いとうな日々

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正鵠を射たコメント!

2004-11-16 | ニュース
日朝実務者協議で北朝鮮側から提供された写真3枚を、父滋さん(72)と母早紀江さん(68)が16日公開した。

■横田めぐみさんの写真を公開、両親「こんな所にいたの」(朝日新聞)

写真を見て、一段と北に対する怒りがこみ上げて来るのは私だけではあるまい。こんな状況をいつまで放置しておくのか。「圧力」優先に切り替えるべき時だ。



■とんでもない茶番

北朝鮮の事情に詳しい関西大助教授、李英和さんの話「今回の協議に、秘密警察に当たる『国家安全保衛部』ではなく、一般の警察に当たる『人民保安省』の人間が調査担当者として出てきた時点で、とんでもない茶番と思った。工作機関を捜査できる立場にないので、どこまで突っ込んだ調査がされたか疑問だ。恐らくでたらめな資料だろう。もともと拉致は金正日(総書記)が起こした犯罪で、北朝鮮では誰にも暴けるはずがなく、本人に尋問するしかない。今回もまたインチキな資料だったら、北は未来永劫(えいごう)、正確な資料を出すつもりはないという意味で、今後の対日交渉でも不誠実な姿勢を取り続けるだろう。仮に横田さんとされる遺骨が本物だとしても、それで解決されたことには絶対にならない」

■資料は評価できぬ

ジャーナリスト、櫻井よしこさんの話「コンテナで資料を持ち帰ったからといって評価できない。前に出ていて当然の資料で、北朝鮮が譲歩したことにはならない。国交正常化に向けた小泉首相の3度目の訪朝の話も浮上していたが、読み違えもはなはだしい。北朝鮮側はこれで一区切りつけ、経済援助をできるだけ早く引き出したいのだろうが、とんでもない。北朝鮮側が出した資料は徹底的に調べるべきだ。普通の国なら『信頼せよ。しかし検証せよ』が通じるが、北朝鮮の場合は『検証せよ。さらに検証せよ』という姿勢で臨まないといけない。その上で、資料がでたらめだったら経済制裁すべきだ。国民の命と安全がこれだけないがしろにされ何もしなかったら、国家ではない」

■北の言うまま敗北

朝鮮半島情勢に詳しい早稲田大教授、重村智計さんの話「生存者の情報を持ち帰るために行ったのに、北朝鮮の言うままに死亡情報だけで帰ってきたのは外交の敗北だ。平壌に行けばいい結果が得られると思った判断が間違い。横田めぐみさんの夫とされる男性が頭髪の提供を拒否したのは、にせ者か拉致された日本人のどちらかということではないのか。小泉首相はもっと怒りを表すべきで、ひとごとのように北朝鮮を評価したのは、国交正常化交渉を再開したいからと言われても仕方がない。生存者情報を出さなければ、これ以上交渉はできないとはっきり言うべきだ」