気ままな日々を 思いつくままに

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梅雨の晴れ間の六義園

2008-06-12 16:35:51 | 生活の中で
稽古の前、紫陽花を見たくて六義園へ寄った。あれほど人を集めていた、枝垂桜も誰も見る人がいない。桜に背を向けて紫陽花を眺めている人が二組くらい・・・
濃い緑に包まれた枝垂桜は堂々とあたりを睥睨しているようでもありました。睥睨は少しオーバーですね。しかし咲いているときより一段と大きく見えました。紫陽花は園内各所に植えられていますが、園ではあじさい山をメインにしているようでした。園内の紫陽花の種類は20種と称されているが、名札で確認できたのは10種類。そのうち8種類があじさい山で見つけられめした。今までお庭で紫陽花がどのように植えられているかなど気にしたことも無かったが、ここではあくまでもサブでお庭の表面には出て来ていません。あじさい山にしても、外からは見えない、馬場の脇にある、馬繋ぎだったらしいところに植えられ、片側には萩が植えられていた。あまり人の入らない奥まったところです
つつじも終った静かな園内を巡る。とにかく濃いグリーンが素晴しい。桜も紅葉も勿論松も緑が一番綺麗なときかもしれない。ところどころで庭師さんたちが仕事をしているのが見える。花後の紫陽花の手入れを聞きたいと思ったがチャンスが無かった。ゆっくりと一周する。つつじの茶屋の近くで何のきっかけからか、この園を良く知っている方に出会った。このあたり秋には素晴しいと言う話から、雪の降る時には、開門前に数十人も待っていること、さらに、この茶屋の柱はつつじの木が使われていると言う話から、戦災から焼け残った唯一の建物がとの話になった。近くにある小石川後楽園でも園内の建物が昭和20年の空襲で焼けてしまったという看板があったので、その方に何故こんな森のようなところを空襲したのでしょうね? とたずねると、園の裏側に原子力物理学者で、サオクロトロンを持っていた仁科博士の居た理研の広大な敷地が有ったので、それが狙われたのかもと言っていた。そしてこのあたりのお屋敷も随分戦災にあっていると・・・
静かな公園めぐりが愉しくなってきた。
シチダンカという種類の紫陽花です
コメント
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