名塩御坊 教行寺

西宮市北部にある蓮如上人創建の寺 名塩御坊教行寺のブログ
〒669-1147 兵庫県西宮市名塩1丁目20番16号

真宗の学問的研鑽「専精舎夏講」☆オンライン編「真宗②」

2020年08月27日 09時01分00秒 | 仏教・宗門関連
住職の娘です。


今日から、行信教校において真宗の学問研鑽会が始まっています。

過去記事「真宗①」はYouTube配信されている法座についてでした。

今日の「真宗②」はより専門的なオンライン講座についてです。


場所は、浄土真宗の学び舎である行信教校で今日から5日間。

一般に開かれている印象はないのですが、今回は新型コロナウィルスの影響か、先生方による「講演」のみYouTube LIVE配信を視聴できます。

午後2時50分からです。






ご案内に関する詳細は、行信教校の公式HP内のコチラをご覧ください。

公開されない前半の内容はガチの研鑽会。

公開される「講演」は若干専門的な内容だと思います。

*およそのテーマに沿って、各先生方が伝えたいお話をされるようです。

このように、時間と手間をかけて私たちがご仏縁にあえる環境を整えて下さっている方々に感謝致します。


また、オンライン講座繋がりで、広島にある真宗の学び舎「真宗学寮・広島仏教学院」でも、一部で一般に開かれた講座を定期的に開催しています。

明治時代、寺院子弟の中で京都で浄土真宗を学べたのは、経済的理由より後継者に限られました。そこで、地方で誰もが負担なく学べるよう、安芸の僧侶、お同行が尽力いたされ創立されたのが真宗学寮です。ご報謝で講義下さる先生方や多くの皆さまに支えられながら、今日も授業料不要という建学の精神が貫かれています。

この建学の精神から、現在、真宗学寮は一部で無料のオンライン講座も開催しています。

特に、この真宗学寮では、僧侶(それに準ずる人)向けですので、一般の法座よりも専門的な内容です。

オンライン講座であっても、聖典は注釈版と七祖篇の2冊が必要なので。

ただ、こういうレベルの講座を無料で参加させて頂けるのは、かなり凄いことだと思います!


今は、学ぶ気概があって、ある程度の時間がとれる環境なら、困らない時代になりました。

本気で基礎からと思うならどこかに「入学」。

様子見や環境等の兼ね合いなら「聴講生」。

ある程度基礎があってご法義聴聞し続けたい、もしくは少し専門的な内容を希望して「オンライン講座」。

未だ、居住区や環境に縛られつつも、選択肢が個人に与えられていることがすごいです。

本当に感謝です。


最後に、今更な話ですが。

後からいつでも勉強できる!等と浅慮にサラッと僧侶になってしまうと、僧侶になった後に、意外と専門的な勉強する場が少ないことに気がつきます😅

また、継続的に学ぶということは、極めて稀な幸運に恵まれ得られることです。

身近にあればわからない、遠ざかれば心惹かれる。

それが仏の大悲心というものかもしれません。



今回は、宗門校となっている行信教校と真宗学寮・広島仏教学院のオンラインな取り組みについてご紹介させて頂きました。

説明不足な点は否めませんので、少しでもこの2校にご興味のある方は、ぜひとも以下のHPをご覧下さい(^人^)
それぞれ、Facebookもあります!


南無阿弥陀仏


きょうびのメモアプリには驚く☆だがしかし(笑)

2020年08月26日 00時02分00秒 | 日記

住職の娘です。

 
お盆が終わって、ぼーっとして気が抜けています。
 
時間ができたので、買ったは良いが読めていない本を読んでおります…所謂、積ん読(つんどく)?
 
