釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【感】中国・大連記 3日目 街点景 市場を散策

2015-11-22 22:29:00 | 日記
小籠包でお腹を満たした後は、タクシーを拾って次の目的地へ。

最終的にはお土産を買う場所に行くだろうけど、まだ9:00なので店も開いていないだろう。Hさんから予定を聞いていないので、どこに行くかはお楽しみ。

大連のタクシーは初乗りで10元(200円くらい)。市内だったら20元もかからず移動できる。 

通りから引っ込んだ路地を入って行き、何やら込み入った場所でタクシーを降りた。

雨は益々強く降っている。
水溜まりを避けつつ早足で歩き、分厚いビニールの暖簾をくぐって入ると、そこは市場だった。
(水槽がたくさん。)

海産物の市場らしく、所狭しと魚介類が並んでいる。万宝海鮮舫の時のように、いきなりテンションMAX‼⤴⤴

こういう場所大好きだー。
♪ヽ(´▽`)/
(こんなお店が連なってる。)

1店舗の幅は2間ほどで、それがずらっと並ぶ。
那覇の牧志公設市場を彷彿とさせるな。
(ヒラメがたくさん。)

並んでいる魚はイシモチが多く、他にはヒラメ、マナガツオ、タチウオ、サワラ、カレイ、ウマヅラハギ、スズキ、ハタもいる。
メンバーにいちいち魚の名前を解説しながら見て歩く。愉しー。

釣り師は魚屋でテンションアゲアゲ。
これ、釣り師あるあるです。

(奥にはクロアナゴ。この前釣ったな。)

見ると鮮度はあまり良さそうじゃないけど、中国では生じゃ食べないからいいのか。

(ナマコ、ナマコ、ナマコ。)

貝やエビ、カニもたくさん。カニではガザミ(ワタリガニ)が多いけど、モクズガニを見たときは思わず食指が動いたね。中国では上海ガニとして有名。
食べたかったー。

そして、ここにもいました。
(こいつと再開。)

海腸(ユムシ)。ご家庭で人気なんだろうか。

次のエリアは肉屋。
(店先で捌いてた。)

牛、豚、鶏、羊もあるんだろう。
ブロックごと、あばら肉が1枚とか、テールがまるごととかが、でーんとテーブルに置いてある。好きな部位を好きなだけ買えるのだろうな。
(でーんと。)

日本では精肉店はなかなか見かけなくなったけど、こうして買えたら愉しいだろうな。
(鶏も丸ごと。)

鶏も身だけでなく、脚や鶏冠だけを売っていたりする。脚は昔、台湾料理屋で食べたことがあるな。

(カラフルだ。)

最後は野菜や果物のお店。
華やかな色とりどりの果物がたくさんあった。中国の人達はフルーツ好きなのかな。
そういえば、この3日間食後によくフルーツが出てきたな。特にスイカが。

(酔拳で見たな。)

ジャッキー・チェンの映画で見るようなでっかい酒瓶もあったので、皆で写真を撮りまくり。

(500mlで80円くらい。安っ。)

なんと度数は60度!凄っ。

この他にも乾物やキノコ、木の実、香辛料、包子等もあった。
ここの市場だけで食料品が全て揃いそうだ。

昔は日本でもこんな市場があったんだろうな。
衛生面では課題がありそうだけど、食材をそのままの状態で吟味できるし、価格も交渉次第なんだろう。何より愉しい買い物ができそうでウキウキしちゃう。

日本では下処理されて、使いやすい大きさに切り分けられて、ラッピングされて、品質管理も万全。
確かに衛生的で便利だけど、少しワクワク感に欠けるよな。

先進的なことが必ずしも良いとは言い切れないのでは、と考えさせられた。

(市場から少し歩いて移動。)

その後はデパートに行ってお土産を買った。
ここでも性格が出てしまい、攻めずにはいられない。

・エビ飴
・アワビ飴
・ナマコ飴
・ドリアンクリームクッキー

どれも試食が出来ないので味は想像もつかない。何が出るか判らないドキドキ感がまた愉しいんだよねー。

貰った人は迷惑かもしれないけど。
(´▽`;)ゞ



🐡

【食】中国・大連記 3日目 3種の小籠包を食す

2015-11-22 15:01:00 | 日記
大連最終日の朝。
相変わらず雨が降り続いている。

昼過ぎの便で帰国のため、午前中の限られた時間で、観光とお土産を買いにいく予定。
前日にHさんから、旅順に行きたいですか?と聞かれたが、天気も悪いのでいいです。と答えた。

旅順は大連市内から車で1時間ほどで、日露戦争での激戦地で知られる有名な二百三高地があるところ。

生憎の天気だし、観光より現地の方々の生活が感じられる場所を見てみたいです。とリクエストしたらHさんも、さもありなんという風に頷いた。

朝8:00にホテルのロビーで待ち合わせて、まずは腹ごしらえ。
ホテルから10分ほど歩いていく。
(雨の中散歩しつつ。)

週末の土曜日なので車の量が平日より少ない。人通りも疎らだ。
車が少ないとはいえ、道路を渡る際はドキドキする。
日本と違い、こっちが渡る気配を発して渡ろうとしていても車はまず止まってくれない。1回1回の横断が真剣勝負のような緊張感に包まれる。

着いたのはここ。
(案外きれいなお店。)

小籠包の専門店だそうで、ガラス張りの厨房で3人がせっせと餡を包んで仕込みに忙しい。その横では積み重ねられた蒸籠が蒸されている。

Hさんが注文の後、キャビネットのような所から、器と小皿、レンゲを出して持ってくる。セルフサービス?

小籠包や中華饅と言われる饅頭は中国の南方のもので、大連のような北方では餃子がメインらしい。

初日のキノコ鍋を囲みながら中国人スタッフの方に、主食は何ですか?と尋ねたら、餃子です。と言われた。その人は1食で30~40個は食べると言ってたな。
餃子は中国では水餃子であって、焼き餃子じゃない。焼きにするのは余った水餃子を翌日に食べる時に焼くぐらいだそうだ。

「最近は大連でも小籠包が人気で、この店は人気店なんですよ。」

なるほど。
隣のテーブルでは4人の中国人の若者が小籠包と汁物を食べてる。

(ワンタンスープ。)

まず出てきたのはワンタンスープ。白湯にエビが入った熱々のワンタンがいい!ほのかに生姜が効いてこれもやさしい味。温まるー。

(熱々の1人前で10個。)

「ワンタンスープに小籠包が現地の人に人気の朝ごはんですよ。」

小籠包には蟹やエビ入りのもあるけど、スタンダードな豚肉のを甘めと辛めの2種類いただく。
中は日本のような透明なスープじゃなく、甘味噌と辛味噌でしっかりした味付け。
(3種類を4人でいただきました。)

ちょっと飽きがくるかも、と感じた時にはもう1種類、青菜入りの小籠包。
餡は青菜のみ。あっさりさっぱりしていてこれだけでも旨いけど、口直しにも丁度良い。

4人でシェアしていただいても、お腹いっぱい。
熱々ほかほかの朝食に満足。満足。



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