釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】渋々の中ギリギリのお土産をキープする (2022/01/22 アカメフグ 野毛屋)

2022-01-31 06:44:00 | 釣り
朝まだ暗いうちに震えながら家を出ると、車載の温度計はマイナス2℃。
路面凍結がないか気を付けながら運転して、野毛屋さん着がいつもよりチョイ早い4:30。

それでも待ち行列は24番目。
前日が北風ビュービューだったから、皆さん本日にシフトしたんでしょうね。


(毎度。)

フグは2船出しのところ、ほぼ満員だ。
釣り座は最近定位置とも言える健船の左舷舳2番目をチョイス。

潮的に不利な釣り座だけど、艫側から埋まってるから仕方ないし、流し釣りだからさして気にしませんよ。


(潮はこんな感じ。)

暗いうちから船に乗り込み準備する。
船中場所によっては凍結してるものの、寒さは苦にならない。

防寒対策でオイル式のカイロを懐に忍ばせ、DAISOで買った掌用の遠赤外線サポーターをはめた手の甲と手首にカイロを貼り付け、上からフィッシンググローブをする。

足元はウールとメリノウールの靴下を重ね履きして、新調した防寒長靴で固めてる。
体はミズノのブレスサーモの上下、ダウンの上に中綿入りのウェアを上下で着込んでるからホカホカ。

冬の釣りは足元と指先の冷えが一番辛いのから、末端をしっかり対策すれば耐えられますよ。


(寒いよ。)

準備してると続々とお客が乗り込み、左舷は12名でほぼ満席。

釣り座の不利と満席ではアベレージ目標の8匹は厳しいかも、と釣果の目減りを覚悟する。


(ビューティフルサンライズ。)

朝日を受けながら出船。

配られたエサのアカエビを海水に浸して解凍しようとしても、外に出しておくと再び凍ってなかなか解けない。
半解凍のエサを着ける指先が辛いこと、辛いこと。

懐のカイロを握りしめて指先を回復させるよ。


(出船。)

八景沖で釣り開始。

仕掛けはチラシのカットウのみ。
感度重視で繊細な触りも見逃さんぞ、と竿先を見つめるも、反応なし。

暫くすると、お隣のお立ち台に立つ舳の方が良型アカメを掛け、タモを入れて差し上げる。

近くにいるのね。
と、丁寧に誘うけど、こちらには音沙汰なし。


(風なし。アタリもなし。)

満潮が近く、潮が緩いから誘いの待ちは5秒。

10回に1回くらいにフグに見つけて貰うため、大きく誘い上げてエサをアピールしてみる。
落とし込みはゆっくり。

着底して5秒数えて誘い上げると、サクッと手応え。
前触れもなく掛かった。

ゴリ巻きから抜き揚げると、


(7:48に1匹目。)

かわいいアカメフグ。

20cmくらいなんで記念撮影後にリリースしましたよ。
大きく育ってたくさん子を産んでね。

そこから長い沈黙が続く。


(気配もなし。)

アタリも触りもなく、アカメどころかコモンの気配すらない。

たまに掛かるのは貝などのガラで、ぬか喜びばかり。

船中でも流し変えでポツリと型を見る程度だ。
これは渋いぞ。

フグの気配を感じるまでは集中のレベルを1段階下げて、ルーチンの誘いを続ける。


(風景も変わらず。)

2時間後。

ボーッと眺めてるゼロテンの竿先に唐突に触りが出る。
瞬時にスイッチオン。

全集中で竿先を睨み、続くアタリを捉えて即アワセでガツン

ゴンゴンと突っ込む引きは良型アカメで間違いなし。


(9:43に2匹目。)

2時間振りに2匹目、持ち帰りだと1匹目を手にした。

渋い中で良型が獲れるのはありがたいよ。


(再び風景写真。)

しかし、ここから更に2時間が経過。

再びボーッとスイッチを切った状態でルーチンの誘いを続ける中、大きく誘い上げたエサ見せからゆっくりの誘い下げの途中で触りが出る。
着底と同時に触りがアタリに変わった瞬間にアワセてガツン

