名塩御坊 教行寺

西宮市北部にある蓮如上人創建の寺 名塩御坊教行寺のブログ
〒669-1147 兵庫県西宮市名塩1丁目20番16号

除夜の鐘

2021年12月31日 15時45分00秒 | 行事案内
令和3年大晦日
教行寺山門横の鐘楼にて
除夜の鐘をつきます。

時間は23:30開始から1時間少々です。

今年も飲食物の提供は控えさせて頂きます(^人^)

当地も山間部で寒さが厳しいです。幸い、積雪はありませんが坂道や石段などの悪路で路面凍結のおそれがあります。お越しの際は、くれぐれも防寒のうえお足元にご注意ください。

合掌

↓今日の午前中、準備の際に撮影した写真です。








介護関連で作った項目チェック用紙

2021年12月28日 15時46分00秒 | 日記
住職の娘です。

今日は、祖母の介護関連ネタの投稿です。

介護認定を受けたのは去年の年末が初めてでした。
そして、この一年の間でケアマネージャーの担当交代もありました。
そういう時に、祖母の状況を手っ取り早く説明するために制作したチェック項目用紙です。
これは、私たち家族が祖母の状態を具体的に理解し、他者と情報共有するにあたり大変役立ちました。
ちなみに、項目はヘルパーステーションの記録用紙を参考にしました。

↓去年の2020年12月中旬に転倒&骨折しているので、制作日はちょうど1ヶ月後の状態です。
自宅療養で、医師から2ヶ月間の絶対安静を言い渡されていた頃です。
○印は、祖母に何らかの問題があって、他者の介入を必要とする項目。
×印は、祖母が自力で行うことができる項目です。




ここから約1ヶ月後に安静が解かれ、祖母は立つのも難しいくらい筋力、心肺機能の低下してる状態でした。
それを通院でリハビリをせずに、ケアマネージャーから紹介され訪問看護ステーションと契約。
そこから理学療法士を自宅に派遣してもらい、マンツーマンでのリハビリを開始しました。
もう立って歩くのは無理かもしれないと思うほどでしたが、この訪問リハビリが昨日回復に大変効果的で、祖母自身の努力もあって急性回復期を迎えました。

以下は、訪問リハビリが始まってしばらく経った頃、2021年5月16日時点の評価です。
項目の○印だけを見ると、あまり変化がないように見えます。
しかし、移動と更衣ができる(見守りは必要)ようになったことで、私たち家族にとっては信じられないくらいの負担軽減でした。




✳︎若干、私の評価にズレがあります↑

本格的なリハビリ開始から2ヶ月、リハビリを頑張れば頑張った分だけ回復していくことを実感できたのが5月頃でしょうか。
またこの頃は、介護で必要なサービスを受けるために、ケアマネージャーや入浴介助のヘルパー、理学療法士などからいろいろな提案を受けたり、用具や事業所の選定や契約を結んだりして、かなりの頻度で関係各所と連絡を取り合う必要がある時期でした。
制度上は非常に順調で、利用者である祖母、そして利用者家族、関係者でフィードバックしながら情報共有が繰り返された頃です。
回復期を迎え、変化と適応のための時期でもありました。

ケアマネージャー担当交代時に、この用紙が最も活躍しました。
もちろん、ケアマネージャー同士の引き継ぎもしっかりされていました。
ただ、初めての面談で祖母の状況について説明する時、この項目に沿って話しているととても効率的で楽でした。
まだ生活サイクルが安定しているとは言えない変化の時期でしたので、ストレス軽減、時短できました。笑

以降、この項目や箇条書きの内容にしたがって、ケアマネジャーと祖母の状態変化を確認しています。


残念なことに、2021年6月頃が体調と身体機能のピークだったようです。
それ以降、7月〜11月の頃は認知機能の衰えが顕著にあらわれて、今までになく非論理的な行動やリスクの高い行動が多くなりました。
さらに、現在では、肺機能の衰えからますます移動距離が短くなってきているようです。
結果的に、現時点の祖母の身体的な要介護度は1に近いですが、家族の状況や必要とするサービス・介助を考え合わせると、来年も「要介護2で継続」ということになりました。


本人や周囲がどれ程いい状態を保つように心がけていても、転倒などの大きい波、さまざまな不調といった小さい波に翻弄されながら弱っていくのだと思います。
このような用紙一枚でも、相対的な変化をある程度記録しておくこと、アウトプットしていくことは、キーパーソンとしてやっていて損はないかと思っています。

ただし、自分に時間と体力があればの話…これはストレス発散の為に作ったようなものだったなぁーƪ(˘⌣˘)ʃヤレヤレ


合掌








名塩紙の紹介 英語版

2021年12月21日 21時15分37秒 | 名塩・周辺地域関連

 10年以上前に、名塩紙漉きの人間国宝谷野武信さんから、英語による名塩紙の紹介文を依頼されました。拙いながら、当時作成した紹介文を掲載しておきます。

                            Najio Gampishi

 Najio Gampishi is the Japanese paper made with Gampi (Diplomorpha sikokiana) in Najio area.

