この絵のタイトルは「2人のジプシー女と猫」ですが
猫さんは慎ましく窓辺でシルエットになっています。シルエットが可愛らしいですね
制作者オットー・ミュラーはドイツ表現主義の代表的な画家のひとりです。
ナチスの時代、ミュラーの作品は「退廃芸術」とされ、357点に上る作品がドイツ各地の美術館から押収され、その13点がナチスの1937年の「退廃芸術展」に展示されました。
ミュラー自身は1930年に結核で世を去っていますが、当時活動中で「退廃芸術」の烙印を押された芸術家は苦難の歳月を送ることになりました。その中には強制収容所に送られ殺害された人々も少なくありません。失われた作品も多く、文化史上の膨大な損失と言えます。
上記リンクの「退廃芸術」記事は詳しいので一読に値します
ジプシーは差別用語とされ、代わってシンティ・ロマ人という用語が使われるようになりましたが、芸術作品が制作された時点での用語は、そのまま使われます。
ツィゴイネルワイゼン(ジプシーの舞曲)や「ジプシー男爵」などは、「シンティ・ロマの舞曲」とか「シンティ・ロマ男爵」とか呼び変えると、ちょっと語呂も悪いようです。
出遅れましたが、今年も宜しくお願い致します。
世界恐慌時代に、世界的名画が失われた話は良く聞きますが、少しずつ名画が発掘され話題になった事もしばしばありましたし聞きました。名画の価値より国を牛耳る精神は現代社会でも今なお話題となっていますね。中東の遺跡を爆破し新しい自分の国を作ろうとするバカもんがいます、、、(これくらいで)
新しい年が平和で安心して暮らせる安全な社会である事を願います
が、戦闘機を百機だか千機だかを買う?買ったらしい昨年、大丈夫か?ニッポン?
今年もななみみずさんのブログ楽しみにしています
健康第一に細く長く、宜しくお願い致します
私こそ、出歩いていて、お返事が遅くなりました。
出歩くのもリハビリのためと思っておりまして・・・
バーミヤンの石仏を破壊した野蛮人は「馬鹿につける薬はない」の見本ですね。
この石仏は貴重な文化遺産なので色々な国々の協力で再建されることを期待しています。
オーストリアでも、もう20年近く、戦闘機購入をめぐる汚職疑惑がいまだに解決していません。
軍事産業というのは、使い道がない場合にも売買可能なビッグビジネスですから、大抵の場合に裏取引があるのではないでしょうか
世の中嫌なことばかりでしが、痩せ我慢してニコニコ暮らしましょう
どうぞ今年も宜しく