日本の製紙会社が会員になっている「日本製紙連合会」という組織がある。インターネットに公表されているこの会の2012年の資料が興味深い。
紙の原料になる木材 (天然林は管理された天然林)
輸入1086万トン 国産490万トン
人工林材 88% 21%
天然林材 04% 30%
製材残材 01% 43%
この数字が正しいとすると、日本の製紙産業はほとんど森林破壊をしていない。もし、数字が怪しいとすれば、賄賂の横行する中南米やアジアの国々だろう。ひょっとすると、木材として使えない低品質木と偽って、良質の天然林材を輸出しているかもしれない。それでも、せいぜい全輸入量の3%程度にしかならない。
製紙が森林を破壊していないのならば、紙のリサイクルに神経質になるのは滑稽だ。紙のリサイクルでは、運搬加工に多くのエネルギーを消費する。実際、日本製紙は、石油の使用量が2倍以上になることがあるとして、5年以上前に、古紙100%の再生紙の生産を止めてしまった。
無理をして再生するくらいなら、再生紙などは、ゴミとして燃やした方が、環境には良いかもしれない。ゴミ焼却場といえども、生ゴミをそのまま燃やすことなどできないから、石油燃料を使っている。紙を燃やせば、この石油の使用量は減らせるはずである。
紙の原料になる木材 (天然林は管理された天然林)
輸入1086万トン 国産490万トン
人工林材 88% 21%
天然林材 04% 30%
製材残材 01% 43%
この数字が正しいとすると、日本の製紙産業はほとんど森林破壊をしていない。もし、数字が怪しいとすれば、賄賂の横行する中南米やアジアの国々だろう。ひょっとすると、木材として使えない低品質木と偽って、良質の天然林材を輸出しているかもしれない。それでも、せいぜい全輸入量の3%程度にしかならない。
製紙が森林を破壊していないのならば、紙のリサイクルに神経質になるのは滑稽だ。紙のリサイクルでは、運搬加工に多くのエネルギーを消費する。実際、日本製紙は、石油の使用量が2倍以上になることがあるとして、5年以上前に、古紙100%の再生紙の生産を止めてしまった。
無理をして再生するくらいなら、再生紙などは、ゴミとして燃やした方が、環境には良いかもしれない。ゴミ焼却場といえども、生ゴミをそのまま燃やすことなどできないから、石油燃料を使っている。紙を燃やせば、この石油の使用量は減らせるはずである。
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