃっていましたが、東京でも大阪でもなく、この地元岡山で、これからも着実に、才能ある人材を育成し、質の高い舞台を創り上げてほしいですね! 

期待しています!


『バッテリー』(監督:滝田洋二郎)

2007-03-21 23:30:32 | 映画・テレビ

今日は朝一番にお墓参りに行った後、娘Tと岡山メルパへ『バッテリー』を観にいきました。

原作は岡山出身のあさのあつこさん、物語の舞台も岡山、撮影も岡山…ということで、どこか知ってる場所でも映るかしら…くらいの軽い気持ちで観にいったのですが、これが予想をはるかに上回る素晴らしい作品で、観終わった後も、すがすがしくてさわやかな余韻が長く残り、もう一度観に行きたい~と手帳とにらめっこしているところです!

この作品くらい登場人物のキャラクターと役者さんがピッタリ合っている作品はないのではないかと思うくらい、主役の2人を含むすべての俳優さんたちが役にはまりすぎるくらいはまっていて、そのへんのセンスの良さも抜群ですね!(とても中学生には見えない相手チームの選手も登場しますが、まっ、雰囲気出してましたから○)

とにかく主役の2人、原田巧役の林遣都くんと永倉豪役の山田健太くんが、もう~本当に素晴らしいのです!! 林遣都くんはクオーターっぽい日本人離れした涼やかな眼差しに孤独感と繊細さを漂わせ、山田健太くんはさわやかで人懐っこくて、観る人すべてをほっとさせてくれるような明るい笑顔をふりまき…この2人のバッテリーは最高ですよ~ この2人をオーディションで選んだ時点でこの作品は成功を約束されたんじゃないでしょうか…?(2人共映画初出演で滝田監督には相当しごかれたみたいですけれど…)

映画初出演でこれだけ微妙な心の変化を表現し、観客を惹きつけて魅了した2人はすごいです! 2人の才能を引き出した滝田監督の手腕も素晴らしいです!

まだ平成19年は始まって間がないですけれど、今年のいろんな映画の賞レースでこの2人は主演男優賞とか助演男優賞とか新人賞とか総なめにするのではないでしょうか!!??(私の予想!)

映画としての作品自体も素敵だったのですが、いやぁ~私はこの作品で、これほど才能にあふれた、このさわやかな2人に出会えたことが一番うれしい!! この子たち、これからどんどん人気でるよ~きっと! 若い女の子たち、それにオバサンだってほっとかないよ~!! ハンカチ王子どころじゃないよ~!!!

…と巧と豪にメロメロになってしまった私なのでした!(今回は作品の感想は略!


韓国からの留学生R君

2007-03-20 23:53:50 | 友人・知人

今日は学位記授与式の受付業務のため、朝7時に家を出て体育館へ…
 男子はスーツ、女子は振袖、袴等、晴れやかで華やかな姿に、毎年のことながら、送り出す私たちもうれしい気持ちになる日です。

でも体育館は恐ろしく冷え込み、プログラムや胸につける花を渡す私たちの手もかじかんでカチコチ、卒業生も保護者の方たちも寒さに震えながらの式でした。

式が終わると急いで大学へもどり、今度は修了祝賀会の準備です。
 今年は学生さんたちの好きそうなメニューを考え、前もって調理員の方にお願いしていたので、から揚げ、シーフードのフライ、スモークサーモン、ローストビーフ、にぎりずし、サンドイッチ、フルーツ、ショートケーキ…おいしそうな料理がずらりと並びました。

14時に開会し、まず学長や研究科長から学会等で受賞した修了生が表彰されます。みんな、一生懸命研究をやってきたよね!  本当にご苦労様~! 
 事務の私たちにも学生さんたちが「お世話になりました~!」「一緒に写真撮らせてください!」と挨拶しにきてくれます。うれしいものですね。
 みんなのこれからが幸多きものになるよう、精一杯の心を込めて「おめでとう!」と声をかけます。

話しかけてきてくれた学生さんたちの中で、ちょっと元気がなかったのが韓国からの留学生Rくん…せっかくのごちそうなのに、お腹をこわしていて、何も食べられないのだと言います。
 いつも礼儀正しくさわやかで、学内で会うと丁寧に挨拶してくれ、「研究は進んでる?」と尋ねると、「はい。楽しすぎるくらい楽しいです」と流暢な日本語で答えてくれるRくん。
 Rくんは現在修士課程の2年生で、4月からは博士課程に進学するのですが、学部のときから在籍しているので、日本での生活も7年目になります。学部生のとき徴兵制度のため大学を休学し、2年間軍隊で過ごした後、復学したのです。

