釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【食】スミイカの刺身

2022-11-28 06:21:00 | 釣魚料理
野毛屋さんでの8年振りのアオリイカ釣行は、本命獲れずゲストのスミイカ1匹。

たとえゲストでもスミイカくんが居てくれて良かった。

釣行当日はビニールに納めたまま冷凍庫へ直行。
1日冷凍してからいただきますよ。


(1杯でこれだけ。)

スミイカの刺身。

身は薄く引いたのと、海苔を巻いたのと2バージョンを用意。

サクッと歯切れが良く甘味があって、毎度堪らんね。
軽く湯通ししたゲソはモチモチの食感がまた良し。


(エンペラね。)

コリコリのエンペラも箸休めにピッタリ。


(集合写真。)

サクッ、モチッ、コリッ、部位によって異なる食感が楽しめるのもイカの持ち味ね。

「旨っ!」

皆、箸が止まらんよ。
久し振りの釣りイカは最高ですわ。

イカの王さまと言われる、まだ見ぬアオリイカの食味はいかほどだろうか?

年末までに味わえるかな。


🦑

【釣】ヤツに阻まれ魂のシャクリは本命に届かず (2022/11/04 アオリイカ 野毛屋)

2022-11-25 06:35:00 | 釣り
8年振りのアオリイカ釣り。

お気づきの方もおられるでしょうが、扉画像はアオリイカではありません。
スミイカでございます。

そう。
結果はオデコ。

アオリイカは釣れず、スミイカ1匹で終わりました。
トホホ。


(毎度。)

戦友Aさんとコンビニで待ち合わせして野毛屋さん着が5:00ちょい過ぎ。
8番目で宿の駐車場に停める。
平日とあってお客は少ないようだ。

釣り座は左舷舳2、3番の並びをチョイス。
舳側を譲っていただいた。


(本日は第2忠丸。)

乗船して準備。
左舷右舷とも8名で総勢16名。
一方、フグ船はたった4名の大名釣りだぞ。

Aさんのエギコレクションを見せて貰うとなかなかの量だ。
釣行で釣れてるエギを見ると買って帰っちゃうとのこと。
エギやルアーはコレクター魂を刺激するよね。


(そびえ立つ長竿。)

竿は昨年買って寝かせておいた勇治船長監修の舷天アオリイカⅡ350。
シャクリ続けるアオリイカ釣りでは長竿が疲れないそうだ。

釣り方は前日にYoutubeで勇治船長がなおちんにレクチャーしてる動画を見つけたんで、2回見て予習しましたよ。

動画でなおちんはポンポンとアオリを揚げてたから、あやかれるといいな。


(出船。)

定刻に出船。

長竿だから平潟湾の橋をくぐる時に竿を寝かさないといけないので注意ね。

湾を出て竹岡沖へ向かうと思いきや船は南下する。


(灯台が見える距離。)

着いたのは観音崎沖。

船が止まってハタと気づいた。
風向きが違う。

予報じゃ北風のはずが南西風が吹いてる。
これじゃ左舷前は不利じゃん。


(潮はこんな感じ。)

風向きはしょうがないから出来る努力をしましょう。

エギは3.5~4.0号。
中オモリは5か6号、ハリスは3m。

釣り方は上からの指示ダナに中オモリを止めて、3~5秒毎に竿の振幅1mくらいで鋭くシャクる。

これを1日続ける。
とにかくシャクる。
ひたすらシャクり続ける。

長竿なのは、少ない振り幅で楽に大きくエギを動かせるからだね。


(釣り開始。)

黙々とシャクり続けてると、右舷舳で型を見た。
予報と違ったから右舷有利だからね。

こちらにも来るか、来るかと期待するも左舷は音沙汰なし。

ポツリと獲れるのは右舷ばかりだ。


(ローテーションするエギ。)

シャクり続けて何の反応もなしだと、段々と疑心暗鬼になってくる。

シャクりが悪いのか?
幅か?スピードか?
はたまたエギのカラーがお気に召さないのか?