バチッと覚醒して巻きに入る。
ゴンゴン来る引きは今日イチだ。
活性ある魚の引きは良いなー、と2時間振りの手応えを堪能する。

お隣さんにタモ入れいただき、サイズアップのアカメをゲット。


(11:58に3匹目。)

しかし、ここからまた我慢の時間。
次のコモンフグを揚げたのは2時間後だ。

14時を回り、沖あがりまで1時間を切ると、何とかして追加が欲しいからキャストして探ってみても反応なし。

船中周りのどこかでポツリと揚がるのみで、疎らにいる1匹を誰かが掛ける拾い釣りの様相だ。

いつ何時その順番が回ってきても良いように、雑にならないよう丁寧な誘いを心掛ける。

頼りは、集中力と折れない心。
フグとの前に自分との戦いに勝たねばならんよ。


(残り時間少ないよ。)

あと1匹、もう1匹、何とか1匹。

念じる中のゼロテンで竿先がピクンと揺れる。
オリャ!とアワセから、腕を掲げての追いアワセを経て巻きに入る。
手応えがなく、スカしたか?と思ったところに手元に伝わる活性反応、いるね。

ゴリ巻きからブチ抜いておチビコモンをゲット。


(14:44に5匹目。)

これが最後のチャンスタイムか?

エサを着けて直ぐさま打ち返す。
群れてたら追加があるかも、と数回誘うと明確なアタリが出てアワセ1発、連チャンで掛けた。

なかなかの手応えはそれなりの型を思わせる。
最後の最後に良型は嬉しいな、と揚がったのは、


(キミかね。)

ムシガレイ。

エラ元にカットウが掛かって、水の抵抗を受けて揚がってくれば、そりゃ重いわ。

ムシガレイはここ3回の釣行で欠かさず揚がってるよ。
のっこみなのかね?

健船長が残業してくれたけど、これで終了。


(本日のアカメフグ。)

結果は5匹。(申告は4匹。)

渋い中、出たアタリはほぼ獲ったろうけど、寄せて掛けるまでには至らなかったか。

持ち帰りのアカメは2匹。
型が良いからギリギリ食はどうにか出来るかな。


(沖あがり。)

アカメフグのシーズンは残すところあと1ヶ月ほど。
良型アカメのガツン!をあと何回味わえるかな。


・アカメフグ : 3 (リリース1)
・コモンフグ : 2
・ムシガレイ : 1
船中:0~9
中潮


🐡

【釣】釣行前記 (2022/01/22 野毛屋)

2022-01-28 07:03:00 | 釣り
大寒を経て益々寒くなり、日本海側では寒波による大雪、この頃は東京近郊でも最低気温が氷点下になってますね。

釣りに行くにも、気合いと共に十分な寒さ対策が必要なシーズンですよ。

神奈川ペイで防寒長靴を買ったし、メリノウールの暖か靴下も手に入れた。
あとは気合いだけど、寒さが緩んで風も穏やかな1月22日(土)ならば、早朝を乗り切れば苦にはならないはず。

今回は翌日に誕生日を控えたかみさんに振る舞うために、野毛屋さんでアカメフグを狙いますよ。


🐡

【感】フィッシング相模屋に初見参でポイント還元

2022-01-24 06:32:00 | 雑感
家の近くに釣具屋はなく、ポイント、キャスティングなど、どの店にも車で行かねばならん。

開店以来贔屓にしてる釣具のブンブン相模店は現在、リニューアルオープンに向けて閉店中。

さて、大物釣具をどこで買おうか?
と迷ってた時に、フィッシング相模屋で「神奈川ペイ」が使えることを知った。

神奈川ペイとは、神奈川県内の加盟店で専用アプリによる電子決済で最大20%がポイント還元されるというもの。

(こちらです。)

20%の還元はデカイ。

これまでかみさんと買い物の際には、わざわざ神奈川ペイの加盟店まで足を延ばしてコツコツと還元ポイントを貯めて来た。

ポイント貯めに喜びを見出してるかみさんにこの話をしてみると、同行OKとのこと。
アプリはかみさんしか入れてないのでね。

これまで釣具屋について来ることなどなかったのに、ポイント還元の力は凄いぞ。
家から片道1時間掛かろうが行く価値ありだ。


(お初です。)

