米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を争点に、今回で5回目となった同県名護市長選を制した稲嶺進市長(68)は、移設反対派の候補としては過去最高の得票数・得票率で再選した。移設を巡り政府や政権与党と対立した候補が当選したのも初めて。逆に、自民推薦で敗れた末松文信氏(65)は移設推進・容認派として過去最低の得票数・得票率となった。それだけ政府・自民党に対する有権者の反発が強かったといえる。
移設問題を争点とした市長選は1998年から始まり、移設容認派が3連勝。反対派が勝ったのは前回10年の稲嶺氏が初めて。この際、稲嶺氏は1万7950票(得票率52.3%)を獲得。それまでの反対派候補の中で最も票を集めたが、今回はさらに上回る1万9839票(同55.8%)を得て、末松氏に4155票の大差をつけた。
また、容認派が当選した3回の選挙は、政府・自民党と候補者が連携。前回の市長選は「最低でも県外」を掲げた民主党政権下で実施され、稲嶺氏と政権の方針は一致し、同党も稲嶺氏に推薦を出した。今回は「辺野古推進」の自民党政権下で、移設を巡る稲嶺氏と政権のスタンスは真っ向から対立した。
関係者によると、稲嶺氏は革新系政党の推薦を受けたが、保守系の企業や商店主の他、女性や若年層などからも幅広く支持を獲得。「市民をカネでつろうとする高慢な政府・自民党への反発があり、保革の共闘態勢となった」と分析する。
稲嶺氏は20日の記者会見で「1996年の普天間返還合意以来、今回ほど争点がはっきりした市長選はなかった。推進、反対とはっきり分かれたので有権者にとってわかりやすかった」と指摘し、「市長の権限をきちんと行使したい」と改めて移設阻止の決意を語った。
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140120-00000089-mai-pol)
名護市長選確定得票数
当19839 稲嶺 進<2>無現=[共][生][社]
15684 末松文信 無新=[自]
辺野古移設反対派の市長が再選された。
「民意が示されたから辺野古埋め立ては白紙に戻し、県外に基地を持って行け!」と反対派は気勢を上げる。
でも国防は政府の仕事。
この選挙をもって辺野古移設が覆るのは難しい。
もちろん市と話し合いは行われないといけないし、国は市長を説得しないといけないけれども、それはどうも出来そうもない。
予定よりも遅れての埋め立て開始となるんかなぁ。
反対派との衝突は避けてほしいけどそれもムリなんかなぁ。
成田闘争の再来?
名護市民でも沖縄県民でもない、プロの反対派の人たちの出番ですな。
2907号
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