釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】釣行前記 (2022/02/26 野毛屋)

2022-02-28 06:33:00 | 釣り
最近は日射しが暖かく、最高気温も2桁に届いて、春の訪れが近いのを感じるようになりましたね。

海の中は陸の1ヶ月遅れだから、まだ冬期のままだけど、これから変化が現れるのですよ。

今季、釣りでも舌でも楽しませてくれたアカメフグはこれから産卵期を迎える。

それもあって、常宿の野毛屋さんでアカメフグ釣りは2月一杯、延びても3月頭まで。

釣ってはガツン❗と掛かってのゴンゴン引き、食では鍋にして旨味溢れるブリブリの身、フグ南蛮も旨かったな。


(今季も楽しませてくれてありがとう。)

そんな愛しのアカメに暫しのお別れをしに、シーズンファイルのアカメフグ釣行に行って参ります。


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【食】カワハギの刺身と肝醤油・カワハギの煮付け・えぼしワカメ

2022-02-25 06:40:00 | 釣魚料理
3年振りの一俊丸さんでのカワハギ釣行の釣果は5匹。
数は少ないものの、良型が3匹いるんで良質の肝は確保出来てますぜ。

まずは目的だった肝醤油で刺身でしょう。

(こちらね。)

しっかり血抜きしたから綺麗な肝だ。

そいつを醤油に溶いて、透けるようなカワハギの身に絡めていただく。

「やっぱりカワハギだな」

かみさんが言いつつ次々と箸を伸ばす。
長男も、旨~っ!と唸り、白飯と共にかっこむ。

活きで血抜きされた良型のキモパンカワハギなんて、末端価格は1匹5,000円を下らないぞ。

この時期のカワハギは釣るのが大変なんだからな、と皆に申し伝えておく。


(シャキシャキです。)

更にお楽しみがこの時期限定のえぼしワカメ。

その名のとおり、えぼし岩近辺で養殖されたワカメで、茅ヶ崎港の船宿で購入できる。


(期間限定です。)

一俊丸さんで朝取れのを500円で買ってきた。

葉をサッと茹でてタマネギスライスにかつお節を振ってポン酢でいただく。

これが旨い!
シャキッとした歯応えは取れ立てならではだ。

量が多過ぎると文句を言ってたかみさんも口にしたら、市販と全然違うね、と認めざるを得ない。
そうでしょ、そうでしょ。

翌日もカワハギとワカメを堪能しますよ。


(ご飯に合うよ。)

カワハギの煮付け。

1匹分の身に、5匹分の頭を甘辛に煮付けた。
張りがあるカワハギの身は煮付けにも良く合う。

カワハギを手に入れたらまずは刺身だろうから、煮付けなんて巷でもなかなか食べる機会はなかろう。

そう考えると贅沢なメニューだね。
ご飯にも酒にも合いますよ。


(コリコリね。)

えぼしワカメの茎のきんぴら。

細切りにした茎のコリコリの食感にゴマ油の風味がマッチする。
炒めてもワカメの存在感がしっかりあって旨いね。


(堪らんね。)

肝醤油で刺身は連投ですよ。

やはり唸らずにはいられない。
カワハギの肝は偉大だね。
尿酸値が怖いけど。


(集合写真。)

身単体であればカワハギよりもフグが勝ると思っているけど、ここにトレトレの新鮮なカワハギの肝が加わると勝負の行方は微妙だ。

そうすると、フグの肝たるやどれだけの美味なんだろう?

普通に食べたらあの世行きだけど、無毒の養殖トラフグならば肝も味わえるのだろうか?

いつかは味わってみたいな。
それまではカワハギで我慢ね。


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【釣】手強い冬場のカワハギを煮えずに楽しむ (2022/02/18 カワハギ 一俊丸)

2022-02-21 06:26:00 | 釣り
ブログで振り返ってみると、カワハギ釣りは3年振り。

同じテクニカル系の釣りでは湾フグを優先しちゃうし、度々フグ釣りのゲストでカワハギが獲れるから、どうしても頻度が下がっちゃう。

フグと並んでエサ取り名人と言われるカワハギは、冬場だと更に手強くなる。
活発にエサを食わず、アサリの肝だけをチョイと啄んでいくこともある。

カワハギはアサリの肝が好き。
こちらはカワハギの肝が好き。
お互い肝を賭けた勝負になるな。


(お久し振りです。)

一俊丸さんは去年7月のシロギス釣り以来。

その間、茅ヶ崎西駐車場がただの砂浜からコンクリで綺麗に整備された。
1日2,000円するけど、船宿利用で無料になるよ。

5:20に駐車場に停めて5:45の釣り座抽選は5人中4番目、左舷舳を選択。
左舷6名で総勢11人。
平日なのに以外と乗ってるな。


(綺麗な朝焼け。)

港へは駐車場を横切って行けるから、砂浜を歩く必要がなくなったのはありがたいよ。


(富士山と満月のコラボ。)

竿はStephanoではなくAllegroを選択。
手感度よりも湾フグで鍛えた目感度で勝負しようと考えたのですよ。


(潮はこんなに感じ。)

天気が良くて富士山が綺麗に見える。
風もなくて寒さを感じないのはありがたいな。
冬のカワハギ釣りは頻繁にするエサ着けが指が凍えて辛いのよ。


(出船。)

仕掛けは幹糸にキラキラテープを貼り、オモリ部にヒラヒラのラバースカートを着ける。
集魚板は着けずに感度重視でシンプルにする。


(ブルーが眩しいよ。)

茅ヶ崎沖で釣り開始。

上下の誘いからのゼロテンで様子を見る。
誘いは優しくスローにして、ゼロテンは3秒から5秒。

暫くしてエサをチェックすると、アサリの肝がありませんよ。
やられたね。
カワハギはいるのね。


(良い凪ですよ。)

