前橋子ども公園の中を流れる佐久間川、発電用の水車が回っています。桜の木の柔らかな木漏れ日の中で、親子が回る水車を見ています。
今年の春は、工事中で佐久間川の川岸の桜をちゃんと眺めることができませんでした。
来春は大丈夫、美しい風景を取り戻してくれます。ここの桜、大好きなんです。
最初に咲くのは江戸彼岸だったかな、白い船原吉野が咲いて、染井吉野、それから八重の里桜の普賢象や関山、クリーム色から桃色に色変わりするウコン(黄桜)、それにみどりの桜『御衣黄』も暮らしているんです。
すっかり新しくなった子ども公園、おチビさんたちの人気スポットです。
平日でも、いっぱい遊びに来ています。
ほら、勢多農林あたりから比べると、こんなに川岸の石積みが低くなっています。川底もコンクリートで固められてないから、見てて、気持ち良いです。せせらぎも聞こえます。
もうじき、メジロやホウジロも姿を現します。ウグイスもやってきます。素敵な公園です。
昔は、牛を飼う牧場があったんだって、近所のお年寄りが言っていました。
公園の西側には広瀬川が流れています。
十六本堰で端気川を分水して、流れ下ってきた広瀬川です。
向かいのマニハ食品の工場は、間もなく朝倉工業団地に建設中の新工場へ引っ越すって聞いています。また、風景は変わります。
公園の中を流れてきた佐久間川は、こんな、コンクリートの出口から、広瀬川に吸い込まれていきます。ここが、佐久間川のおしまいです。
味気ないおしまいです。
公園には、山村暮鳥の『ゆふがた』の詩碑もあります。第31回の『門倉メリヤス』で紹介した『ふるさと』と同じ『雲』という詩集に収録されている詩です。
ゆふがた
馬よ
そんな大きななりをして
こどものやうに
からだまで
洗ってもらってゐるんかい
あ、蛍だ
糸の街の面影をたどってきた佐久間川の一番下流の姿です。
<『佐久間川』、おヒゲがマイペースでぼちぼち連載してきましたが、次回が最終回になると言ってます。
まとめてお読みになりたい方は、サイドバーのカテゴリー『佐久間川・前橋』をクリックされるか、コチラをクリックしてください。>
11月3日は山梨県で国民文化祭です。日本舞踊協会群馬県支部は、ぐんま国民文化祭で創作した『上州は水のまほろば』で出演いたします。
11月17日午後1時からは、『温故和楽会』(群馬県民会館)です。お弟子が清元『梅の春』で出演いたしますので、よろしくお願いします。(若柳糸駒)
『若柳糸駒日本舞踊教室のご案内』もごらんください
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