で、かみさんと連れ立って開店時間を目指してのドライブ。

初めて行ったフィッシング相模屋は、店が広くて品数が多く、テンション上がりまくり。

長年使って擦りきれた上着と水が染みるようになった防寒長靴を新品に買い替えましたよ。


(こちらね。)

小物も含めて締めて27,000円ほどを神奈川ペイで支払って5,400円の還元。
デカイよ。

神奈川ペイのキャンペーン期間が4月末(ポイント利用は5月末)まで延長されたから、また行かねばならんね。


🐡

【食】アカメフグの刺身・ムシガレイの煮付け・アカメフグとマダコ入りおでん

2022-01-21 06:38:00 | 釣魚料理
野毛屋さんでの初釣りの釣果はアカメフグ5匹にコモンフグ2匹。

良型アカメ4匹を長男の友達のお宅にお裾分けすることにしたんで、自宅用は1匹のみ。
うちはいつでも食べられるからね。


(コモンフグです。)

まずはおチビコモン2匹を刺身に。

悪くはないし、フグ刺として旨いんだけど、同じ八景産ならショウサイの方が上かな。

東京湾でコモンフグが幅を利かせてることで、江戸時代から庶民の味として親しまれて来た江戸前ショウサイフグが駆逐されはしないか、ちょっと気掛かりです。


(ホッとするね。)

ムシガレイは煮付けに。

少々水っぽい身質のムシガレイでも、煮付けるとふっくら仕上がる。

釣魚の煮付けは素材を活かすために短時間で仕上げるのがコツね。

1匹残ったアカメは中骨ごと輪切りにして、おでんに入れてみることにした。
出汁に一役買ってくれるでしょう。
ついでに冷凍庫のマダコも合流させてみますよ。


(グツグツと。)

アカメフグとマダコ入りおでん。

元々おでんは魚介の練り物が良い出汁を醸してるのだから、そこにアカメとマダコの旨味が加われば、レベルアップ間違いなし。


(沁みますな。)

おでんには日本酒だよね。

天然フグに天然マダコ入りのおでん。
心も体も暖まりますわ。
こりゃ最高ですわ。

日本人に生まれて良かったな。


🐡

【釣】2022ガツン・ザ・ファースト (2022/01/08 アカメフグ 野毛屋)

2022-01-17 07:01:00 | 釣り
2022年初釣りはもちろん野毛屋さんでアカメフグ。

年明けからグッと気温が下がって、家を出る時間は氷点下だよ。
中綿ウェアを引っ張り出し、防寒対策を万全にして挑みますよ。


(今年も宜しくお願いします。)

野毛屋さんに4:45着で14番目。
ご近所迷惑にならないためにエンジンを切るから、車内で暖房なしで開店まで待つのが辛い。

フグ船は1艘出しだそうなんで左舷舳4番目をチョイス。
片舷9名でそこそこ乗るね。


(潮はこんな感じ。)

暗いうちから船に移動して準備する。
まだ風が弱いから耐えられるけど、これからのシーズンは北風ビュービューだと苦行になるよ。


(まだ暗いっす。)

出船が近付き、朝日が昇って来るとホッとする。
日差しの有り難さが身に染みるね。


(ライジングサン。)

定刻チョイ前に出船。

近いからエサ付けといてね。の船長アナウンスがあるから釣り場は八景でしょう。

仕掛けは自作のチラシオンリー。


(これね。)

八景沖で釣り開始。

モーニングヒットを期待して優しく誘う。
潮が緩いからゼロテンの待ちは5秒。


(富士山を見ながら釣り開始。)

船中反応がない中、2022年のファーストヒットがいつ来るかと、竿先に集中。

すると、明確なアタリが出て反射的に反応するとガッ!と来た!

