犬と茄子には、どんな関係があるのかと申しますと・・・
・・・つまり「人間」なのです
と言いましても
アラビア語の場合です。
単数形が「イヌサーン(人)」複数形が「アンナース(人々)」
(アラビア文字は省略します
)
これが奇妙に聞こえるのは、日本語話者だけでしょう。日本語におけるイヌとナスの実体を知らない人たちには「ただのアラビア語」です。
ついでに、アラビア語は
双数形を保持するアルカイックな言語のひとつです。
自然界には対になっているもの(目、耳、肢、腕など)が多い。それに加えて「2つ」というのは既に単数ではないが、複数とするには少なすぎるという微妙な事態に直面した古代人の「戸惑いと熟考」を反映しているようにも思えます。
更についでに、アラビア語の複数形は時々スリリングです
(私がそう思うだけかも知れませんが)
クルド人の単数がクルディで、複数形はアクラード。
トルコ人の単数がトゥルキィで、複数形がアトラーク。
スリリングでない複数形も沢山あります。言わば「規則変化」というものですね。
これ以上掘り下げようとすると
八大地獄をさまようことになりますので、以下省略
私が長年通っていたアラビア語コースはCovid-19パンデミックで休講となりました。
あるいは再開されているかも知れませんが、まだ問い合わせていません