このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
23日、ジュリエット・グレコが亡くなった。93歳。
哀悼の意を込めて、彼女が歌っている姿を収めた「悲しみよこんにちは」(1958年)のワンシーンをここに掲げる。
フランソワーズ・サガンの原作小説とは似ても似つかないハリウッド映画だったが、主題歌(英語歌詞)を歌うグレコ、ジーン・セバーグ演じるヒロインのセシル・カット、美しいという形容しか思いつかない、ソール・バスがデザインのオープニング・タイトルなど、それなりに見どころはある。
悲しみよこんにちは
Bonjour tristesse
一緒に暮らしてからというもの
お前は毎朝やってきては
一番に私をなでる
悲しみよ、こんにちは
私に似た女友だち
お前は私の青春を
見つめる唯一の鏡
悲しみよ、こんにちは
お前は私の苦悩の秘密を知っている
だってそれを育んだのはお前なのだから
私が秘密を思い出さなければならないのなら
お前は私の手に手を重ねに来る
そしてお前がそれを忘れたことは一度もない
一緒に暮らしてからというもの
お前は私が唯一愛するひと
お前から離れるには
私はあまりに弱すぎる
私の悲しみよ
一緒に暮らしてからというもの
お前は私が唯一愛するひと
お前から離れるには
私はあまりに弱すぎる
私の悲しみよ
若きセルジュ・ゲンスブールと。