猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

広瀬川の水が止まりました。春を前に恒例の「定期断水」、いつもと違う広瀬川をご覧ください。

2022-02-18 07:42:17 | あんじゃあない毎日

広瀬川の流れが止まりました。文学館前も川底の大きな石が露出して川底が見えています。春を前にして、毎年、広瀬川の流れは一時的に止められます。「定期断水」と関係者は言います。


中央前橋駅の脇を流れる広瀬川です。水は流れていません。僅かに取り残された水が溜まっています。昨日は強い西風が吹いていました。たまり水には風がもようを描いていました。

 
中央前橋駅前の車橋から上流を眺めています。風に柳の枝が揺れていました。ここにも溜水、水面に頭を出した石の上に鳥がいます。風が描く風紋の中に鳥がいます。ハクセキレイのようです。

 太陽の鐘に会いました。「あんたがここに来たのは2018年の3月だったいね」、「そうよ!」、「じゃあ、広瀬川の水止め見るのも4回目だね」、「そうよ!」、「なぜ水が止められるかも知ってるかい」、「知らんでか! 広瀬川は農業用水でもあるから、あちこちに取水施設や水利施設があるんだいね。春になって田んぼなんかの水が必要になる前に、そういう施設の点検・整備や、河道の整備するんだいね」


交水堰です。堰の上流には水が溜まっていますが、流れ落ちる水はありませんから、堰の下は川底が見えています。太陽の鐘に、いつまで水止めが続くのかも尋ねました。「今年は今日(2月17日)から3月7日までさ。3月7日の朝の9時にからまた水を流すって言ってたぜ」、「水が止まるのは広瀬川だけ?」、「いいや、坂東合口から利根川の水を取水している広瀬川と桃ノ木川、それからその分水の端気川、韮川、大川 なんかも利根川からの水は止まっちまうんさ。それに、前橋の街中の風呂川、馬場川、佐久間川、吉野川 なんかの小さな川も涸れるんだいね」。さすが4年もこのまちで暮らしていると詳しくなりますね。


比刀根橋から上流を見ています。橋の上下流は交水堰の溜水があります。カルカモが泳いでいます。風が細かな波を立てています。冷たい西風です。


でも、カルガモが泳ぐ上流にある国道17号の厩橋の下を覗くと、橋の下から上流は川底が見えていました。しばらく、広瀬川は水の無い川になります。


水の流れが止まった広瀬川を見てから弁天通を抜けたら、生花店「ダイモン」の前に啓翁桜いっぱい置かれていました。ピンクの花がきれい、春の先取りです。

 


天川大島町の両毛線の線路です。見えている山は榛名山、昨日は雪化粧していました。70年以上前、私に物心がついたのはこのあたりだったんです。線路は単線、もちろん電化されていませんでした。

 線路っ端の細長い土地につくられた「戦災住宅」、前橋空襲で焼け出されて住む家を失った人たちが暮らすためのバラック住宅が立ち並んでいたんです。2軒長屋8棟に一ヶ所の共同井戸、狭い通路、ほとんどが市街地の借家で暮らしていた人たちだったみたいです。今は、両毛線は複線化・高架化され、戦災住宅もすっかり建て替えられて、過日の面影は消えています。私が鶏や兎のために草取りした線路の土手はコンクリート擁壁になっています。

 古い建物と思われる住宅が1棟だけ、少し改造されて残っていました。6畳と4畳半の畳の部屋が一つずつ、台所は土間でした。家族5人がそこで暮らしていました。狭い庭で、野菜を作り、鶏や兎を飼っていました。近所の農家のあんちゃんやおばさんたちからいろんなことを教さって育ちました。遠い記憶です。

 
こんなところへ出かけたのは、こないだ伊勢崎までサンドイッチ買いに行ったら、「前橋にはおいしいサンドイッチ屋は無いのですか?」って言われちまったんです。住吉町二丁目の「ハトポ」もありますし、天川大島町の「TOMOJI(トモジ)」もありますよってんで、トモジに買いに来たんです。旧地中海酒場 ソーレソーレを改装した前橋店のFBはこちらです。とても豪華でおいしいですよ。


これはユキ子さんのランチにした、ローストビーフとゴボウサラダのサンドと、タマゴサンドです。ブロッコリーやニンジンなどの野菜はそれぞれにマリネなどされていて、ちゃんと味が付いています。なかなかなんですよ、おいしいです。このサンドイッチを買いに来たついでに、私が育ったところに立ち寄ったんです。

 

 家に戻るとCOCOは、朝からずっと陽だまりで昼寝を続けていました。お天気の良い日のCOCOは20時間近く寝ている感じです。

 
吉駒の稽古場の内玄関にもひな人形が飾られました。一つは小黒三郎の桃雛、もう一つは山口の伝統工芸「大内人形」のお雛さまです。どちらも素敵です。

 

 
午後になると雲が増え、まちには日差しが届きにくくなっていました。赤城山には傾いた陽光が注がれていました。雪が見えます。風が強くなりました。空気が澄んで、鍋割の木々の姿まで見えていました。夜からは群馬県北部も雪になるって予報が出ていますけど、この時間の赤城山の向こうには雪雲は見えませんでした。

 ご近所さんの庭の梅の花がきれいに咲きそろってきていました。

 


夕食は昨日もまたまた豚肉料理、煮豚に黒千石大豆です。豚肉の肩ロース肉の塊を煮て、厚切りにしたのをバーナーで炙って、黒千石大豆と煮汁をかけました。大根煮、ブロッコリー、ツミナも添えて。やわらかな煮豚と黒千石大豆、すごく相性良かったです。

 
サラダは、芽キャベツ、二十日大根、ミニトマト、ブロッコリー、スナップエンドウ、黒千石大豆に神津牧場のチェダーチーズをパリパリに焼いて砕いたのをトッピングして、柚子こしょうを効かせた醤油味のドレッシングを使いました。ユキ子さんに大好評でした。汁は、具沢山の沢煮椀です。豚肉料理を4日続けてみましたけど、どれが良かったかな、作った本人はどれも面白かったです。


今朝、目覚めると雪が降り始めていました。大粒の湿った雪です。予報を見たら直に止みそうです。今日はDroit、ちゃんとトレーニングしに行きます。夕食は今夜も豚肉料理にしましょう。

 

2月17日の体温  8:00 36.6℃  14:00 36.5℃  22:00 36.7
 2月18日  7:40 体温 36.7℃  血圧 最高122 最低65

 ヒゲおじさんの連れ合いのユキ子こと三代目若柳吉駒でございます。
私が祖母の初代吉駒の手ほどきを受けたのが2歳の時でした。3歳で美登利会の初舞台を踏ませていたいて以来、伯母の吉啓師と二代目吉駒の指導の下、精進してまいりました。そして、第75回の舞踊会から美登利会を引き継いでおります。
第78回美登利会は、今春の4月10日開催の予定で会場を手配いたしました。会員一同、これまで以上に精進を重ねてまいりますので、なに程よろしくお願い申し上げます。

第77回美登利会と三代目吉駒リサイタルの舞台はこちらでご覧になれます
第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルの舞台はこちらでご覧いただけます

お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧ください。


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