院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

禁煙国・イギリスが戦争を始めた

2011-05-03 03:11:48 | Weblog
 NATO軍がカダフィ大佐を爆撃した。NATO軍と言っても、要するにイギリスとフランスだ。だが、なぜ地上軍を出さないのだろう?カダフィを暗殺しないのだろう?どこか不徹底なのである。

 石油は欲しいが、リビアを完膚なきまでにやってしまうと、マズイことでもあるのだろうか?

 アメリカがあまり手を出さないのは分かる。中東でアメリカはものすごく嫌われている。これ以上、アメリカが手を出すと、中東を全部、体制側はもちろん反政府側からも支持は得られないだろう。

 イギリスはなぜリビアを爆撃したか?石油がほしいなら話し合おうと言っているカダフィを無視した。

 短絡的なようだが、イギリスは禁煙国家になったから、リビアに介入したのかもしれない。2008-09-21 禁煙国家は戦争を始めるという説を紹介しておいた。イギリスはほとんどの場所、パブまでも禁煙にした。そうしてリビア内紛に介入を始めた。

 はからずも、禁煙→戦争という図式が当たってしまった。英国はこの後、どのように振舞うだろうか?いまのところカダフィを抹殺する意志はないようだ。

 カダフィがいなくなれば、イラクと同じく、リビアが群雄割拠の時代になるのを怖れているのだろうか?

 アメリカはオサマ・ビンラディンを殺害した。それでも中東のアメリカ嫌いを助長するだけで、パキスタンが群雄割拠にはならないと踏んだのだろう。