院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

ホリエモンへの最高裁判決

2011-05-16 23:15:41 | Weblog
 法律の専門家らは、このたびのホリエモンへの判決を、重すぎると言っている。名づけて「情緒的判決」といわれるそうだ。

 ホリエモンの罪状は粉飾決算だそうだが、他の粉飾決算の事例に比べて金額が少ないわりに、量刑が重いという。しかも、他の粉飾決算は会社が潰れてから明るみに出るものだが、ライブドアの場合ちゃんと営業していたし、資本金もあった。ライブドアの株価が下がったのは、手入れがあった以後だという。

 そうだとすると、この事件そのものが官憲によって作られたとは言えまいか。官憲が入らなかったら、ライブドアの株価も下がらなかったはずだから。

 ホリエモンは目立ち過ぎた。ジェット機を持っていた。それが庶民の嫉妬を買い、そこに乗じて官憲が動いたのではあるまいか?

 そして、とうとう最高裁まで「情緒的判決」を出してしまった。ホリエモンは人民裁判にかけられたように、血祭りに上げられた。

 ホリエモンの影で糸を引いていたのは、村上ファンドの村上氏だ。その村上氏が執行猶予で済んで、ホリエモンは粉飾決算としては異例の2年6月である。村上氏は対立を嫌ったから執行猶予で済んだと思われる。

 一部の人たちにとって、最高裁の権威はがたおちになっただろう。

 実は同じようなことが過去にあった。リクルート事件の江副氏だ。悪者にされても反論しなかった。金の亡者のように言われたけれども、実は長年、福祉分野に寄付をしていたことを知る人は少ないから、ここで言っておく。