流し変えごとにエギをローテーションし、シャクりを変えても音沙汰なし。

この釣りは体力もだけど強い気持ちが必要ね。


(イカを求めて流し変え。)

船中揚がるのは右舷ばかりで、左舷は沈黙したままだ。

特に右舷艫が好調のようで、舳で待機してるSトシくんがしょっちゅうタモ入れに行くよ。

こんなに差が付くものかね?


(晴れた空、そよぐ風、澄んだ潮。)

澄み潮でコンディションとしては良くないところ、Aさんと励まし合いつつシャクり続ける。

こんな状況だけど気は抜けない。
空振り続きであっても、何の前触れもなく次のシャクリで乗るかもしれない。
1000回空振ろうが、次の1回で掛かるかもしれない。
魂を込めてシャクリ続けますよ。

すると、シャクリの途中で重みが加わり、長竿が胴からお辞儀する。

キタっ

竿を立ててしっかり乗せてから巻きに入る。
竿は綺麗な弧を描いてる。
重いだけの釣り味はイカに違いない。
乗ったぞ!

Aさんから気の早い「おめでとー!」の声か掛かり、左舷に初めてタモを手にSトシくんが来る。

左舷の衆目を集める中、ゆらゆらと水面下に姿を表したのは、


(キミだね。9:27にゲット。)

スミイカ。

慎重に首根っこを握って角を折り、桶に横たえる。
本命のアオリじゃなくて残念だけど、スミイカは嬉しい裏本命ね。
サクッと甘い刺身が楽しみだ。


(再びシャクり続ける。)

獲物が掛かって半円を画く長竿のシルエットは美しかった。
次こそ本命で竿を曲げてやるぞ。

相変わらず型が出るのは右舷ばかりのところ、お隣、左舷舳の常連の方が掛けた。

来たか!
勇治船長のアナウンスとともに左舷の皆が注目するところ、首を振る常連さん。

竿は綺麗に曲がってるけど、竿先がグングンと突っ込んでる。
イカじゃなく魚だね。

水面で外れたのはサバフグ。
ここでもヤツが顔を出すのか。

すると、今度はこっちの竿がシャクりで止められ、来たか!と思うとグングンと引く。
衆目の中、首を横に振る。

今度はAさん。
今度こそ来たか!
首を振るAさん。

左舷舳で前から3人順番にヤツの洗礼を受ける。

その後も暫く左舷前3人で、

来たか!
サバだー!
のやり取りが続き、盛り上がったけどね。


(サバフグにヤられたエギ。)

左舷で度々竿を止めるのはサバフグのみ。
本命は右舷でしか揚がらない。
見事なまでのコントラストだな。


(サバフグどんだけ湧いてんのよ。)

サバフグを避けるためか竹岡沖に移動。

午後を回ってやっと舳の常連さんが本命アオリイカを揚げた。
隣の桶に横たわるアオリをついついチラ見しちゃいますよ。

結局左舷で揚がったのはこの1匹のみ。

例によって勇治船長が残業してくれたものの、魂のシャクりは最後までアオリイカには届きませんでした。


(沖あがり。)

結果はオデコでスミイカ1匹。

Aさんもボウズに終わり、お互いに痛い釣行で終わった。

よもや、釣り目標「アオリイカを釣る」が1回で達成できないとは思わなんだ。
今日はフグに乗っておく日だったのか?

アオリが釣れずにスミイカ1匹で終わるのは、8年前に初めて野毛屋さんに乗った時と同じ結果だ。
8年振りの忘れ物は回収できず、8年前と同じ結果、同じ悔しさを味わうとはね。

アオリイカも年内の再戦が叶うだろか?
アオリの翌日釣果が好調だったのもまた切なかった。


・スミイカ : 1
船中0~4
若潮


🦑

【釣】釣行前記 (2022/11/04 野毛屋)

2022-11-21 05:53:00 | 釣り
今年も残すところ2ヶ月を切り、師走の足音が聞こえる頃になりましたが、マダイはバラすし、フグは数が伸びずで、今年の釣り目標の達成が危ぶまれる展開。
まあ、毎年のことですがね。