まぁ、読書の話は置いておいて。
 
 
本題は、メモについてです。
 
手書きメモとメモアプリ…どっちが良い⁈的なvs論ではなく、その両者を自分なりに使っていこうとしている話です。
 
無料で高機能なメモアプリが広く使えるようになると、今度は、「やっぱりメモは手書き!」みたいなネット記事が上がってくるご時世😅
 
自分にとっても身近な「メモ」について、少し考えるようになりました。
 
 
以前から、読んでいる本で、文中の気に入った言い回しを拾ってメモをとっています。
 
テレビやWeb上で気になった記事も同様、気が向けばカキカキ。
 
思いついたことも、徒然なるままにカリカリっと「手書きメモ」。
 
そうしていると、あまりに思いつくまま書き過ぎて、私のムラ気ある性格が表れた汚いメモ(小さい紙)やノートができるわけです。
 
本屋に平積みされてた「○大生のノート」的な美しい手書きメモ(ノート)には絶対になりません。
 
所詮、私はその程度なんです(笑)
 
じゃあ、iPadやノートパソコンでメモアプリを使おうかと愚考しました。
 
流行りのペーパーレス!
 
少なくとも、文字は規則正しく整列し、フォントも揃って美しい姿になります。
 
しかし、「気軽になんでもメモできる!」「多彩な(あると便利)機能!」みたいに発展してきた盛り沢山なメモアプリは、一太郎やWordといった文章ソフトと変わらない基本的機能と、自由度を備えていたります。
 
必要十分な機能設定。
 
特に、最近使って驚いたのはアプリ「OneNote」…ビジネスマンが「ミーティングの議事録が書きやすくなる」ってYouTubeで動画投稿されてました!(笑)
 
既に、「提出用議事録」以上に議事録…「メモ」の領域を超越しています。
 
となると、この無限とも思えるメモアプリに、単純な思いつきをそのまま羅列しよう!と。
 
ただし、こういうには、メモっていても見やすいようにカタを整えたくなるんですよ。
 
美しくデザインしたい望むのが人情。
 
そんな素敵な能力がある人はごく少数で、そういう人は私のようにメモ一つで迷ったりしないでしょうに😅
 
正直、私の性格ではデザインを考えながら大事なことをメモしきれませんし、最終的に全てが億劫になりました。
 
 
ある程度、このメモアプリを思いつくままに利用した後、なんとなく使わなくなって1ヶ月以上経過。
 
久しぶりに見返すと、自然と項目ごとに断捨離していました。
 
つまり、時間経過によって、必要無いと思った内容、残したいと思った内容のメモがあったということです。
 
当然かもしれませんが、残したい基準が、テーマや時系列にまとめてあって、ある程度一貫性がある記録だったのです。
 
対して、削除したのは「雑記」でした。
 
手書きの日記帳ならば、同じ内容でも削除しようとは判断しなかったように思います。
 
でも、アプリでの雑記は削除対象でした。
 
「コレは、2度と見ないわ」
 
特に、自分の小さな感情が、整列した文字になると鬱陶しいこと…美しくない!
 
「ハイ、削除!」
 
後から見直してみると、さまざまなことが改めて意識されるものです。
 
 
 
結局、自分なりの「メモ」というのは、雑多な手書きメモ(ノート)→整理整頓メモアプリにしました。
 
基本的なマイルールと考えは以下の通り。
 
手書き:直感的・時系列・メモ(感情・可)・全体的に見返す
→一つ一つは大した意味がなくて良い。自分にとっては、記録情報にまつわる情動まで残っているような生々しさに価値がある。記憶力に問題があるので、無駄が多くても日記のような手書きメモは必要。
 
アプリ:論理的・系列的・テーマ別・情報(感情・不可)・意識的に一部分を見返す
→見返そうと思うことがなければ、見返さない。将来の自分にとって記録情報に価値があること。整列した文字で起こす「メモ的感情」は煩いので除く。手書きメモの清書。ミーティングのメモに最適。
 
本当に、メモアプリの進化は驚異的です。
 
しかし、私にとって「メモ」というのは、どれほど進化しようと、泥臭いアナログ手描きが基本であるようです。
 
足りない自分に何かを少しずつ足していきたいと思い、たいしたことないメモを作っています。
 
駄菓子のようなメモも良し♪
 
合掌
 
 
 
 
 

