ＮＨＫが９日のニュース７などで、６月６～８日の世論調査結果を報じた。
内閣支持率は４Ｐ下がったものの、安倍内閣の経済政策を「評価する」は２Ｐ上がり６１％になった。 自民党の政党支持率は３．５Ｐ下げたが、公明党や野党の支持率を押し上げのではなく、無党派層を５・２Ｐ拡大する結果で終わってしまっている。 野党は、みんなの党から結いの党が抜け、日本維新の会は分党へ、また民主党は海江田降ろしが激しくなるなど、話題は充分だが存在感は希薄だ。
集団的自衛権で「行使容認」は４Ｐ下がり、「容認できず」が３Ｐ上がった。 安倍政権は、集団的自衛権の行使について憲法論争ではなく具体例を示して公明党を説得し、今国会で論戦・決着する方法を取っているが、小欄は大いに評価する。
それにしても、憲法改正が最善の方法であることは当然だ。
１日付の日本経済新聞・風見鶏欄が『今も改憲は不要ですか』とタイトルして、「～・～ 安倍政権が将来の危機を想定し自衛隊の役割を明確にしようと動いているのは前進といえる。 ～・～ だが、日本の安保政策は憲法９条が当初想定した姿から離れていく。 ～・～ 護憲派も政府を批判するだけではなく、自衛隊の存在と活動範囲を明示した改憲案を出すくらいの気概を見せてはどうか。（編集委員・坂本英二）」と主張した。 そのとおりだ。 護国あっての護憲である。
以下、調査結果で（ ）内は前回以前の結果。
Ｑ１－１、安倍内閣を支持するか
支持する・・・・５２％（５６）（５２）（５１）（５２）（５４）（５０）（６０）（５８）（５９）（５７）（５８）
支持せず・・・・３２％（２９）（３１）（３０）（３３）（３１）（３５）（２５）（２６）（２３）（２９）（２８）
？無回答・・・・１０％（１４）（１７）（１９）（１９）（１５）（１５）（１５）（１８）（１４）（１４）
Ｑ１－２、安倍内閣を支持する理由
他よりまし・・・・３４％（３５）（３８）
実行力あり・・・・２７％（２３）（２２）
政策が良い・・・・１８％（１５）（１６）
Ｑ１－３、安倍内閣を支持しない理由
政策期待できず・・・・４５％（４５）（５０）
人柄信頼できず・・・・１７％（１６）（１５）
支持政党でない・・・・１４％（１４）（１３）
Ｑ２、６つのうち優先すべき課題
社会保障見直し・・・・２３％（２３）（２４）
景気対策である・・・・２２％（２１）（２１）
原発への対応だ・・・・１４％（１２）（１５）
財政再建である・・・・１１％（１１）（１０）
外交や安全保障・・・・１１％（１２）（０８）
大震災から復興・・・・１０％（１１）（１３）
Ｑ３、安倍内閣の経済政策
大いに評価する・・・・０７％（０７）（０５）
ある程度評価す・・・・５４％（５２）（５２）
あまり評価せず・・・・２７％（２７）（３０）
全く評価しない・・・・０８％（０８）（０８）
Ｑ４、景気の回復感
感じるぞ・・・・１６％
感じない・・・・４３％
どちらとも・・・・３７％
Ｑ５－１、集団的自衛権行使できるようにすべきか
できるようにするべきだ・・・・２６％（３０）（２４）
できるようすべきでない・・・・２６％（２３）（２２）
どちらとも言えません・・・・・４１％（３７）（４５）
Ｑ５－２、安倍首相が、これまでの政府の憲法解釈を変更することで集団的自衛権を行使できるようにすることに意欲を示しているが
賛成である・・・・２２％
反対である・・・・３３％
どちらとも・・・・４０％
Ｑ５－３、自民党は集団的自衛権の行使について、国の平和と安全を維持し存立を全うするための最小限度の行使は憲法上許されると主張している
納得できる・・・・２５％
納得できず・・・・３１％
どちらとも・・・・３７％
Ｑ６、日本維新の会が分党
大いに理解できる・・・・１１％
ある程度理解する・・・・２７％
あまり理解できず・・・・３２％
全く理解できない・・・・２１％
Ｑ７、政党支持率
自民党・・・３６・９％（４１・４）（３８．１）（３８・７）（３６・２）
民主党・・・０５．１％（０５・６）（０７・４）（０６・５）（０５．６）
維新の・・・０１・１％（０１・１）（０１・３）（０１．１）（０１・３）
公明党・・・０４・０％（０３・７）（０３・４）（０２・２）（０３・９）
みんな・・・００・４％（００・２）（００・９）（００・８）（０１・１）
共産党・・・０２．８％（０２・４）（０３・６）（０３・３）（０３・３）
結いの・・・＊＊＊＊（００・２）（００・１）（００・４）（００・５）
生活の・・・００・１％（００・３）（００・２）（００・１）（００・３）
社民党・・・００・６％（００・９）（００・６）（００・８）（０１・４）
支持無・・・４２．４％（３７・２）（３７・２）（４０・０）（４１・０）
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