住職の娘です。
昨日の午前、施設入所中の前坊守(祖母)が、眼球運動障害(斜視?)で歩行困難を訴えたため、施設看護師の方が病院に連れて行ってくださいました。
網膜剥離の疑い。
しかし、眼科では網膜剥離など眼科的なことではないという診断でした。
つまり、原因不明で施設に帰宅した祖母。
それらの連絡を受けて、午後に祖母の様子を見に行ったところ、
見えない、歩けない、着替えられない、
と凹み気味…弱っていました。
それと同時に、
「こんな年寄りがおるねんから、いつ何があっても良いようにお寺を片付けておいてよ」とのこと。
それは、自分の息子(住職)に言っていただきたい…祖母は家つき娘の割に、図太くもなく遠慮がちな性分です。
それはさておき、看護師の方の説明によると、翌日に脳神経外科に新規受診することになったと説明がありました。
そして、今日、改めて看護師さん付き添いのもと、朝から脳神経外科を受診。
私は午後から合流しました。
緊急性を考慮して、当日にMRI検査を急遽してしていただけることになったそうです。
そして、検査結果もその場で、担当医から看護師さんと一緒に聞かせていただくことができました。
とりあえず、今のところは目立った血栓や動脈瘤などは見つからないということで、様子を見ましょうのこと。
祖母は、無事に施設に帰宅できました。
通院付き添いの予定が増えましたが、こればかりは仕方ありません。
祖母本人も、昨日より元気そうな顔色と話ぶりに、私も少し安堵しました。
住職も金曜日には検査予定です。
こちらも何事もないことを願っておりますが、どうなることやら。
かく言う私も、今日の夕方は定期通院でしたので、本日は病院のハシゴをしたことになります。
誰しも、わが身一つ、ままならないものです。
今日という一日、そのひと時が「当たり前ではない」と気づかされるとき、私たちはそこに有難さを見いだすのかもしれません。
寂しさや不安、辛さの中に、
ふと感謝の芽が顔を出す、
そんな気がします。
南無阿弥陀仏
