いとうな日々

MLB、プロ野球他野球全般、ニュースなどについて、勝手にコメントさせて頂いてます!

27年

2004-11-15 | ニュース
★横田さんの遺骨として提出された骨を持ち帰っていたことが判明(FNNニュース)
★横田めぐみさん? 物証として「遺骨」搬送 日朝実務者協議(産経新聞)
★地村保さん、「北朝鮮のペースに乗っている」(朝日新聞)

今日15日は、横田めぐみさんが拉致された昭和52年の11月15日から27年目だった。予定を2日間延長した、第三回日朝実務者協議を終えた日本側代表団がチャーター便で帰国した。羽田空港に着いたチャーター機からは拉致被害者の資料が入ったとみられるコンテナ七個が運び出されたほか、団員が機中から段ボール箱一つを抱えて降りた。

小泉首相は、所謂「物証」なるものを北が出したことを「努力している」として評価している。果たしてそうなのだろうか?また、今回も北のペースで終始したということではないのか。拉致は現在も進行中のテロである。テロと戦うために自衛隊をイラクに危険覚悟で派遣しているのではないのか?

横田めぐみさんについて北朝鮮は当初、「93年3月13日に自殺した」と説明していたが、9月の前回協議では「入院記録が93年10月まであった」と修正。今回は「横田さんは94年3月に(再)入院し、同年4月13日午前10時ごろに自殺した」とさらに修正したらしい。何のことはない、蓮池さんが94年3月頃横田めぐみさんを見たという事への辻褄あわせという事だ。

また、「横田さんの遺骨」と説明した人骨については、夫とされるキム・チョルジュン氏が横田さんの自殺から2年半後に土葬した墓から掘り起こし、焼いて骨壺に入れて持っていたとした。骨は焼却されていることから、専門家によると、DNA鑑定は困難ということだ。前回の松木さんの場合と同様の手口である。

♪青い月夜の浜辺には、親を捜して鳴く鳥の、波の国から生まれ出る濡れた翼の銀の色♪

この曲をバックに街頭で演説する早紀江さんの声が聞こえる。

私は横田めぐみの母親でございます。北朝鮮に拉致をされた子供たちを救出するための署名活動を行っております。親であるならば自分の命を削ってでも何とか救い出さなければならないとお思いになりませんでしょうか。どうか何も考えないで素通りしないでください。【「ただいま」を聞くまで・・・。 母・横田早紀江の祈り】

北に対しては「対話」は必要ない、「圧力」のみで臨むべきだ。土下座外交は二度としてはならない。

現在の金王朝が崩壊しない限り真実は出てこない。どうしたら、早急に崩壊させられるかを考えるべきである。

重村智計氏による「北朝鮮を理解する理論」は
●儒教社会主義論
●振り子外交論
●工作国家論
●軍事国家論
●南北対話のセオリー
●みなしの理論
ということだ。

振り子外交論とは北朝鮮の外交基本である。中ソ間はもとより日米韓三国の間を振り子のように揺れ動く外交で、お互いを分断して争わせる戦術である。このことを考えれば、韓国の姿勢がいまいち不鮮明であるが、黄長氏が再三発言しているように中国との関係を分断することが北朝鮮崩壊の早道であろう。ODA、潜水艦事件などを梃子に中国と北朝鮮を分断するための戦術を練るべきである。振り子外交を逆に利用すべきなのである。