 Gampi or Ganpi are a group of Japanese shrubs, members of the genus Wikstroemia, some of which have been used for making paper since the 8th century. It is used to make the high quality Washi(Japanese paper), as are Kozo and Mitsumata trees.
Gampishi has a smooth, shiny surface, and was called Hishi (斐紙=beautiful paper). or Kaminoou(紙の王= king of paper).
 Najio area means Old Najio village, now in Nishinomiya city, Hyougo prefecture, located to the west of Osaka.

 It is the characteristic of Najio Gampishi to mix the soil (fine particles of rock) in the making process. The soil has 5 colors, and is taken at the foot of a mounmtain or at a terrace in Najio area. The soil belongs to a stratum called the second tuff of the Miocene Kobe group.

The words indicating the type of Japanese paper seems to be confused in the long history of papermaking.
For example, the original meaning of torinoko is egg, and Torinoko-gami had meant Eggshell color (pale yellow) paper, but the name Torinoko-gami became generalized since the end of the Kamakura period(the 14th century). And now all gampishi came to be called Torinoko-gami. 
Torinoko color : RGB 226,190,159. Hexadecimal color Code is #E2BE9F.

 Maniai-shi is specialty product of Najio.
Maniai means suitability in Japanese. The width of Maniai-shi is about 94 cm, and is suitable for a Japanese sliding door and a shoji-screen. For the basic unit of length in Japanese constructions has been 1ken (1 間 about 180cm), and the width of the sliding door of Japan(襖 fusuma) and shoji-screen(障子) is its half (半間 about 90cm).
Because there was a custom to draw a picture on the sliding door in Japan, the Maniai-shi for sliding doors was a canvas of the pictures, and good-quality paper is demanded. Maniai-shi is good-quality paper satisfying this high demand.

名塩紙の紹介

Introduction of Najio Gampishi and Takenobu Tanino 

https://nishinomiya-style.jp/glossary/najio-washi


よくわかる高齢者福祉 ミネルヴァ書房

2021年12月14日 12時00分00秒 | 日記
住職の娘です。

去年の今頃、祖母が転倒、骨折し要介護2を頂戴することになりました。
怒涛の年末年始、その後、医療と福祉のお世話になりつつ夫婦二人三脚で居宅介護生活の一年でした。
最初の3ヶ月は、完全介護の中、ケアマネージャーから教えを受け、相談しながらの介護体制構築と契約の数々。
生活の激変に体がついていかない日々が続きました。
まさに、他人事であった介護が我が事に。ニュースでしか知らなかった世界を見せて頂いています。
祖母自身は体調などの大きな波があるものの、状態がある程度安定したこの3ヶ月、ようやく私にも振り返るだけの余力ができました。

自分たちが利用している制度やサービスを中心に、高齢者福祉に関して入門書として選んだのがこの一冊。

やわらかアカデミズム・〈わかる〉シリーズ
『よくわかる 高齢者福祉』ミネルヴァ書房
直井道子・中野いく子編




〈わかる〉シリーズの特徴ですが、見開き2ページでトピックごとにわかりやすく解説されています。
大学一年生の福祉系入門科目の概説テキストのようなものです。
おそらく、介護の実体験があると、納得感を得られるのではないかと思います。
そして、これまで介護関連でいろいろ経験したことが、自らの中で体系化して知識になります。

この本は、自分や家族が高齢者福祉の全面的なお世話になる前、つまり、必要に迫られない時期にサラッと読んでおいた方が良い本。
大判書籍なので、正直お値段もなかなか、場所もとる…

元気な時にも忙しい時にも積読(つんどく)本。
図書館で読むくらいがちょうどいいかもしれません。

合掌





名塩の紹介動画

2021年12月03日 21時59分56秒 | 名塩・周辺地域関連

YouTubeに、にしのみやインターネットテレビという番組があります。ここでは、CATV市広報番組「フロムにしのみや」の動画をアップしています。

平成29年12月25日放送(西宮ライブラリー時空の旅)に名塩と隣の生瀬が紹介されています。

宿場町と紙の里から-塩瀬-というタイトルです。お時間がありましたらご覧下さい。