来ましたよ、船中1匹目とは縁起が良いぞ。
グングンと引く手応えを楽しみつつ、巻き揚げると、


(キミかね。)

ムシガレイ。

2022年のファーストフィッシュはムシガレイでした。
嬉しいゲストだけど、昨年末の釣り納めでも揚げたし、縁があるね。
折角なんで血抜きしてキープしますよ。

その5分後。

竿先に触りが出る。
今度こそ来たね、と次のアタリを待ってのガツン

突っ込む竿先にゴンゴン引き。
間違いなく良型のアカメだぞ。


(7:45に初アカメ。)

開始早々に待望の初アカメをゲット。
型も良いから有難い。

今回は長男の友達のお宅にアカメをお裾分けするミッションを負ってる。

長男が家でフグを食べてるその旨さを話したのだろう、友達が食べたいと言ってる、と言付かった。

友達をうちに招待しても良いけど、数を揚げて自宅でご家族ともにアカメの鍋を堪能いただこう。
ならば最低でも良型を3匹は欲しいぞ。


(日差しが有難い。)

次に出たのはチョンと竿先が揺れる明確なアタリ。

これはショウサイかコモンかな。
と前のめりに集中して掛けたのは、おチビコモンフグ。
刺身用に血抜きしてクーラーへインする。

ポツポツと時速2匹ペースでアカメ優勢で釣れる。
獲れるアカメは型が良くて、タモ入れサイズだよ。

胴の間に近い釣り座で、それなりにお客が乗ってる割には良いペースだね。


(9:35に5匹目。)

開始2時間で、ツ抜け折り返しの5匹目に良型アカメを揚げる。
このペースならばツ抜けは確実か?

ここまででアカメ4、コモン1。
お裾分け分は確保出来たから、ここから先は自宅分だ。

と、皮算用した矢先に段々とアタリが遠退いて来る。


(結果、風景写真が増える。)

しかも、ブログで健船長が、

「根があるところはやりません。根掛かったとしたらそれはゴミ。」

と言ってる、そのゴミに2度も捕まり、PEを破断すること2回。
サブリールで足らなくなり、船上でラインシステムを組み直すタイムロス。

ゴミで切られるより、引きを味わえるサメの方がまだ納得感があるよ。


(釣り日和だけどね。)

午後になると、流し変えてやっと船中1、2匹出るかというペースまで落ち、長い沈黙の時間が続く。

陽があたりポカポカして心地好い睡魔にも襲われつつも、誘いは止めない。
たまに訪れるアタリに反応出来るように、意識は朦朧の状態でも視線は竿先を外さず誘い続ける。

すると、誘い下げの着底と同時にアタリ。
すかさずアワセてガツン❗と来た!

瞬間、バチッ!と覚醒して追いアワセをくれて巻きに入る。
ゴンゴン来る重量感は今日イチのアカメだぞ。

ところが、健船長がタモを手に駆けつけて来る途中でテンションが抜けた。
無念の巻きバレ。

目が合った船長に首を振ってバレたと伝える。

揚げた仕掛けを見ると、チラシバリの1本が無くなってるし。


(自己責任ですね。)

よくよく確認すると、ハリスがすっぽ抜けてるじゃん。

ハリ1本だけに掛かったとは言え、ハリスの締め込みが甘くてすっぽ抜けるとはダメダメですな。
自分のミスで今日イチのアカメをバラしてしまいました。


(本日のアカメフグ。)

その後はやっと1匹を追釣するも、特段の盛り上がりもなく、アタリも遠く、尻すぼみで終了。

結果はアカメ5、コモン2で計7匹。

年間目標のアベレージに1匹届かず。
すっぽ抜けの1匹が悔やまれるな。

でも、アカメは良型が揃って、お友達家族へのお裾分けも出来るから満足だ。


(今年初のダブル持ち。健船長のブログから拝借。)

欲を言えば刺身用にショウサイフグが1匹でも欲しかったけど、仕方ないか。

出たアタリはほぼ獲れたし、手は合ってる気がする。
今年のフグ釣りとしては、及第点のスタートかな。

今年も精進して頑張りますよ。


・アカメフグ : 5
・コモンフグ : 2
・ムシガレイ : 1
船中0~17。
中潮


🐡