「ことば」カテゴリーが続いているついでに・・・
この画像も当ボログに多い「にぎやかし」でございます
言語の間を行き来していると色々な問題があります。文字の違い、同じアルファベット圏でも国ごとの発音の違いなど・・・
家族や親戚を表す単語も言語ごとに色々です。
中国では伝統的に「長幼の序」が極めて重視されるので、その流れをくむ日本語でも兄・姉と弟・妹しかありません。
私の知る限りのヨーロッパ語では長幼は、あまり重要でなく「同じ両親の子♂」と「同じ両親の子♀」で、異母・異父兄弟姉妹の場合は半分(ハーフ、ハルプ、デミなど)を付けるだけで、とにかく「長幼の序」はありません。
アラビア語でも兄弟姉妹の「長幼」は全く関係ありませんが、伯父伯母・叔父叔母が父方か母方かによって呼称が違います。
横着してアラビア文字の表記は省略
父方の伯父伯母・叔父叔母はアームとアーマ
母方の伯父伯母・叔父叔母はハールとハーラ
ちょっとググったところでは、ペルシャ語の場合も父方か母方かの区別があり、長幼は関係ありません。
中央アジアの諸国ではどうなのか
根気よく調べれば判るかも知れませんが、今回は省略
こういう家族・親戚に関する単語は、夫々の言語を話す社会の相続制度(跡目や財産など)に関係があるのだろうと思います。
家族親族関係がはっきり分かっている場合は問題ありませんが、そうでない場合、日本語訳に困ることがありますね。そういう場合、最近は「兄弟」「姉妹」と表記しているのを良く見かけます。
おじさん・おばさんになってくると「伯父叔父」や「伯母叔母」という表記は、ちょっと無理があるような
教えて!gooに親族の呼称が紹介されています。
このベストアンサーにリンクされている3ヵ国語比較も詳しいです。
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