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年金積立金1.5兆円、20年以上宙に 使い道決まらず

2009-07-26 00:08:42 | メディアから
我家の奥方は結婚するまで同じ会社に勤めていました。結婚後、奥方は専業主婦となり、3人の子供の養育と家庭の運営に全力を注いでいました。あるとき、このままでは、奥方が無年金になってしまうとのアドバイスを受け、任意加入の国民年金に加入しました。85年からの3号被保険者制度が出来るまで10年余り家計をやりくりして3ヵ月毎の保険料を納め続けました。年金の受給資格が出来た時、一回分(3か月分)の未払いを指摘されましたが、第三者委員会との一年近くに及ぶ交渉の末、回復することが出来ました。年間数千円でしたが回復したのです
ところでasahi.comの夕刊一面にこんな記事が載っています。その意義が、自分にはよく理解できませんタイトルはこうです
「年金積立金1.5兆円、20年以上宙に 使い道決まらず」
2009年7月25日15時13分
以下記事の全文を引用します
「7200億円にのぼる年金保険料の使い道が20年以上も決まっていない。サラリーマンの夫を持つ専業主婦が、国民年金に任意加入だった時代に納めた保険料だ。サラリーマンの年金の一元化をきっかけに「落ち着き先」が見つかるはずだったが、衆院解散で法案は廃案となった。利子がつき約1兆5千億円に膨らんだ「積立金」は宙に浮いたままだ。

 国民年金制度ができた61年度から85年度まで専業主婦は任意で加入し保険料を納めてきたが、強制加入となった86年度からは「第3号被保険者」として保険料を納入する必要がなくなった。任意加入時代の保険料は、年金特別会計に積み立てられ年金給付にあてられるはずだったが、手つかずのままだ。

 理由は二つある。まず3号になった専業主婦の夫のうち、何割が会社員で何割が公務員かわからず、会社員が加入する厚生年金と公務員が加入する共済年金にどう配分するか決められなかった。

 さらに保険料が国民年金の被保険者として納められた以上、「国民年金にも配分すべきだ」という主張もあった。厚生年金、共済年金、国民年金の三つの制度の間で合意点が見いだせず、配分ルールを定める政令を作れないままになっていた。

 状況を打開するのが、07年に政府が提出した被用者年金一元化法案のはずだった。厚生年金と共済年金の保険料と給付水準をそろえる内容で、これを契機に配分のルール作りがようやく始まった。

 「積立金」の半分は国民年金を含む全制度の被保険者数の割合に応じて配分、残り半分は厚生年金と共済年金の被保険者数の割合で配分することで各制度の関係者が合意し、法案成立後に政令で具体化することになった。

 ところが、被用者年金一元化法案に対し、民主党は国民年金を含めた抜本的な改革を主張。法案は2年以上たなざらしになり、廃案となった。国民年金法の規定に従えば、一元化法案の成否とは別に配分するのは可能だが、きっかけを失い、1兆5千億円の使い道が決まらない状態が今後も続くおそれがある。(友野賀世)
引用終り

任意加入していなかった人に比較していくばくかの上乗せはあるのだろう。しかし、それは微々たる額に過ぎない。しかし支払いをしていた当時のことを考えると、子供たち3人は幼稚園や小学校へ通い、住宅ローンも目一杯支払っていた時代である。そんな時三ヶ月に一度、万を超えるカネが楽に支払えたはずもない。『爪に火を灯す』思いで捻出した金だ。自分としては奥方にいくら感謝しても、感謝しきれるものではない。自分の家だけが例外だとも思えない。そんなサラリーマンの専業主婦の納めた金が20年も宙に浮いていると言う。ふざけるなと言いたい。年金がどんな基準で決められて言うのか知らないが、支給額は年々減っており、年金から天引きされる金も多くなっている。年金生活者としては今後が非常に不安である
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