ミューズの声聞こゆ

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このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。

大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。 また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。

アイ・フォート・ザ・ロウ

2020年09月15日 | favorite songs

 

 1979年春、頭の悪い男子高生だった僕は、シングル発売されたザ・クラッシュの「アイ・フォート・ザ・ロウ」に夢中になり、百万回聴いた。

彼らのアルバム「白い暴動」や「動乱」はすでに聴いていたが、このシングルは格段に聴きやすく、耳になじんだ。

それもそのはず、この原曲は、バディ・ホリーと別れ、新しいメンバーを加えて活動を再開したザ・クリケッツの曲(1959年)で、その後ボビー・フラー・フォーがカバーしてスマッシュ・ヒット(1965年)させた、アメリカのオールディーズだった。

あとから知ったのだが、セカンドアルバム「動乱」のミキシングのためアメリカに渡ったジョー・ストラマーとミック・ジョーンズがサンフランシスコのスタジオにあったジュークボックスでたまたまこの曲を聴き、レパートリーに加えたのだそうだ。クラッシュのカバーはいわゆる「孫引き」にあたっていた。

映像は1978年末のライブで、80年に公開されたクラッシュのセミドキュメンタリー映画「ルードボーイ」に組み込まれている。

 約20年後の2000年、日産エクストレイルのCMにこの「アイ・フォート・ザ・ロウ」が使用され、話題を呼んだ。約3年間も使われたのは、人気があったからだろう。もう中年に差し掛かり、キャデラックを乗り回していた僕も、観るたび心躍ったものだ。

 ほかにも沢山のカバーが生まれているが、2曲だけ取り上げておく。

ストレイ・キャッツのロカビリー・バージョン(1989年)と、パブ・ロックの雄ダックス・デラックスのシングル(1975年)だ。

 

 

 

 

 

日本独自のシングル・カットだった。

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