復学した後、こんなこと聞いてもいいのかな…と思いながらも「軍隊での生活、どうだった?…」と尋ねたことがあります。(韓国映画『ペパーミントキャンディー』の暗いイメージがあって、こわごわ尋ねました…)
 そのときもRくんは、私の不躾な質問に対してにこやかに、でもちょっと小さな声で「行った人じゃないとわからないと思います…」と答えてくれたのでした。

Rくんが何も食べようとせずポツンと座っていたので、気になって横に座り、大丈夫~?最近どんな勉強してるの~?と話していたら、韓国の環境問題の話になり、いきなりRくんはポケットから箸箱を出して見せてくれたのです。
 そうです、マイ箸です。私も30代前半のころの一時期、マイ箸を外食先に持参していたことがありましたが、お店の中で1人だけそういうことをするのは結構勇気がいり、恥ずかしさもあって続けることができませんでした。
 Rくんから、昔は間伐材の有効利用と考えられていたこともあったけれど、現在は97パーセントを輸入に頼っており、日本での割り箸に使用されるために中国等で森林破壊が急速に進んでいることを聞きました。同じお箸を使う国でも、韓国では割り箸は使わないらしい…。
 新しい割り箸をピシッと割って、食事をいただく…というのは日本の文化!と考えないこともないのだけれど、1回きりで使い捨て、大量のゴミとなり、おまけに森林破壊!とくればこれはやっぱり考えさせらます。
 Rくんは、日本のお世話になっている先生方10人に韓国製の箸箱と箸のセットをプレゼントしたのだけれど、マイ箸として持ち歩いてくれているのはそのうちの1人だけです…と寂しそうに笑っていました。

よぉ~し! Rくん!私もマイ箸運動、もう一度参加するよ~!!
Rくんの仲間になるよ~!!

帰宅して、我が家の娘TにRくんの話をしたら
『おかあさん、その人エライなぁ~(岡山弁のエライは「りっぱ」の意味で~す)』
『私も今度から箸もって行く!』 とのこと。(仲間1人追加!)

我が家の外食はラーメン屋かお好み焼き屋さんくらいですが、今度から必ずマイ箸もって行きますよ~!!
ほんとに些細な、取るに足らないことかもしれないけれど、何か自分のできることから始めなくっちゃね!
 


眠い1日…。。。

2007-03-18 00:57:23 | 日記
今週はなんだかとても疲れてしまい、昨夜はいつもよりだいぶ早くふとんに入り、いつもの倍の時間眠ってしまいました…(笑)

けさはY先生のクリニックへいつものように夫と2人で出かけ、現状を話し、聞いてもらってきました。出勤しながら回復していくこともあるから、悪いほうに考えないことだよ、と優しい穏やかな笑顔で励ましてもらいました。夫も午前中だけとはいえ、全く初めての部署に2日間出かけ、なんとか時間を過ごしてきたのです。よく頑張っていると思います…。

昼食後、娘Tのヴァイオリンのレッスンへ…。子ども会の遠足やインフルエンザで休んだので久しぶりのレッスンでした。最近は自分の力で練習してくれるようになったので、練習のことでTとケンカすることがなくなり、私のストレスもかなり減りました(うれしい!)
 あんなにグーグー寝たはずなのに、今日も娘のレッスン中に15分くらい居眠りしてしまいました(恥ずかしい!)…先生にも気付かれたかな~

帰りにヤマハで楽譜を買い、生協で買出しをし、TSUTAYAで娘Tがまた「タイヨウのうた」を借りました…(YUIさんに相当あこがれています!)

