猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

花見二日目は力丸町まで、河津桜、ミモザ、サンシュユ、ミツマタ、菜の花、レンギョウ……、でも、タゲリには会えませんでした

2019-02-28 07:16:38 | あんじゃあない毎日

昨日もお花見ツアーをしちゃいました。二日続けてやってしまったんです。
この河津桜は、天川二子山古墳の南側の広場に植えられているものです。ちゃんと咲いててくれました。

  天川二子山古墳は全長104mの前方後円墳、6世紀後半に造られたといわれ、国の史跡になっています。その南側の広場に河津桜が植えられています。

  墳丘の南斜面では、水仙の花がたくさん咲いていました。墳丘の縁に、これはたぶん園芸種の緋寒桜だと思います、今にも花開きそうになっていました。
墳丘には、大きなソメイヨシノが何本も暮しています。3月の末になれば、花盛り、またお目にかけます。

 

 実は、12時に前橋ミナミ眼科の受診を予約してたんです。入院中に目薬が終わりそうになって、退院するとすぐに予約を入れておおいたんです。風がつよかったり、好転だったりしたらタクシーで逝く予定にしてたんですけど、目を覚ましたら朝焼けの空でした。
10時になっても風のない曇り空、自転車で行くことにしました。ミナミ眼科は宮地町、新しい前橋赤十字病院の南、市立第七中学校のすぐお隣りにあります。寄り道せずに往復すると8㎞ほどです。

 寄り道しないでなんてことはあり得ません。しっかりやるつもりで10時半ごろに家を出ました。赤城山がぼんやり見えています。空は高曇り、風もなく、すごく走りやすい環境でした。
ということで、最初の寄り道が天川二子山古墳だったてことなんです。

  つぼみの膨らんだコブシの木を見上げたり、ミモザの黄色い花に足止めされたり、あちこちで花見をしながら、南へ向かって走って行きました。

   朝倉町の集落道です。前橋赤十字病院の西、上陽小学校のあるあたり、このあたりが昔の朝倉の中心だったはずです。
朝倉猫に会いました。
<どこ行くの?>
「板倉先生に会いに行くの」
<板倉先生って何の先生?>
「おメメの先生…」
<…………>

 

サンヨー食品の工場のところを東へ曲がると広い朝倉田んぼに出ます。
麦踏みのローラーを曳いたトレーラーが休んでいる向こうに前橋赤十字病院が見えていました。

 ここからは、田んぼ道、時計を見たら12時にはまだ少し間があります。それではと、ここからはタゲリを探しながら走ることにしたんです。
このあたりの田んぼには、冬になると渡り鳥のタゲリが来ているんです。大型のチドリ、とっても美しい姿をしています。何度か会ってるんです。嘘でないですよ、こちらを見てください
で、田んぼ道をあっちいったり、こっちへ来たり、時計見ながら少しずつ宮地町のミナミ眼科の方へ…

  結局、タゲリに会えないまま前橋ミナミ眼科に到着。ミナミ眼科っていいんですよ。何がいいって、自転車置き場が一番優遇されていて、エントランスの軒下にあるんです。振り向くとそこにドアが、なんです。最近の建物は、自転車置き場をやたらと入口から離れたところに配置しているのが多いです。群馬県庁なんかが最たるもんです。あれはひどすぎます。あすこに比べて、ミナミ眼科はすこぶる親切なんです、自転車置き場だけでなく、目医者さんとしても…
で、板倉院長さんに診察してもらって、異常なしでした。変化がなければ良いのです。目薬を処方していただいて…

 せっかくここまで来たんだから、力丸町の「こむぎ」でうどん食べてこうってことにしたんです。ミナミ眼科からは東へ1キロぐらいです。
寝ぼけた赤城山眺めながら、タゲリ探しを続けて…

