「伊藤園レディス」の二日目でトップに立っている29歳の大江香織プロが、今大会を
最後に現役引退を表明している中、暴言問題で注目の32歳 笠りつ子プロが、来週に
開幕される「大王製紙エリエール・レディス」を欠場することを発表しましたネ。

<大江香織プロ>
大江香織プロは、もし優勝しても 今季の最終戦となる再来週の「リコーカップ」(今季の
ツアー優勝者と賞金ランク30位までの選手のみが出場可能)にも、“絶対に出場しない。
そこはブレないし、もう予定が入っている” とコメントしていました。もしも優勝して
引退となれば「引退試合で優勝」という、前代未聞の出来事となり 素晴らしいこと!
大江香織プロと笠りつ子プロの 余りにも対照的な話題で メディアを騒がしていますが、
今回の暴言問題では、またまたLPGAの小林浩美会長は、汚点を作ってしまいましたネ。

<今年もお父さんがキャディを務めていたけど ・・・>
笠りつ子プロは問題発生以降、ツアー出場を自ら自粛していました。「大王製紙エリエール・
レディス」から出場するつもりで エントリーしており、復帰すると見られていました。
ですが、マネジメント会社を通じ、“一身上の都合で欠場” との一報が入ったといいます。
どうして、小林会長は記者会見など一席 設けて、一緒に謝罪してあげなかったんでしょう?

<小林会長、あなたの方が問題ですよ!>
“LPGAにも選手への伝達が至らなかったし責任もあった” と一言 謝ってあげれば、来週から
出場していたでしょうに … しかも小林会長は、単なる囲み取材だけでメディアにたして、不適切
発言の前にある「大会期間中にタオルが多数消失する問題」と「笠りつ子プロの暴言は別の問題」
と、突っ張りました。改めて事実確認もしていないし「もう、調査することはしない」と逆切れ
しながら返答していました。最悪の状態です。本人もいけませんが、笠りつ子プロが可哀想です。

でも 彼女が暴言を吐く予兆はあったようです。プロのゴルフライターによると「勘違いして
しまったチャラの元プロゴルファー・古閑美保が一番 可愛がっている妹分だし、片山晋呉ら
とも 親しい深い付き合いもあり、“類が友を呼んでいる”。”一部のプロゴルファーは
裏方のコース関係者やスポンサー、ファンを軽く見下している” と言い切っていますネ。

<片山晋呉プロの件でも学習していない?>
でも そういう選手を育てているのも、現在の会長はじめLPGA幹部ですからネ。小林会長は、
「コンプライアンス委員会で事実調査し、懲戒諮問委員会および理事会で処分を決定した」と
説明してきました。 が、調査は不十分で、処分は大甘、説明は不誠実で、幹部の責任逃れと、
反省なし。 これでは選手もファンもゴルフ関係者も、LPGAへの不信感が増幅しただけです。
”やっぱり女子プロは人気に胡坐をかいている” と言われても仕方ありません。こういう時こそ、
LPGAの対応が問われるのに 一部の選手と同様、小林浩美会長も勘違いをしてしまっています!


「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです



片山晋呉の場合は、単純に片山の資質だけが問題で、PGAには過失は無いので記者会見を開けた、という事情はありますが。
甘甘処分で、来週からトーナメントに復帰しても、ギャラリーからヤジられてプレーに集中できないでしょうから(本人より、同伴競技者が気の毒)、欠場は妥当な判断でしょうね。最終戦もたぶん、欠場でしょう?
所で、渋野プロも古閑や笠と同じマネージメント会社ですが、変な影響を受けないか?心配ですね。
●組織論になりますが、ゴルフ界の場合、PGAもLPGAもトップや役員は大半がプロ上がりで占められています。一方、海の向こうでは、PGAもLPGAもトップはプロ上がりではありません。経営能力がある方がトップについています。
ZOZOチャンピオンシップの表彰式で、青木会長の挨拶を聞きましたが、本当に酷かった。男子ツアーは落ちるところまで落ちたように見えるが、リバウンドの兆しは全く見えません。
何でも米国の真似をすればいい、ということではありませんが、日本のゴルフ界もトップや役員人事では、曲がり角に来ていますね。
ゴルフ好きな川渕三郎(82歳)氏にでも妙案を授かったら如何でしょうか?
これからも宜しくお願いします。
訂正しておきました。