帰宅して急いで夕食の支度をした後、1人で天神山文化プラザに出かけました。
中四国演劇フェスティバルin岡山!今日のお芝居は、地元岡山の劇団SOFT GEARの『天神山心中』でした。
役者の皆さん、なかなかの熱演でした。借金とりや編集者がとりたてに来るのをロボコップ(?)のような動きで表したところ等、笑えました。もう少し脚本に深みがあればな~と思ったり…。やはりここでも眠気に襲われ、15分くらいウトウト寝てしまった私なのでした…

今、寝る前にふとんの中で読んでいるのは、オノ・ナツメさんの『not simple』です。
最初に読んだのは、『リストランテ・パラディーゾ』ですが、この方の描くどこか寂しさの漂う画風はチェコのアニメを髣髴とさせるのです。『not simple』はあまりに悲しい物語で途中つらくなったりしてますが、1ページ1ページを大事に大事に読んでいます。

さあ~今日も至福のときがやってきました~お休みなさい


 

人事異動がありました!

2007-03-16 22:35:29 | 日記

とうとう人事異動が発令になりました。

私の異動先は、1年中残業・休日出勤をしていて、職員の間で行きたくない部署として悪名高い課の中の一つです…
 その部署で私はどんな仕事をすることになるのか心配と不安がありますが、幸いにも上司が信頼できる人なので、そのことだけでも良かった…
 また一から仕事を覚えなければならず、今回の人事で大量の異動があったので、4月早々から大混乱になりそうで恐ろしい…
 自分のこともあるけれど、他部署の異動をみていて、どうしてこんな酷い人事をするのだろう、残された人たちはやっていけるのだろうか…と同情を禁じえない部署も多々ある…

まだ、現在の部署の仕事の引継ぎや、やり残していることが大量にあるので、新しい仕事の引継ぎにまで行き着けない。
 早く片付けて、4月からの準備に入らねば…

夫の配属された部署も頼りになる人が異動し、一気に人が入れ替えられてしまい…
どうなることか…
 でも、なんとか毎日出勤することだけを考えて、励ましていこう…

4月が無事に乗り切れますように!


通院に付き添って…

2007-03-13 23:58:04 | 

今日は午前中4時間の有休をとり、インフルエンザの娘Tと夫の通院に付き添いました。

娘Tは10日(土)から発熱し、すぐに小児科へ連れていってタミフルを服用させたのですが、気管支炎を併発してしまい、痰がからんで苦しいし食欲も無く、まだ高熱が続いています。先生からもまだ登校はできないと言われ、気管支炎の抗生物質を処方してもらいました。

4月からの復職の準備段階として、あさってから午前中だけ出勤しようとしている夫ですが、症状が思ったように良くならず、横たわる時間がまた増えてきてしまったので、私自身が不安になり、主治医であるT先生の話をきいておきたくて、診察に同行しました。

T先生も、現在の夫の症状から、復職に関してはあまり乗り気ではありません。(まだ不眠が改善されていないレベルなのですから…。)でも、崖っぷちに立たされている状況を理解してくださり、「やってみるしかないね。ダメだったら、もう、辞めましょう!」「奥さんが働いているんだから(辞めたらよい)…」とのお言葉… 
 そして、月から金まで5日続けて行くのはしんどいから、4月中は水曜日は休むよう今から上司に話しておいたほうがいい、とアドバイスされました。

先は暗いよ~ 前回の復職の後、どんどん症状が悪化していって、現在に至ってしまった悪夢がよみがえりますぅ~ これだけ長期間休職してもまだ回復しないのに、出勤しながら症状が良くなっていくことがあるんでしょうか…??

本人も「仕事をやめるわけにはいかない…」という悲痛な思いがあるので、気持ちは頑張ろうとしているけれど、表情は能面のままです…。はっきり言って私には明るい展望が全く見えてきません…
結局夫は退職することになり、私の肩に家族全部の生活がずっしりとかかってくるのでは…という暗澹たる思いにとらわれて… もう覚悟をしておいた方がいいのかも…

もともとマイナス思考なんですから~~!!
毎日毎日、夫の横たわる姿を見ていたら、希望が持てないんですから~~!!

それでも…それでも…今できることをなんとかやるしかないんだよね。。。。。


森達也 映画上映会&講演

2007-03-11 23:43:32 | 映画・テレビ

先日『いのちの食べ方』という本を読んで以来、気になっていた著者:森達也さんが、今日は映画監督として岡山に来てくださいました。

岡山に住む20~30代の若者が「岡山に森達也氏を呼ぶ会」を立ち上げ、今日のイベントを企画してくださったらしい…(ありがとう!)
会場(岡山三丁目劇場)は幅広い年齢層のお客でほぼ埋まり、20代の若い観客も多く、活気のある楽しい会になりました。

プログラムは
10:30~『A』  上映 (135分)
13:00~『A2』 上映 (126分)
15:30~森監督講演  (90分)
17:30~『放送禁止歌』 上映 (53分) とても充実したプログラムですよね!