 力丸町の「こむぎ」の手前の菜園でも、河津桜が咲き始めてました。花見も続行なんです。

  「こむぎ」の店の入り口の大きな壺にも、桜の枝が挿されていました。きれいです。
ご主人にご挨拶して坐りこんだら、そこへ、午前の診察を終えた板倉院長さんがやってきました。すっかり「こむぎ」が気に入っちゃったみたいです。院長さんとよもやま話しながらうどん食べました。
おいしいですね、小麦の香がします。いいですね、一面の麦畑を走り抜けて来た後の小麦の香なんです。

 

 帰りは、まずは田舎猫を捕まえて聞き込みからです。ちょうど、田んぼに遊びに行って戻ってきた猫に会えました。
「ねえ、このあたりの田んぼでさ、タゲリ見ない?」
<一昨日かな、西善町の方の田んぼの上を飛んでるの見たよ…>

 で、タゲリ探索続行です。なんかいますね、でも、カラスですね。一番会うのはカラス、その次はムクドリ、それからツグミ、ヒバリも見ます。水路からはアオサギが飛び立って行ったりしますけど、タゲリの姿は見えません。

  なんかいますね、目が悪いから運転免許も取れなかったくせに、こういうのは見えちゃうんですね。見えますか、左の写真の茶色い点…
トビでした。トビがお食事中だったんです。
結局、田んぼ道をグルグルしたんですけど、タゲリには会えませんでした。残念…

 

でも、お花見は出来ました。集落を抜けるとき、庭や菜園に春の花が咲いているんです。

   
サンシュユでしょ、ミツマタですよね、菜園の菜の花、レンギョウ…

みんな、みんな春の花です。黄色が多いですよね、春の花って。

家に着いたのは、午後2時半を過ぎていました。都合、15㎞ほど走ったみたいです。ほどよい運動となりました。

 

  黄色の花をいっぱい見た日の夕食、せっかくだもんね、スープも、やっぱ、黄色くしたくなりますよね。これ、ニンジンのポタージュです。おいしいですよ…
ご飯は、ニンジンの葉をたくさん入れたバターライスです。いいでしょ、菜の花畑を食べてるみたいで。

メインはさ、サクラマスのムニエルにパセリたっぷりのレモンバターソースです。温野菜は、椎茸、茎ブロッコリー、グリーンピース入りのマッシュポテトです。
サクラマスのふわっとした優しい食感何とも言えないです、、春なんですよね。花見のあとのサクラマス、最高です。

  実はね、小麦のおかみさんが自宅の菜園で採れたニンジンをお土産に持たせてくれたんです。お土産ではなくて、お見舞いだったのかな…
姿かたちは適当に不細工でしたけど、切ってみたらものすごくきれいな色をしてたんです。しめしめって嬉しくなって、スライスして、タマネギと一緒にバターでしっかり炒めて、市販の固形ブイヨンを溶かしたスープで柔らかくなるまで煮て、粗熱取れたらミキサーで粉砕、それに、総社町のタカハシ乳業のおいしい牛乳を加えて温めると、ニンジンのポタージュが出来りなんです。小麦粉なんか使わなくていいです。生クリームもいりません。
写真の人参、8人前をめどに作ってました。二人前ずつ保存袋に分けて、三つは冷凍保存、食べる時に解凍して牛乳加えて温めれば楽チンなんです。
おいしいニンジンありがとう、ごちそうさまでした。

自転車で花見してる元気な病人、あんじゃあないやいね。

 

 直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。
祖母の初代若柳吉駒、そして伯母の吉啓、二代目吉駒と昭和12年から続けてまいりました美登利会を引き継ぎまして二年目を迎えました。
本年の美登利会は4月7日(日)に昌賢学園前橋ホール(前橋市民文化会館)大ホールで、二代目吉駒の三回忌追善舞踊会として開催いたします。
二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。

4月8日の第75回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれます。
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください

 

 「おばあちゃんのほっこりごはん 野村たかあき展」が1月26日(土)から4月7日(日)まで、会場は、前橋文学館の3階オープンギャラリーで開催されています。

 

 


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