はまっている本178

　平仲物語を読んだ。これは平安中期の40段から成る恋愛歌物語で作者未詳で主人公の「平中」は、平安時代中期の歌人、平貞文です。私小説か創作かは分からないが読んでみて、平貞文の貴公子でありながら源氏物語の光源氏とは違った失敗が多い恋にとても共感を感じた。とにかく面白くて読みやすいリズム感があるので200ページ余りなので一気読みしてしまった。同系統の「伊勢物語」はどメジャーではないが隠れた名作だと思います。