私は朝から出かけ、『A』『A2』を観、森監督の講演まで参加してきました。
会場にBGMとして流れていた「自衛隊に入ろう」「私たちの望むものは」「チューリップのアップリケ」(これを聞くと泣いちゃうよ~!)等の放送禁止歌(?)が胸に響き、最後まで観て帰りたかったのですが、夫に頼んできたとはいえ、やっぱりインフルエンザの娘が気になって…

でも『A』と『A2』を続けて観たら、森監督の世界にどっぷりつかり、講演もとても興味深くてあっという間に時間が過ぎてしまったのですが、会場を出るころには自分の中にあまりに多くのものを一度に詰め込んでしまったので、ヘトヘトになっていました(笑)!

 『A』はオウム真理教の広報担当者・荒木浩に密着取材したドキュメンタリーなのですが、弱冠28歳の、弱々しい、育ちの良いお坊ちゃまタイプの荒木氏が、攻撃的で、無礼なテレビ局の取材陣たちを相手に決して怒らず、しなやかにスルリとすり抜けるように応対していくのです。
 オウムの起こした事件とはずっとタイムリーに接してきましたが、今から思えばその情報はいつも外側から、オウム信者たちを理解不可能な不気味な集団として捉えており、その未知の世界に対する恐怖感を煽り立てるような記事や映像ばかりでした。
 しかし、この作品に登場する信者たちはみんな真摯で穏やかで、つつましく禁欲的な生活を送っているんですね…非常識で攻撃的なテレビ局のクルーの方がよっぽど理不尽な連中に思えてしまいます。(オウムの味方じゃないんですけど…)取材陣の中ではNHKのクルーが一番良識的でしたね。NHKの女性記者の、信者に寄り添うような取材姿勢には心打たれました。(NHKの味方でもないですけど…)

 ひたすら修行に励み、禁欲的な生活をしている信者たちが、なぜあの凶悪な数々の恐ろしい事件を起こした、薄汚い俗物としか思えない麻原をあがめるのか、なぜ教団として正式に社会に対して謝罪をしないのか…このことが一番の疑問点だったのですが、荒木氏は「罪を認めると、オウムを全否定してしまうことになる。それは自分にはできない」というようなことを言葉少なに語っていました。28歳の広報部長には重すぎる責務なのかもしれません…。

 『A』の中で一番衝撃的なシーンはやはり「転び公妨」でしょう!
警察が、どうしても相手を逮捕したい時、その本人の前で自分から率先して転び、「公務執行妨害!」と叫んで逮捕するという方法です。
『A』の中では公安警察の人が信者に道の真ん中で因縁を着け言い合いになり、逃げようとした信者に乗りかかり、そのまま押し倒してしまうのです。頭を打ち付けた信者は起き上がれない状態なのに「公務執行妨害!」と言われてパトカーに押し込まれてしまうのです!

 鴻上尚史さんの『ドン☆キホーテの休日7』(扶桑社)の中でも『A』のこのシーンについて書いておられますが、私もこのシーンにはショックを受けました。 
「えぇ~!!???、こんなことが公然と行われていいの~??」「こりゃ、どうみても警察が悪いだろ~!!」
 でも、もっと衝撃なのは、なぜ警察がこの明らかに不当な逮捕場面の撮影を停めようとしなかったのか、ということでした。
 警察はマスコミを「不当逮捕を見逃す存在として認識していたから、彼らは撮られることを意に介さなかったのだ。」(森監督の『A』撮影日誌より)
…警察にもマスコミにも、オウムのような恐怖集団に対しては、どんな不当なことをしても許される…あいつらは人間として扱う必要はない…という暗黙の了解があったということでしょう…
 あの当時の自分を振り返ると、教団に対する怒りや恐怖から、この考え方に加担していなかったかといわれれば否定はできません…恐ろしいです。

 『A2』では、日本各地で起こったオウム信者の排斥運動を中心に、信者と地域住民、右翼団体、サリンの被害者・河野義行さんたちとの対話が描かれています。

 日本各地の教団道場が地域住民の攻撃の的になり、はちまきをしたデモ集団の「出て行け」シュプレヒコールやヒステリックな住民集会が次々と登場します。数々の手作りのオウム排斥スローガンを掲げた看板も映し出されます。
 …当時はそれ(追い出すこと)が当然だと思っていたし、住民の方々にとっては大真面目で真剣な言動だったのでしょうが、今から映像で観返すと、妙に笑えてしまうのはなぜでしょう…??

