Peace of Mind を求めて…

悲しいことがあっても、必ず新しい朝は来るのですよね

冬休みに観たDVD

2007-01-06 23:52:02 | 映画・テレビ
大掃除や家族の食事の世話をしている間に冬休みも終わってしまいました。
1日中、苦虫を噛み潰したような顔をしてうつむいている夫と対峙していると、こちらにもかなり伝染してきて、暗~い気持ちになってくるので、癒し系…と思われるDVDを借りてきて3本ほど観ました。

★『アイ・マイ・ミー・マイン』(監督:渡辺賢一)
  主演の思いつめた表情の女の子…どこかで観たよな~どこだったかなぁ~とずっと考えていてやっと途中で思い出しました。大好きな映画「青空のゆくえ」で主人公の男の子の男女の枠を超えた親友役(男勝りで、オレとオマエの仲じゃねぇか~!ってひざげりする女の子!)で出ていた悠城早矢ちゃんだ~!全然タイプの違う役柄だけど、本当はこんなに繊細で可愛らしい役も似合う女の子だったんですね☆…「火垂」「血と骨」では体当たりの演技で魅せてくれた中村優子さんが、可笑しな劇団で女優を目指す姉役で出ているのも意外でおもしろかった!…私も1度でいいから、思いっきり腹が立つ相手に「ブタヤロー!!」って発してみたい!(問題発言m(_ _)m )

★『A DAY IN THE LIFE』(監督:浅野晋康)

以前付き合っていた彼女がエイズで死んだ!…突然降りかかってきた恐怖、虚脱感、希望の持てない人生…。公共広告機構の「カレシの元カノの元カレを知っていますか?(だったっけ?)」っていう新聞広告を思い出しましたよ! それでも気のいい友人達とガソリンスタンドで働きながら生活し、素敵な彼女とも出会う…最後はちょっと安易すぎるんじゃあないか~??…と思ったけれどね!
 主役の斉藤陽一郎さん、この人もどこかで観たよな~と考えていて、あっ思い出した!「ユリイカ」で宮崎あおいちゃんの従兄役で出ていたっけ!
『アイ・マイ・ミー・マイン』も『A DAY IN THE LIFE』も山形国際ムービーフェスティバルに出品された作品らしい…こういうインディーズ(自主制作)映画って新鮮な気持ちになれて、私はとてもとても好きです

★『ニライカナイからの手紙』(監督:熊澤尚人)

沖縄の竹富島の美しい景色と心優しい島の人たち…その空気の中にすっきりとなじんで情感豊かな演技を見せてくれる蒼井優ちゃん!相変わらずうまい!
…寡黙で、ときには厳しい言動もあるけれど、じっと何かに耐えながら孫娘を見守っているおじい、平良進さん(「ちゅらさん」のおばあ、平良とみさんのだんな様だ~!)…心魅かれる役者さんたちと現地の素人の方々との演技の落差がちょっと気になりながら、微笑ましくもある…
 風希(優ちゃん)に思いを寄せる幼なじみの男の子役、金井勇太くんもよかった!「おれはいつだって風希の味方だからな!」って言葉、素敵だった!そんなふうに言い切ってくれる、心の支えになってくれる人が私にもいてくれたらなぁ。。。
 南果歩さん演じる母親が朗読する手紙と、優ちゃんが読んでいる(映し出される)その手紙の文面が微妙に違っている…最後、母親が娘にあてて手紙を書いているシーン(感動が最高潮に達する場面なのですが)の描写がちょっと長くてしつこい…(もっとサラッと流しても充分じんわりときたと思う)等々気になるところもあったのですが、良質の癒し系作品でした!