みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ハラハラ倍増

2011-03-25 | その他

大地震、大津波、原発大事故以来、ヨーロッパ諸国はハラハラしながら日本を見守っていましたが、リビアへの軍事介入が始まって以来ハラハラが倍増。

NZZ(新チューリヒ新聞)の紙面にもハラハラ倍増が反映されています。

これまでの紙面
失敗から学ぶ
日本は沈まない


3月21日

1面トップ記事:多国籍軍によるリビア爆撃始まる


2~3面は全てリビア関連記事


写真をちょっとアップ


飛行禁止区域設定とは「そこを飛行したら撃ち落すぞ」というものだと思ったのですが、多国籍軍の早速の爆撃からして「設定区域を飛びそうなものは先ず破壊する」ということだったようです

3面下の地図

地中海は「西洋瀬戸内海」なのでリビアは目と鼻の先

4面:被災地と福島原発の現状(写真は女川市)

このときは「福島原発の状態安定」と報道されたのですが・・・


3月22日

1面トップ記事:リビアの戦闘状況


1面左端:福島原発の状況やや後退


3面:突破口が見つからない福島原発

写真は避難所の様子

文化欄17面:右端に災害関連記事

写真は第一次大戦後近代化期のトルコ(悪い道での自動車事故)

上の紙面右側をちょっとアップ

大災害後、韓国における圧倒的な日本支援の波

関東大震災(1923年)のとき、「朝鮮人が放火し井戸に毒をまいた」というデマのため、1週間に7000人の朝鮮人が虐殺されたことを考えれば、現在の日韓友好関係は素晴らしい進歩である、という主旨。

25面:スイスの支援チームが日本から帰国

スイスの新聞ですが、外国で販売する国際版なので、スイスの記事は終わりの方にあります


3月23日

1面トップの写真は地震と津波で破壊された名取市

右側のトップ記事は、リビアにおける多国籍軍の軍事行動

5面は全て日本の大災害関連記事

チェルノブイリの英雄、まだ不安定な原発、心理的後遺症、原発と政治の絡み合い

チェルノブイリ記事は、原発事故当時、事態収拾のため命がけで作業した人々は長く忘れ去られていたが、今回の福島原発事故で作業する人々の姿から、チェルノブイリの作業員も新たに脚光を浴び、再評価されている、という主旨。

右上写真のアップ:犠牲者のため読経する僧侶



3月24日

日本の大災害+原発事故もリビアにおける戦闘も1面から姿を消しましたが、もちろん報道は続いています。

文化欄22面:日本の優れた耐震建築


上の写真のアップ

六本木ヒルズ森タワーから東京タワーを見る人々

最新の耐震建築は、大地震でユラユラ揺れるが被害はない。しかし、強風でも揺れるので、そのままだと、船上のように常時揺れて、船酔い症状で困る人々も増える。そこで、揺れを最小限に抑える工夫がされている・・・等々(その他の内容省略)。

25面:スイス、ライプシュタットの原発内部

福島の原発事故以来、各国で原発の安全性をめぐる論議が巻き起こっています

Wikipedia:Leibstadt(英語)原発の写真が載っています




世界各地でハラハラ事態がずっと続いています。戦闘が続くリビアは、今後、誰が、どう事態を収拾するのか分かりません。アラブ圏の他の国々でも政治危機が続いています。コートジボワールは内乱状態(その他色々省略)。
放射線被害を最小限に食い止め、大きなハラハラ要素を取り除くためにも、早く福島原発事故が解決しますように



 まだまだNZZの特集記事は続きそうですが、このままだと、NZZの紙面紹介ばかりになってしまいそうなので、「地元」に戻ろうと思います 

いつも通り・・・  乞無期待 




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