(故ブット首相。Amazon より引用。)
私はパキスタンの故ブット首相をアラブ美人の典型だと考えている。こういう顔貌は西洋人にも東洋人にもない。目が大きくて、小麦色の肌の彫りの深い顔立ちだ。平板な日本人の顔とは正反対である。
テレビの「こんなところに日本人が」と同類の番組で、アラブに嫁いだ日本人妻が取材されていた。彼女は日本人に多い平板な顔で、目が小さくお世辞にも美人とは言えなかった。
アラブ人の旦那さんは彼女を、海外の大学で見初めたらしい。彼女に一目惚れだったそうだが、旦那さんが彼女のどこに一番ビビッときたかというと、目が小さいところだという。日本人の一番の弱点を気に入ったらしい。目が大きいアラブ人女性に囲まれていると、かえって大きな目がうっとうしく、日本人女性の小さな目に惹かれたのかもしれない。
先日(2月8日)、美人の基準がグローバル化していると述べたが、まだまだ局地的でグローバル化していない嗜好が存在しているようだ。作家の林真理子さんがケニアでたいへんモテたことは、だいぶ前に書いた(2011-08-17)。
日本では恵まれなくても、世界のどこかに恵まれる文化があるはずだから、日本の不美人たちはもっと希望をもってよいのではないか。