ここは目先を変えてマダイ、フグと並ぶ3つ目の目標、「アオリイカを釣る」を達成しておこうか。

野毛屋さんでは10月29日(土)からアオリイカ船が始まったし、勇治船長監修の専用ロング竿は去年購入済み。

今回は戦友のAさんとご一緒することにしており、Aさんからオススメのエギの情報を入手、仕入れておきましたぜ。

思い起こせば8年前。
野毛屋さんを初めて訪れたのはアオリイカ釣りでだった。

その時はアオリは釣れず、スミイカだけで終わり、以降野毛屋さんでフグにハマって今に至ってる。
なので、野毛屋さん歴8年なのにアオリイカ釣りは2回目。

随分間が空いたけど、8年越しの忘れ物を回収しに行きますよ。


🦑

【食】ショウサイフグの刺身

2022-11-18 06:10:00 | 釣魚料理
野毛屋さんへのショウサイフグ釣行はバラシばかりで結果はたったの4匹。

おチビが混じってなんで、食材としては1食分の刺身にしかできませんよ。

3枚に下ろした身をピチットシートに繰るんで30分、水分を抜いてから刺身にする。


(プリプリね。)

ショウサイフグの刺身。

今回も血抜きをしなかったんで身がピンク掛かってるものの、これがバカ旨ですわ。
ヤバいですわ。

ショウサイフグの刺身は八景産のおチビが最高。
が持論なんだけど、それを裏付ける旨味の濃さ、バランスの良さ。
思わず唸るね。


(日本酒が沁みるぜ。)

家族皆の箸が止まらんし、自分は日本酒に手を出してしまう程の旨さ。
ピチットシートで程よく水分が抜けてるのもあって、正直トラフグよりも旨い。

やっぱショウサイフグは八景産だ。
家でこれが食べられる幸せよ。
貧果だった分、有り難みが増しましたね。


🐡

【釣】ヤツは現れずバラシばかりで貧果に終わる (2022/10/29 ショウサイフグ 野毛屋)

2022-11-14 05:39:00 | 釣り
今度こそ数を稼ぐぞとの野毛屋さんへのフグ釣行。

気合いの現れかアラーム前に目が覚めて予定より1時間早く家を出、現着が3:50で12番目。

コインパーキングの番手だったのに、先行の車が居なくなって繰り上がり、宿の駐車場に停められた。
予約なしでフグ船に乗ろうとしたところキャンセルが出ず帰ったのでしょうね。
本日フグ船は札止めの満員ですよ。


(毎度。)

釣り座は左舷艫3番目をチョイス。

今日からアオリイカがスタートとあって、ひっきりなしに車が到着、宿前も大盛況だ。

6時過ぎまで人が履けるのを車で待ってから受付け。
商売繁盛で何よりです。


(10号船には既に沢山の人。)

船で準備してると、健船長から今日は胴突き・カットウの順でやるとのアナウンスがある。

今回はどれだけサバフグに攻められても大量に枝バリを用意したから大丈夫だぞ。

自作の変形胴突き仕掛けをセットし準備万端、サバフグよ来てみろ。


(潮はこんな感じ。)

出船して大貫沖へ。

天気は快晴。
陽気的には釣り日和で気持ちいいけど、あとは魚のご機嫌次第だな。


(出船。)

大貫沖で釣り開始。

前回のようにサバフグの猛攻が来るかドキドキしながら誘い始めるものの、音沙汰なし。
船中暫し沈黙の後、ようやく「型見たよ」のアナウンス。

ポツリのペースなのは潮止まりからのスタートだから仕方ないね。


(釣り開始。)

潮が効き始めれば来るだろうと、悠長に構えてたものの反応がない。

周りでポツリと揚がり始めてもこちらには音沙汰がない。

懸念してたサバフグも本日は鳴りを潜めてるから、ただ黙々と誘うのみ。

そして2時間が経過。

釣り方を色々と試してるところにようやく活性反応が出る。

来たね、来たね。
と弛ませからの聞き揚げで、掛けた!

本日初の魚の活性を感じながら抜き揚げると、


(キミかね。)

キュウセン。

なかなかの良い型だ。
関東ではリリース対象のゲストだけど、関西では食用魚としてメジャーだそうだ。
昔塩焼きで食べたけど、癖のない美味しい白身だった。

ちょっと考えてリリースすると、連チャンでカムバックして来ましたよ。


(快晴ね。)

胴突き仕掛けの釣りは苦手意識が刷り込まれてるのか、結果が出ない。

聞き揚げでショウサイだろう反応で掛けても、いずれも巻きバレしちゃう。

きちんと乗せるようにアワセているのだけど、ことごとく途中でバレちゃう。

マジすか!?