 こわ~い右翼の方たちが集団でデモ行進しているのもちょっと微笑ましかったりして…右翼の方たちにも彼ら独自の主張があって、「出て行け~!」ではまた場所を変えて存続し続けるから、「解散せよ」「賠償せよ」「謝罪しろ」とデモで叫んでおられました。一理ありますよね!

 信者を監視するために監視テントを建て、見張りを続けていた住民たちが、いつのまにか信者と仲良くなり、理解しあい、最後には双方が協力してテントを撤去するという、マスコミでは絶対に流されない情景も映し出されました。監視テントが地域住民の交流の場になっていて、信者が出て行くのを名残惜しそうにみんなで見送っているのです。
 信者を1人の人間として捉える視点は、最近読んだ村上春樹の『約束された場所で』の中でも貫かれていて、相手を知るという行為で理解が深まれば、無知や恐怖感から生まれる憎悪のようなものは消えていくのだと思います…

 ただ、松本サリン事件の被害者・河野義行さんのところへ教団の村岡代表と幹部らが面会に行ったときの彼らの態度には腹が立った!。言葉に尽くせない苦しみを被った河野さんに対して、きちんと謝罪しに行ったのかと思えば、河野さんの面前でヘラヘラと笑いながら雑談する代表ら…!
 「笑いながら話すことじゃないだろー!!」「何するつもりで来たんだよー!!」
 「ちゃんと謝罪文ぐらい用意してこいよー!!」
と怒りが込み上げましたよ。まったく!!

 森監督の講演は、「あるある大辞典」の番組捏造の話から始まり、オウム事件後、不安と恐怖を抱えた国民が、安心したいために外に敵を作ろうとすること(北朝鮮・オウム等、恐怖を煽る番組を作ると視聴率が上がるのだそうです)、映像と音がファシズムを誕生させたこと等、とても興味深いものでした。
 国民全体が、視点が画一的な、わかりやすく白黒ハッキリしたものを求めるようになってきていることは過去の歴史を振り返ると危険な感じがします。
 
 でも今日の催しに20~30代と思われる若者が大勢参加していたことが救いですね… 
講演の後の質疑応答も、若者たちがどんどん手を挙げ、肩肘はらない天然~っていう拍子抜けするような質問が多かったのですが、結構楽しく聞けました。

 休憩時間に森監督のサイン会があって、私は2番目に勇んで並んでいたのに、実際目の前に監督が現れると、何もしゃべれず、「とてもよかったです…」と言うだけで精一杯でした。(小学生の作文かよ~!!) でもとても充実した1日だったのでした!

 


B型インフルエンザ

2007-03-10 23:48:09 | 

今朝は8時半から子ども会の廃品回収でした。いつものように町内を回って新聞、雑誌、空き缶、ダンボールをカートに乗せ、ゴミ置き場まで運んでいきます。
2日前から喉が痛いと言っていた娘Tも手伝いに出てくれ、新聞を抱えてゴミ置き場まで何往復も運んでくれました。

その後帰宅し、昼からのヴァイオリンのレッスンに備えて練習を始めたTでしたが、痰がからんで苦しいと涙ぐんで訴えてきました。大げさだな~と思い、あまり相手にしてやらなかったのですが、寒気もするというTは「ちょっと熱測ってみる」と言って自分から体温計を出してきて、熱を測り始めました。

「38度3分」!!

「えっ?! 熱あるが~!! あんた、しんどかったん??」

しかし、このときすぐに私にはピーンときましたよ! これはインフルエンザかも…っていう直感です! 娘Tのクラスで6人もインフルエンザで休んでいるとTが漏らしていたので…。

時間は11時40分になろうとしていました。早くしないと病院に間に合わない~! すぐにタミフルだ~!!

大急ぎで、いきつけのN小児科まで直行しました。院内はちっちゃい子ども達とそのお母さん達でほぼ満員状態です。この時期、風邪やらインフルエンザやら流行っていたのですね。今年は暖冬だから風邪もひかずに終わるかな、と思っていたら甘かった!

