平成の名香合 ～香道 五百年の父子相伝～

NHK BSハイビジョンで18日20時から1時間半で放送された、ハイビジョン特集「平成の名香合 ～香道　五百年の父子相伝～」がとってもよかった。

気付いてみたらただ時間つぶしで見ていることが多いテレビ。面白い番組は多い、でもその全部と言ってもいいぐらい見たその時だけで終わってしまう。
そんなテレビ放送の中で今回のこのハイビジョン特集は思わず引き込まれてしまう程、内容の濃い、すばらしいものだった。




数ミリ角の香木を、煙が立たないように熱すると?日常では出会うことのない不思議な香り?が漂う。感性を研ぎ澄まして、それに身をゆだねるのが「香道」だ。
５００年前の室町時代に誕生したその雅な世界をいまに受け継ぐのが、志野流香道。「父子相伝」で奥儀が連綿と継承され、69歳の現家元・蜂谷宗玄(はちやそうげん)で二十世を数え、33歳の蜂谷宗ひつ（草冠に必）が次期家元を襲名すべく、若宗匠となっている。
今回、その「父子相伝」の現場に初めてスポットをあて、香道の知られざる奥儀をひも解くとともに、香道に用いる秘宝の数々を初公開する。
また、「六十一種名香」と呼ばれる貴重な香木を使って2月に開かれる「平成の名香合」を完全記録。尾張徳川家当主・徳川義崇氏、冷泉家当主夫人・冷泉貴実子氏など、香道にゆかりのある人々が、香道の歴史に残される名香合の席で、香りの世界を和歌などでどのように表現していくかを見つめる。
脈々と息づいてきた香道の魅力を、父子のドラマとともに余すところなく伝える。
（NHKオンライン　http://www.nhk.or.jp/bs/hvsp/）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　



徳川義崇さん、冷泉貴実子さんのほか招かれた客は有馬頼底さん、近衛忠大さんで、家元、若宗匠の計6人による名香合が行われた。

きりっとした、ぴーんと張りつめた世界。
真剣そのもの、この辺は茶道とも通じるところ。
その中で香を聞き、感想を書いていく。


やはり和歌の世界で生きておられる冷泉さんの観察力、表現力がすばらしい。すごいの一言！思わず見入ってしまった。


何やらワケが分からん香の世界、でもとっても興味深いものになった。
ほんの少しは近くなったみたい。


また再放送があると思う。
その時は必ずビデオに取る！
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