(海堡周りも攻めますが。)

12時過ぎまで胴突き場所で流して、ショウサイフグは4打数0安打。

全部巻き揚げ途中でバレて1匹も獲れず。
これはめげるね。

猛攻に備えてたサバフグも1匹も顔を見せず、逆に来てちょうだいと恋しくなりましたよ。


(見事に空。)

どこを探っても活発な食いじゃないから、健船長は見切りを着けて八景へ戻る。

やっとカットウ仕掛けの釣りになるぞ。
ここから勝負になるか?


(八景はちょいウネウネ。)

仕掛けをカットウオンリーにして投入。
ちょっとうねりがあるから釣りづらいけど、意に介さずビタッとゼロテンで止める。

すると、チョンと竿先が揺れる。
反応してサクッと掛けましたよ。


(12:38に1匹目。)

揚がったのはショウサイフグ。
やっと本日の型を見ました。
長かったー。

カットウでなら獲れるんだよな。

仕掛け以外の違いは、これまで前回のお余り冷凍エサを使ってたこと。
再冷凍はどうしても食いが落ちるのを分かっちゃいるのに、勿体ないと貧乏性が邪魔をするのよ。

本日配られたエサを使った途端に型を見たからね。
数を稼ぐにはエサをケチらないことですな。


(風も少々あるよ。)

ショウサイは群れていないようで、流し変えで船中ポツポツと揚がるペース。

こちらもポツリと追釣して3匹目を揚げる。
これが記念すべき今年100匹目。


(今年100匹目。)

目標まで残り30匹。
今のペースだと遠いな。

更に1匹を追加したところでエサが底を着き、噛られたのを残しておいた半端エビのみになったんで、仕掛けをチラシのカットウに変更。

チラシなら半端を切って着けられるからね。
残り時間が30分を切ってるから半端エサで凌ぐつもり。


(ケッカッチンです。)

積極的にキャストして探って来る途中、誘いでガツン❗と竿が止まった。

竿が胴から曲がってグングン突っ込むような手応え。
巻き揚げでギリギリとリールが鳴く。
こりゃ大物だ。

艫側払い出しに流れてるからお隣の前に揚がって来る位置だ。
水面下に影が見えて来たものの太陽光の反射でこちらからは良く見えない。

魚影が水面に揚がる瞬間、ブツンと仕掛けが切れた。
ゆらゆらと戻って行く魚影。

「バレちゃったの!?」

ちょうどタモを手に健船長が駆けつけて来るところだった。

仕掛けはチラシバリを束ねてカシメたクリップの上で切れてた。
ショウサイフグ用の8号ハリスだったからな。

何だった?と船長に聞かれたところ、お隣さんがアカメだったと答えてくれた。

アカメか。
アカメだったら40cmオーバーの引きだったな。
残念無念。


(ドック前で盛り上がり。)

あがり間際にドック前で流したところ、船中おチビショウサイがポンポン揚がる今日イチの盛り上がりを見せる。

ゼロだった人はここで数を獲れたに違いない。

ところがこっちは仕掛けの交換に時間を取り、余りエサも廃棄レベルのものしか残っておらず、使ってみるもやはり食わない。
残り数分でエサを買う決断が出来ませんでしたよ。

そして、そのまま追加なしで終了。


(沖あがり。)

結果は4匹。

胴突きで0匹が痛かった。
せめて最後のアカメが獲れていたら気分も違うだろうに。

目標達成に向けた釣行の度に釣果が落ちてるのはどういうことだ?

腕が足らないということですね。


(本日のフグ。寂しい限りだな。)

年末が近付くと釣果が鈍化するのは毎年の恒例だな。

最後までハラハラドキドキを味わえるのは良いけれど、気分良く年末年始を迎えたいものです。

さて、次回はどうでしょう?


・ショウサイフグ : 4
・キュウセン : 2 (リリース)
船中1~13
中潮


🐡