Tは鼻の中に長い綿棒を入れられ検査し、10分後に「B型のインフルエンザです」と宣告されました。(A型・B型・C型って、どう違うんですか~?と訊きたかったけれど、訊きそびれました)
火曜日にもう一度来院し、問題なければ水曜日くらいから学校に行けるかな?…とのこと。

薬はタミフルカプセルと、痰を切れやすくする薬(ムコソルバン錠・ムコダイン錠)、解熱剤(カロナール錠)が処方されました。

今、問題になっているタミフルなので、先生からも、タミフルを服用している間は子どもからできるだけ目を離さないようにと言われ、薬と一緒に渡された薬の説明書にも「精神・神経症状(意識障害、異常行動、せん妄、幻覚、妄想、痙攣等)があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止する。」と書かれており、わざわざマーカーで色がぬってあります。

副作用は心配ではありますが、何かあればすぐに連絡するように言ってもらえたので、帰宅してすぐタミフル(黄色と緑のツートンカラーのカプセル)を飲ませました。対応の早さが肝心ですからね!

食欲もあまりないけれど、ヨーグルトと果物を食べさせ、すぐにベットへ…

しばらく安静に過ごすことになりそうです。

 

 


『ささやかだけれど、役にたつこと』(レイモンド・カーヴァー、村上春樹 訳)

2007-03-09 23:05:36 | 

毎晩、布団に入って寝る前の読書タイムが、私にとっての「至福のとき」です。
疲れていると、すぐに目がトロ~ンとなってしまい、10分くらいしかもたない時もあれば、ストーリーに惹きこまれ、もっと読みたい~と思いながらも、次の日のことを考えて本を閉じるときもあります。

今読んでいるのは村上春樹訳の『ささやかだけれど、役にたつこと』(レイモンド・カーヴァー著)です。

短編集なので寝る前に読むにはちょうど良いのですが、どれも日常生活の中に潜んでいるちょっとした不安、心のどこかに小さなとげがささっているような…普段は忘れているのだけれど、何かの拍子に気になってしまう…そんな、生活の中の一部分が描かれています。どの話もぶっきらぼうに、途中で切れてしまったような、唐突な終わり方をします…

(もう随分前(20代のころ)にカーヴァーの短編集『ぼくが電話をかけている場所』を読んだことがあり、その中の「足もとに流れる深い川」という物語がとても印象的で、今でも心にに残っています。
…友人たちと釣りに出かけた夫が、川に浮かんでいる若い娘の全裸死体を発見する。しかし、夫たちはこの死体を川に放置したまま2日間平然とキャンプし、3日目にようやく警察に通報する。…この事実を知った妻は夫を受け入れることができなくなり、夫婦関係が崩壊していく…この物語中に描かれた、女性の生理的嫌悪感のようなものにひどく共感し、その繊細で感覚的な描写に感嘆したのを覚えています。)

『ささやかだけれど、役にたつこと』も短編集ですが、この中では、表題にもなっている「ささやかだけれど、役にたつこと」が秀逸でした!

…八歳の誕生日を迎える息子のために、パン屋でバースデイ・ケーキを注文する母親。しかし、息子はその誕生日の朝、登校中に車にはねられ、昏睡状態に陥った後死んでしまう…この混乱状態にある家族のもとへ、ケーキを取りに来ないことに腹を立てたパン屋の主人から嫌がらせのように何度も電話がかかってくる…
 不気味な電話の正体にやっと気付いた夫婦は、怒りに任せて真夜中のパン屋に乗り込む。しかしそこで夫婦の苦しみを受け止めたパン屋の主人から、夫婦はコーヒーと焼きたてのロールパンをふるまわれ、疲れ切った深い苦悩をひきずりながらも共に夜明けまで語り合うのです…

「よかったら、あたしが焼いた温かいロールパンを食べて下さい。ちゃんと食べて、頑張って生きていかなきゃならんのだから。こんなときには、物を食べることです。それはささやかなことですが、助けになります」

毎日毎日パンを焼き続け、家族も子どももなく生きてきた寂しさ、無力感、孤独感…パン屋は夫婦に語り続け、夫婦は彼の話に耳を傾けながらお腹一杯パンを食べるのです…

この最後に、涙があとからあとから溢れてきてとまらなくなりました…

もう息子はもどってはこない…それはどうしようもない事実です。
でも、この苦しみの中でも生きていかなくてはならないのです…

今、どんな言葉も慰めにならないくらい苦しんでいる1人の友人がいます。彼女のことを思いながら、何もできない無力な自分をどうしていいのか赦しを請いながら、この短編を2度読み返しました…


