(ちびまる子ちゃんランドHPより引用。)
先日の中日新聞(愛知県版)の投書欄に「食事囲み家族で話そう」という投書が載っていた。家族団らんは大事だという、ありがちな意見だからあとは言わなくても想像がつくだろう。
その数日後、「団らんにあこがれる」という16歳の少女の投書が載った。少女には父親がなく、母と姉3人暮らしで、それぞれに忙しく一緒に食事ができないとのことだった。アニメの「ちびまる子ちゃん」や「サザエさん」のように、喧嘩しながらでも団らんができる家族にあこがれると書かれていた。
私はてっきり前の投書に対して、「やりたくてもできないんです」という反論かと思った。
ところがその少女は「食事囲み家族で話そう」という意見に大賛成だった。そして「自分も家族をもったら、絶対に団らんをもてる家族にするんだ」と結ばれていた。あまりの素直さに私は胸が熱くなるものを感じ、自らのひねくれを恥じた。