女子ゴルフツアーにおいて、複数年シードの3年と5年の違いは? 昨日からの続きです。
メジャーで1勝すると3年シードが付与されますが、年間で2勝すると5年シードを獲得
することが出来、原英梨花プロがそうでしたネ。また JLPGAは、東京五輪で金を獲得した
選手には10年、銀で5年、銅で3年シードを付与することを大会前に決定していました。
周知の通り、稲見萌寧プロが銀メダルでした。なお、昨年「日本女子プロゴルフ選手権大会
コニカミノルタ杯」も制覇しています。 賞金女王も共に3年シードが付与されましたが、
このケースは、最長5年の五輪での権利が有効になります。トータルだったら大変です(笑)。
3年シードでは、鈴木愛プロは 19年の賞金女王であり、永峰咲希・西村優菜・勝みなみ・
三ヶ島かなプロらは、メジャー戦での勝利で 3年シードを獲得しています。 この他にも、
<三ヶ島かなプロもメジャー戦で初勝利>
ツアーで通算30勝を挙げた選手にのみに与えられる「永久シード」があります。 海外には
参戦せず、これを目標にしているのが稲見萌寧プロでしたネ。 持ち続けてほしい目標です。
シーズン終了後に 今年からは、賞金ランクキングではなく、メルセデスランク 50位
以内に入った選手が、翌年のフル出場権を得られますネ。 他にシーズン優勝者も
翌年の優勝した大会に出場できますが、この両方に共通するのが「有効期間は
一年間」です。いかにメジャー戦で勝利することを目標にするか理解できます。
そう言えば近年、コロナ禍と、正会員でないと日本のQTが受けられなくなったQT
制度の変更という事情もありますが、日本に参戦する韓国選手が少なくなりました。
しかし それ以上に、どうやら韓国でも女子ツアーの発展と人気が沸騰して、多くの企業が
スポンサーに名乗りを上げ、同時に 国内でも日本のように若手プロが育っているようです。
<パク・ミンジ選手>
昨年、年間6勝したパク・ミンジ選手(23)の獲得賞金は、日本円で約1億5,000万円だそう。
10年前と比べ10試合 増え33試合に、また賞金総額も、約11億2,800万円から約30億5,000万円と
三倍近くに上がっています。 因みに 今年の日本女子は38試合で過去最高42億9,000万円です。
もう日米ツアーに行かなくとも、国内でも十分に稼げるという認識に変わってきているようです。
また、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)も様々なアイディアや施策を打ち出していると聞きます。
一時期、日本女子ツアーでは韓国人選手が闊歩していた時代がありました。ですが、日本選手も
強くなり、また大きく成長していることもあり、今後 日本での韓国選手の活躍は無さそうです。
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