カラオケに行きました♪

2007-03-07 23:58:39 | 日記

この3月で私の所属する部署は廃止になるのですが、部署が変わっても4月からまた引き継ぎ等、混乱のないようによろしく~!ということで、団結を深めるための(??)上司との食事会がありました。

メルパルク地下のレストランで春の会席料理をいただいた後、総勢8名でカラオケに繰り出しました。今までの私だったら、家族のことが気になって、いつもここで「失礼しま~す!」だったのですが、この仲間や上司とも最後だし、家族の夕食の準備もしてきていたのでたまにはストレス発散!と思い、20年ぶり(?)にカラオケに参加してみました。

同僚のM君が「子守」のため帰宅してしまったので、8名中私が最年少になってしまいました。

こじんまりしたスナックで1時間半、次から次へと選曲する上司達!
古~い歌ばかりで(演歌、テレサ・テン、アリス、河島英五、黒澤年男、高橋真梨子…)、私のよく知らない歌がほとんどです…

ただ一人T先生は歌謡曲は知らん!ということで「野ばら」や「ローレライ」「埴生の宿」等、クラシックの名曲を勝手に他の先生から選曲され、しぶしぶ、でもよく響くテノールでマイクなしで歌っておられました! 

私も勇気を出して、「時をかける少女」「卒業写真」「ラーメン食べたい」「中央線」などなど思いっきり歌いました~  気持ちいい~ 家で大声で歌うことなんてないからね~ 周りが盛り上げてくれてますます上機嫌~

上司の方々の中で私の選曲はちょっと浮いてしまったので、「いつでも夢を」や「瀬戸の花嫁」をデュエットしてサービス精神も発揮しておきました!

メンバーの、職場で接する真面目な顔とはまた別の面が垣間見え、意外な発見もした2次会でした!


劇団MONO 『地獄でございます』

2007-03-04 23:50:40 | 演劇・ダンス

今日は友人Kと昼前からバスに乗ってでかけ、県庁通りの「トラットリア ミズオチ」でランチを食べました。

おいしいお料理に合わせて白ワインも頼み、ちょっと酔っ払って陽気になった私たち、お日様ポカポカの中、ピンク色の顔をして天神山文化プラザまでにぎやかに歩いていきました。昼間っから酔っ払うなんて私としては初めてのことだったかも…

今日2人で観たお芝居は劇団MONOの『地獄でございます』!

京都を拠点に活躍されている、立命館大学出身の男性5人で結成された劇団で、代表の土田英生さんが作・演出し、役者としても出演されています。すでに人気を確立している劇団のようなのですが、岡山では初公演なので、私も観るのは初めてです。

天神山文化プラザへはちょくちょく来ていますが、こんなに満席になっているのは初めて見ました。いろんな年齢層の方がおられてロビーは活気に溢れています!
人気劇団を観に県外からも来られているのでしょうか…?

ガムランっぽい音楽が流れ、うらぶれたサウナかと思わせる舞台に、全裸(?)の男性客5人が、見えそうでビミョーに見えない(笑)高さの柵に守られ行ったりきたり…

5人の会話が交差していくうちに、ここはサウナではなくて実は地獄の入口なのではっ!ということがだんだんと明らかになっていきます…

5人の中での被害者と加害者という立場が、会話を重ねていくうちに、実は被害者と思われていた人物が別の人物の加害者であったり、家族思いの善良な人物かと思っていたら実は家庭では横暴であったり…このへんの5人の会話が本当に絶妙でした!
活字にしたら、言葉自体はそれほどおもしろいものではないかもしれないのですが、5人の会話のビミョーな間(ま)や、声の抑揚や、突っ込みのタイミングなどがものすごくうまくて、客席は終始笑いに包まれていました。私も何度も声を出して笑ってしまいました。

舞台が暗転すると、トラの皮のパンツをはいた鬼が5人!
地獄への案内人であるこの鬼たちは、それぞれが担当する、地獄へ送られる人間とそっくりの姿格好になるらしい…
鬼たちは、彼らを無理やりに地獄へ突き落とすのではなく、自分の罪を認めた上で自主的に地獄へ入るよう仕向けるのが仕事らしい…

地獄へ送られる人間と鬼とを1人2役で演じているのですが、全く性格の違う2役を瞬時に演じ分けていて、その早変わりの妙にも拍手です!

