気ままな日々を 思いつくままに

旅の様子や
今日の庭
思いついたことなどを
気ままに 気楽に綴ります

アメリカ下院 緊急安定化法案否決

2008-09-30 19:08:12 | メディアから
昨日の報道では民主党と共和党の妥協がなり、アジア市場が開く前に法案を可決すると報じられていた。さらには各国の中央銀行も、短期金融市場へのドル資金供給枠を30兆円から65兆円に倍増することを決めていた。日銀でも緊急の会議が開かれ、日銀総裁も午後11時半から夜中に異例の記者会見を開き、ドルの流動性が枯渇しているとの認識を示し、ドルの供給枠を6兆円から12兆円に増額すると発表していた。いずれも緊急安定化法案が可決されることを前提にした処置であった。ところが日本時間で午前3時過ぎ下院で採決が行われ賛成205対反対228の20票以上の差で否決されたと伝えられた。NY市場は直ちに反応し、ダウ平均は777ドル以上の史上最大の暴落をした。ブラックマンデー以上の下落とは言うが、ブラックマンデーの時は22㌫下落であったのに対し、今回は7㌫。しかも世界の中央銀行が協調している。アメリカ議会のシステムとしては、今回否決されたからといって、再度修正案を提出することは可能だという。緊急に修正協議が行われるのであろうが、今回の案に対して、下院議員への反対電話やメールが一日に2000通を超える議員もあるという。また賛成した議員も「鼻をつまんで賛成した」という議員もいたから、誰も本当に賛成している訳ではないようだ。しかし日本におけるバブル崩壊の過程を見ても、最終的に公的資金・税金を投入せずに解決することは無い。しかも日本は日本の問題でしか無かったが、アメリカは違う。既にイギリスを巻き込み、EUを巻き込んでいる。アメリカに金は無く、ヨーロッパもダウン。既にアブダビの投資ファンドがアメリカの銀行に投資されたいるが、総体として見た時中東諸国はアメリカを支えるほどに金は持っていないという。残るは中国か日本か・・・・日本には昔の力は無い。とすると中国がアメリカの救い主となるか。もし出てこなければ、世界の経済はどうなるのだろう。中国とアメリカは今や完全に利害が一致しているという。中国が世界の中央に飛び出すとアメリカベッタリの日本なぞ、どうなってしまうのでしょう。
横丁の隠居でも何か不安を感じてしまう一日でした
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 麻生総理の所信は議運委員長... | トップ | 777と485 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

メディアから」カテゴリの最新記事