このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
ショッピングモールのベンチに座っていたところ、向こうからO主任が歩いてきた。
何となくホームでの雰囲気と違うけれど、やはり女性は仕事とプライベートは別だからな、と思っていたら、そのまま通り過ぎて行った。
よく似た別人だったのだろうか、と首をかしげていると、その少しあとからもう一人、O主任が現れた。
当惑した表情に気づいたのか、そしてこういった状況がいつものことで慣れているのか、すみません、妹なんです、と前置きなしで照れくさそうに話してくれた。
学生の頃、お茶の水を歩いていると、新聞社の小旗を手渡された。
もう少しでマラソン大会の先頭集団が通るので、応援してください、と。
間もなく白バイに先導され、テレビの中継車を後ろに従えて、トップランナーがやってきた。
お、日本人選手だ、頑張れ、頑張れ、と声を掛け、さあ、次は?と眺めていたら、今通り過ぎたばかりの選手とそっくりなランナーが走ってきた。
宗兄弟だった。