鬼たちのたくらみに気付いた5人が、なんとか一致団結して絶対に仲間割れしなよう仲良く頑張ろうとするのですが…

5人の最後の様子は、鬼たちの後日談として語られる中で想像するしかありませんでしたが、仲良くスクラム組んでいた5人(1人は早くに脱落)が、どういういきさつで崩れていったのか、もう少し観たかったなぁ~。。。そこだけ場面展開が急だったような気がします…

でも、終始、センスの良い笑いに溢れていて、これからどんどん人気が急上昇する劇団!という予感がしました。

この公演のチラシ(写真参照!)はおどろおどろしくて、ちょっと…って思っていたのですが、観終わってからよく見ると、5人の人間の絵は役者さんとそっくりに描かれていることがわかって、なんだか愛着が湧いてきました(笑)!

今日のお芝居を観ていて、もう解散してしまったけれど、大好きだった「カクスコ」という劇団を思い出しました。(男6人のゆる~い会話と舞台で歌うアカペラが元気をくれる劇団でした!)

芝居のおもしろさにまた、はまってしまいそうです!


お別れ遠足と夫・改造計画!

2007-03-03 23:38:55 | 

今日は子ども会のお別れ遠足で、長船にあるコーシンボウルへ行ってきました。
付き添いのお父さん、お母さんを含めて総勢84名! 2台のバスを連ねて出かけました。

私の班に、引っ越してきて間が無く、友だちができないとお母さんが心配されている小3の男の子がおり、ちょっと気にかけていたのですが、その子が行きのバスで酔ってもどしてしまい慌てました…でも、ゲームが始まると俄然元気になり、気のいいチームの男の子たちと仲良く張り切ってボールをころがしていて、3人中1番の成績だったので「やったね~!」と思い切りほめてあげたのでした…そうしたらまた、お弁当のときにもどしてしまい…とうとう最後まで気の抜けない遠足でしたわ~!

でも娘Tに「きょうの遠足どうだった~?」ときくと、「メッチャ楽しかった~! またボーリング行きたい~!」との返事

役員会が平日夜にあり、準備も結構大変だったけれど、子ども達が喜んでくれれば苦労も報われるというもんですね!

1時半ごろバスで戻り解散、帰宅してから、今度は夫をつれて紳士服「はるやま」に復職に備えて服を買いにでかけました。

今もまだ夫の笑顔はなく、苦虫をかみつぶしたような顔、ヨレヨレのセーターとジーパン姿でヒーターの前に座り込んでいるような状態なので(大丈夫かよ~)、どうにかこの状況から脱却しなければ…と思い、「夫・改造計画」に乗り出しました。

春めいた暖かい日なのに、思いっきり分厚いロングジャケットにくるまり、ヨレヨレのセーター、ジーパン、薄汚れたスニーカーをはいて憔悴しきった表情の夫は、傍から見ると「怪しいおじさん」以外の何者でもありません!

でも、ここまでみすぼらしくしてしまったのは私の責任もあると思い、今日はあれやこれや夫に試着させ、ジャケット、スラックス、ワイシャツ、ネクタイ、ベルト、靴、ポロシャツ…とわんさか買いこみました!

でも「上得意様限定企画」(ほんとかよ~?)と書かれた「はるやま」のダイレクトメールも持参したら、もともと安いのに、「ジャケット7,350円引」やら「ワイシャツ1,050円引」やら半額セールやら何やらで、こんなにいっぱい買ったのにこの値段~!!?? とビックリするくらいお買い得感溢れる値段なのでした!

最初は無気力で疲れ切った表情だった夫が、明るい色の春物のジャケットを着て、若々しいデザインの黒い靴を履いたら、少しだけ表情が和らぎ、鏡に写った自分の姿を見ながら、こっちがいいかな~と自分に似合う服を選ぼうとしてくれ…それなりにスマートに見え、私もほっとしました。

やっぱりおしゃれをすると、気持ちがウキウキして明るくなりますもんね~!

夫がおしゃれをして、少しでも明るい表情で外に出て行けるように…と願わずにはいられません。