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拉致被害者「救う会」の横暴

2009-05-12 23:36:51 | メディアから
11日の毎日jpにこんな記事が載っている。
「拉致被害者:家族会などが田原総一朗氏とテレ朝に抗議」との見出しの元、以下のような記事が掲載されている。 以下引用

「北朝鮮による拉致被害者の家族会と支援団体「救う会」は11日、横田めぐみさん(行方不明時13歳)と、有本恵子さん(同23歳)の安否を巡り、テレビ番組で根拠のない発言をしたとして、ジャーナリストの田原総一朗氏とテレビ朝日の君和田正夫社長に抗議文書を送付したと発表した。
 家族会などによると、田原氏は4月25日放映のテレビ朝日の討論番組「朝まで生テレビ」で、2人について「外務省も生きていないことは分かっている」などと発言した。
 東京都内で会見しためぐみさんの父滋さん(76)や恵子さんの父明弘さん(80)ら家族会側は「確実な証拠もないまま死亡説を唱えるのは家族や国民の気持ちを踏みにじるもの」と批判した。
 田原氏は「家族のお気持ちは分かる。ただ、情報源は言えないが情報を得ている」と説明。テレビ朝日広報部は「内容を詳細に検討し、誠意をもって対応したい」と話している。」引用終わり

日本国民の誰も、拉致被害者に同情の念を持たない人はいないと思う。人の命は尊いし、かけがいないものであるという認識は殆んどの方が持っていると思う。しかし、そこにいる一人のために周りにいる全く無関係の方が10人、あるいは100人、一万人の方が犠牲になるかもしれない状況が生じた時、一人の命は地球全体の人間を犠牲にしても助けよと言う議論は成り立つのだろうか。政治はどんな決断を下すのだろう。拉致問題を口にしている政治家はそれだけの決断を持って口にしているのだろうか? 一人を殺すのか、一万人に死ねというのか・・・
小泉首相がピヨンヤンに乗り込み、北朝鮮による、拉致を認めさせ、核開発すら放棄する代わりに、我国による、経済援助を行うとする協定を破棄せしめたのは、拉致被害者家族による、「被害者全員の帰国なければ問題解決ナシ」の一面的な思い込みではなかったか。当時から、パックインジャーナルの田岡氏などは、一人の犠牲者の救出は大切だが、もし北朝鮮が核開発に成功し、ミサイルに不完全でも核爆弾を搭載して、我国の領土内に打ち込まれたら、どうするのだろうと、発言をしていた。現在の状況はまさに、その通りになっている。北朝鮮の指導者が正気であろうと、気が違っていようと、日本に向けてミサイルを発射することが出来るのは間違いない。発射されれば、それが永田町を狙ったものが、麻生さんの地元福岡に落ちたにしたところで、犠牲者が膨大なものになることは間違いありますまい。
勿論諸悪の根源は北朝鮮にあり、わざわざ二度も焼いた、誰のものともわからない骨を「めぐみさんの骨」などと称して渡すなぞ、絶対に許されるものではありません。しかし伝えられる、北朝鮮の劣悪な環境の元で全員が数十年生き延びられるか? それは不可能のように思います。自分には、田原氏や朝日放送にに抗議文を出したと言う「家族会」の行動は、自分に気に入らない意見を封殺しようとする、理不尽な行動であるように思えます。

コメント
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