みみずのしゃっくり

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つっこみ その2

2009-07-30 | おきにいり

     これも古い本でございます

     イタリアの作家ルチャーノ・デ・クレシェンツォの代表作

     「ベラヴィスタはかく語りき」(ニーチェの「ツァラトゥストラ」のもじり)

     当時、映画化され、著者本人がベラヴィスタを演じました。本人の顔はこちら


     
     大分小さくしたつもりでしたが、本の内容に相応しく?でかい顔してます


     ナポリの暇人たちがベラヴィスタ氏のところに集まって哲学的会話(無駄話)をします。

     冒頭のエピソードで、門衛副代理のサルヴァトーレ・コッポラが主張します。

     (まだ冷戦時代で、アメリカとソ連の戦争があるかもしれないという前提)

     「もし第三次世界大戦が起こったら、イタリアはソ連と同盟して

     アメリカに宣戦布告しなければならない。なぜなら、ソ連が勝った場合

     我々イタリア人には何事も起こらない。しかしイタリアがアメリカの味方をした場合

     ソ連が勝つと、イタリア兵は戦争捕虜としてシベリアに連れて行かれる。

     シベリアはイタリア人には寒すぎる。それに引き換え、アメリカが勝った場合

     イタリア兵は戦争捕虜になってアメリカ(マイアミ!)に行けるし、ついでに英語が勉強できる!」


           


     当時この話を母にしたところ、母曰く

     「そのイタリア人は甘いよ。戦争捕虜はアラスカに連れて行かれるかもしれないよ。」


           


     ルチャーノ・デ・クレシェンツォで検索すると、色々な本が日本語訳されています。
     絶版もありますが、まだ入手できる本もあるようです。
     映画はDVDになっていますが、日本では発売されていないみたい


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