
昨日は、落ち葉がいっぱいのきれいな樹林で遊ばせてもらいました。すご~く、すごくうれしかったです。
ヤマモミジがきれいなんです。大好きなメグスリノキの淡い紅葉にも会えました。
榛東村にある群馬県林業試験場の樹園地、数百種類の樹木が暮らしてるお庭なんです。すごいんです。お願いすると、お散歩させてもらえます。
こんなんも落ちてるんです。フウの実です。
緑色のウニみたくです。フウって木の実なんですよ。
こんなにでかい木なんです。天突くみたいに伸びてました。もう、葉っぱも実もみんな散らしちゃって…
これね、トウカエデの木なんです。葉っぱはもうみんなどっかへ行っちゃてるんです。でもね、いろんな鳥の声が聞こえるんです。オナガとか、ヒヨドリとか、キジバトとか…、聞きなれてる声だけでなくていろんな声が聞こえるんです。
じっと、じっと、耳をすませてまってたんです。辛抱なんです…
そうするとさ、近くの木に鳥さんがあすびに来てくれるんです。<お前だれ? 何しに来たの?>って…
メジロさんなんですね…
シジュウカラさんですね、おしゃれなんですね、ネクタイしちゃって…
これね、あんまし忙しく動き回ってじっとしてくれないんでよく分かんないと思うけど、コゲラさんだと思うんです。ゴマ塩模様なんですよね…
お願いして、散歩させてもらったんです。うれしかったです。
足元、ふわふわなんです。空飛んでるみたくにふわふわなんです。
朝ごはん食べると、すぐに自転車乗ったんです。
利根川越して、あれって榛名山なんです。あの山の麓にあるんです。群馬県の林業試験場が
私の家から10㎞ちょっとかな…
途中さ、こんな立派な農村建築眺めたりしながら、ずっと上り坂なんですよね、えんやこら、どっこいさの、ってペダル踏んで登って行ったんです。
何のため? そうなんです、こいつのためなんです。
キノコをめっけちゃったんです。それも、とんでもないキノコを…
で、鑑定してもらう必要ができてしまったんです。
一昨日ね、このキノコめっけてすぐに県庁のキノコ何とか室ってとこへ持ち込んだんです。でもね、残念! 専門家さんがいなかったんです。
「林業試験場分かります? そこへ行ってください。MさんとKさんに連絡しときますから…」ってんです。
それで押しかけちゃったんです。
古い建物ですよね。貧乏してんだいね、群馬県は…、建て替えられないみたい…
でもね、素敵な人がいたんですよ、むかしむかし、県庁に新採用職員で入ってきた、高校出たての姿を知ってるMさん、受付に顔突っ込んだら、彼女が出てきちゃったんです。うれしいやいね…、ちっとも変ってないの、もうウン十年経ってるはずなんだけど…
「何しに来たんですか?」だってさ…
話し戻しますね…
前橋のまちの某所でさ、こんなみたくに黒松が生えてるんです、その根方、ドングリみたいのが転がってるのに気づいたんです。
お金は一度も拾ったことないんだけど、下ばっか見て暮らしてんだいね…
なんかなって思って拾ってさ、半分に切ってみたらさ、中は真っ白なんです。
わぁ! スゲエぇ〜
これって、ショウロ(松露)ってキノコ、あのさ、フランス料理で使う何とかいうのあるでしょ、キノコ、あの仲間のショウロに違いないって、絶対そうだって確信したんですけど…
自信ないやいね、そいで、専門家に鑑定してもらおうってんで…
えっちらこっちら、やってきちゃったんです。林業試験場まで。
でもね、専門家のMさん、前に一度見たことがあるって、もう一人のKさん初めて見るんですってさ。そのくらい、滅多なことでは会えないキノコらしいんです。見たこともないキノコを鑑定できんのかな…、心配だいね
でも、さすがにプロだいね
「一ついただいてもいいですか?」って、どっかに持ってちゃったんです。あとで分かったんだけど、その一個から胞子を取り出して、顕微鏡で調べたらしいんです。そいでさ、テキストの図と完全に一致したので…
「これ、間違いなくショウロです!」
ということになったんです。幻が現実に変わる瞬間だったんです。
そいでさ、石油ストーブの端っこに、サンプルに使ったショウロスライスしてのせて、焼いたんです。
そいで、私と、MさんとKさんで試食しちゃったんです。大事なかったいね、ショウロだもんね…
そしたらKさんすごいこと言うんです。
「渡辺先生とは昔馴染みなんです」だって。渡邊先生ってさ、前橋工科大学の数学の先生なんです。すごい厳しい先生なんです。線形代数学やなんかで学生しごいてる人なんです。すごくいい先生なんですよ…
でもさ、最初から渡邊先生の馴染みだって言ってくれればさ、顕微鏡使う前に試食してたのにね…
話は別だけど、灯油ストーブ使ってる研究室って前工大にはないやいね…
群馬県はすごいね…
林業試験場へ行く前にさ、岩神町の風呂川の岸で冬桜見っけたんです。
きれいに咲いてましたよ。いいね…
で、キノコ鑑定会終わった後さ、場長さんにお許しいただいて林業試験場の樹園地を散歩させていただいたんです。
何年ぶりかな…、ここ歩いたの…
すごく、うれしかったです。
これはね、スライスしたショウロの塩焼きです。
おいしいです。しっかりした食感、リンゴみたくな香り…
幻のキノコなんです。
92歳の吉駒も食べたことないんですって、東京から戻るまで保存しておかなくては…
林業試験場の皆さん、お仕事の邪魔してすんませんでした
前橋で日本舞踊の師匠をしている直派若柳流の若柳糸駒です。前橋のまちで、毎年4月に『美登利会』という舞踊会に参加しています。お稽古場は、城東町4丁目です。よろしくご贔屓のほどお願い申し上げます。
その、『美登利会』の様子は、こちらでご覧ください。
舞踊教室などのご案内は、こちらで申しあげております。
若 柳 糸 駒
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およそ、きのこらしくない,小さなジャガイモのような形のきのこである。現在松露の自生地は限られており栽培法も確立していません。当然値段は「えっ?」と聞き返すほど破格のものです。庶民の口にはもちろん入ることはなく,
松露饅頭、松露羊羹等その名を付した和菓子類が手に入るぐらいのものです。
スゲーっ、ヒゲくまさんヒント出し過ぎ!(安心してください、取りには行きません(笑))
松茸と一緒で親兄弟にも教えるなってくらいに高級な食材みたいですね。
某市の松露庵っていう和菓子屋の名前はそれ由来なのか……フムフム。
いろいろ勉強になりました。
ほんと、珍しいもの見っけてしまいました。
林試まではずっと上り坂ですよ。でも登れないほどの上り坂ではないですよ。大丈夫…
nanashiさん
腹菌類って言うんですか。林試ではそういう難しいこと教えてくれなかったな…
うまく胞子が生き延びてくれると、来年もまた出るんだと思います。楽しみに待ってみましょう