お荘厳を戻しました☆

2020年08月22日 22時57分00秒 | 教行寺・寺務関連

住職の娘です。

 
↓お盆のお荘厳


 
今日は、お荘厳(お飾り)を戻しました。
 
ご尊前の前卓(まえじょく)を、常香盤(じょうこうばん)と入れ替えます。
 
 
常にお香を焚いておくための平たい香炉みたいなものです。
 
前卓や常香盤の台は、1人では運べないので夫と2人で運びます。


手前が打敷(うちしき)、奥が水引(みずひき)です。
 


 




この打敷は昭和6年に寄進して頂いたものなので、もうすぐ90年ですね。
 
こうして目にする度に、先にお浄土に参られた方から、改めてお荘厳のいわれを感じさせて頂いております。








もちろん傷んでいる部分も多いですが、まだまだ綺麗に使わせて頂いてます(^人^)
 
こうしてお荘厳する事で、ある意味、定期的に虫干ししているようなものです。
 
*裏地は1度変えています。
 
 
↓打敷は少し変わった畳み方をします。




何度か折って小さく畳むにしても、これが金(銀)糸を傷めにくい畳み方なのだと思います。


↑本当は打敷と水引を別々に包む方がいいのですが、収納の関係からセットで保管しています^^;
 
今回のお盆は前卓のみのお荘厳なので、すぐに終わりました。
 
最後、常香盤にお線香を焚き、仏様にお香を供えさせて頂いて終了。
 
こうしてしまい終わると、日常が戻ってきた気がします。
 
合掌
 

巡る季節☆山寺時間

2020年08月19日 15時34分00秒 | 日記

住職の娘です。

 
住職がブログを全く更新してくれないので寂しいです(笑)
 
 
さて、お盆が明ける頃、色せてくるのがケイトウの花です。
 
濡れたような艶やかな赤が、その瑞々しさを失ってきました。

ただ、よくよく見てみると、黒く小さな種がビッシリ!
 
次世代へ命をつなぐすがたは、美しく力強いです😊
 
人間が何をせずとも、巡っていきます。


↑里芋を植えているところは葉や茎がよく育っていて、鬱蒼としています。


 
↑こんな小さかったのに…いつのまにか、私の背丈近く伸びていました(笑)
 
こちらは、今年の長雨にも強風にも負けず、調子がよさそうですね。
 
里芋は水気が多い土が好きな植物ですので、今夏は水遣りが楽でした。
 
秋以降に、美味しい里芋が収穫できることを願います。


天候の加減で、キュウリやシシトウの数は少なめでしたが、家で食べる分は収穫できました。
 
聞いた話、名塩周辺も、夏野菜は虫や病気のせいで、収穫量が控えめだったようですね。
 
 
巡る季節の中で、「いつも通り」なんてないのだとつくづく感じています。
 
お供物も含めて、「ご縁」な恵まれものに感謝感謝です(^人^)
 
合掌
 
 
 
 
 

お盆明け☆ありがとうございました

2020年08月18日 09時08分00秒 | 教行寺・寺務関連

住職の娘です。

 
おかげさまで、今年の盆法要が勤まりました。
 
心よりお礼申し上げます🙏
 
 


 
 
 
 
今年は5月の永代経法要の中止に始まり、盆踊りも中止になりました。
 
そして、盆法要後には、10月に予定していた報恩講法要も中止が決まりました。
 
とりあえず、「集まる」というのは避けようということで。
 
新型コロナウィルスの影響は果てしなく、今年だけでも無い無い尽くしの1年になりそうです😅
 


そんな中でも、皆様の変わらぬご厚志のおかげさまを持ちまして、今年は本堂の古くなった照明器具を取り替えさせて頂くことができました。
 
以前のものは、70年近く前(住職より高齢w)のもので、傾いたり、点灯しなかったり、点滅を繰り返したりと、どうしようもなくなってしまいました(^^ゞ
 
取り替えた後、本堂内の印象が良い意味で変わりました。
 
本当に有り難いです。


今後もお念仏がご相続され、法灯が守られていきますよう、尽力して参ります。
 
 
南無阿弥陀仏