タイ人の優しさにつけ込んだ物乞いは追放して！

中国人の高齢者がグループになり、タイへ乞食ツアーに来て稼ぐ、なんて信じられません。
これはタイのタンブンという優しい文化があるから成立するんでしょうネ。昨日からの続きです。

人の多い繁華街で10時間ほど物乞いをして、一日当たり2,500バーツ（約9,000円）を
稼ぐといいます。バンコクの法定最低賃金が日給325バーツですから、結構な収入です。

　

恵んだ額が仮に一人20バーツとしても、一日あたり125人がお金を渡しています。
一日10時間といいますから一時間あたり12人が施しをしていたことになります。
タンブンという文化を超えて、優しく情に厚いタイ人の性格が出ていますよネ。

逮捕された４人は、マレーシアやベトナムでも、乞食をして生活していたようですが、一番
稼げたのがタイだといいます。“タイ人は優しく、功徳を積むことに熱心” と、うそぶいていた
というから腹が立ちます。　タイ人のお年寄りへの優しさを利用しているだけに許せません。

　
　＜タイ人の楽器を使っての物乞いも ・・・＞

“妻が白血病の為、治療に多額の費用が必要です。お恵みを願います” とタイ語で書かれた
ボードを、タイの人は本当に信じたんでしょうかネ。　あるタイ人が言っています。“それは

信じていない人が多いけど、お年寄りが生活に困っているのは事実だと感じ、恵んでいたのだろう”
と。　なんて優しいんでしょうネ。優しさの本質を見た思いで、これぞタイのタンブン精神でしょう。

　

そんな優しさにつけ込んで、よく近隣諸国の物乞いをやっている子供たちを見かけます。子供たちは
カンボジアなどから連れて来られた人身売買の被害者であるケースが多く、得た金銭は人身売買組織へ
流れます。それを防ぐ為もあり、2016年７月28日より物乞い行為を禁止する法律が施行されています。

逮捕された乞食が外国人である場合は強制送還となります。また乞食がタイ人である場合は
１カ月の懲役か１万バーツ以下の罰金、またはその両方が科されます。乞食の首謀者（人身
売買組織など）は３か月以下の懲役か３万バーツ以下の罰金、またはその両方となります。

　

タイの人は、犯罪に繋がっていることを知っていても、現実には「小さな子供たちが物乞いを
している」という事実だけを見て、渡してしまうのでしょうネ。一昨年かな、足がない子供が

物乞いしていることも。でも、実際は足がないように装っているだけで、しっかりと足がズボンの
中に隠されてた、なんてこともありました。　手足がないほうが得る額が増えるんだそうです。

　　

子供を犠牲にして、タイの徳を積むという素晴らしい行為とタイ人の優しさを踏みにじる
手口であり、そんな人身売買組織があるならば徹底して撲滅させてほしいですよネ。　　


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