何せ3年振りなんで、色々パターンを変えて情報収集から始める。

活性は悪くないようで肝だけじゃなく、綺麗にアサリをツルテンにされることもある。
カワハギめ、やるじゃないの。

ゼロテンでチョンと竿先を揺らすアタリを取ってアワセてもなかなか掛けられない。

明確なアタリでのファーストヒットは、


(ゲストの常連だね。)

トラギス。

魚が釣れるのは嬉しいけどリリースで。
出来ればゲストを回避して本命だけを狙いたいけど、贅沢は言ってられない。
取れるアタリで獲らないと。


(富士山を眺めながら。)

高活性じゃないから、誘いを大きくしてもカワハギは着いてこれないだろう。

上下の誘い幅は小さくしてゆっくりの誘い下げに聞きを混ぜつつ、着底したら一呼吸して空アワセ、反応がなければそのあとゼロテンで5秒待ち。

このパターンを繰り返してると、着底と同時にアタリが出て掛けた。

グングン来る手応えに時たま突っ込む引きはカワハギでしょう。
抜き揚げると嬉しい良型だ。


(7:30に1匹目。)

プックリとお腹が膨れたキモパンで、これで肝醤油での刺身が確定。
お楽しみのために、エラを切って血抜きしてクーラーに納めておきますよ。

早い時間に型が見れると気持ちが楽だ。
次を狙ってパターンを続ける。


(陽が昇るとポカポカね。)

ゼロテンでアタリが出るけど掛からず、やっと掛けるとキタマクラ、が続く。

ポツポツとアタリがあっても掛けられず、頻繁にエサ着けとなる。
掛けてもキタマクラかもだけど。


(富士山綺麗だな。)

湾フグではアタリを取れればカットウに掛けられる確率は高い。
カワハギ釣りはアタリを取ってもそこからが遠いな。

2匹目は1時間が過ぎた頃。


(8:47に2匹目。)

これも良型でキモパン。
型が出たら良型なのは嬉しいね。

釣り場は根や根の際が多く、常に底を気にしないと根掛かりしちゃう。

船が流れるに合わせて忙しく竿を動かして底をトレースし、止めれるところでゼロテン、アタリを待つ。

魚の気配は少ないけど、飽きずに攻められますよ。


(9:21に3匹目。富士を啄むカワハギ。)

ゼロテンのアタリに反応して掛けられたのが3匹目。
型は小さくなってる。

時速1匹ペースで揚げてるのはまあまあかな、と思ってこのあとも期待するものの、その後は本命もゲストも反応がなくなる我慢の時間になる。

渋いなー。とか周りから声が聞こえるし、左舷の殆どの人が座ったまま釣りをしてる。

状況を打開しようと船長はいろいろ場所を変えて探索。


(あちこち探索するも。)

アタリが遠いものの、こんな状況は湾フグで鍛えられてるから堪えませんよ。

パターンを変えて、キャストもして色々探るけど反応なし。
ゼロテンを長く取ると、たまに肝だけヤられるからいることはいるんだな。

エサが食われないのを見て船長は大きく移動、江ノ島近辺に場所を移しても状況は変わらず。


(江ノ島。)

たまに肝はいかれるから、疎らだろうけどカワハギはいるのだろう。

この状況で掛けるには、肝の中のハリ先をカワハギが啄んだ瞬間にアワセるしかない。

今の腕だと、アタリを取ってもアワセが間に合わないだろうし、そもそもアタリが取れるかも分からない。

可能性があるのは、タイム釣りでカワハギが口にしただろう瞬間にアワセるしかないか。


(江ノ島と富士山。)

集中力を切らさず、状況と自分の腕と相談してやれることをやる。

やれる引き出しも3年前に比べて増えてるし、湾フグ修行のおかげで釣技が上がってるのを実感したよ。


(12:10に4匹目。)

3時間振りにやっと4匹目を揚げる。

潮止まりになってゲストのアタリも遠退き我慢が続いてるけど、それでも煮えずに頑張りますよ。


(13:55に5匹目。)

その甲斐あってあがり間際に型は小さくなってるものの本命を追加。

これで終了。
沖あがり。

結果は5匹。


(沖あがり。)

釣果は少ないけれど、魚の気配はあったし、いろんな事を試せて飽きずに楽しめた。

元々厳しい冬場のカワハギで数釣りが出来るなんて思ってない。
良型のキモパンを手にしたし、満足かな。

また来シーズン、もう少し易しい時期に乗りましょう。


・カワハギ : 5
・トラギス : 6 (リリース)
・ベラ   : 4 (リリース)
・キタマクラ : 6 (リリース)
船中:2~9
大潮


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【釣】釣行前記 (2022/02/18 一俊丸)

2022-02-18 06:52:00 | 釣り
天候不良で釣行を見送ること2度、約1ヶ月振りの釣りですよ。

野毛屋さんでアカメフグ釣りは2月一杯の予定なんで、今季ラストアカメ釣行は2月最終週に行くとして、今回は別の釣りものを考える。

今季2度乗ったシーズン終盤のアマダイか、冬場で難度が上がってるものの獲れれば肝パン確定のカワハギか。

どちらにしょうか考えて、かみさんに聞いてみると、

「カワハギ!」

と即答。

そうだろうと思っていたものの、あえて聞いてみたのだよ。

肝醤油でいただくカワハギの刺身は堪らんからね。

年1回乗るかどうかのレベルで、手強い冬場のカワハギを相手に結果を出せるか不安はあるものの、湾フグで鍛えた腕がどこまで通じるか楽しみでもある。

平日釣行ならば割り当てが増えて良い思いが出来るかもしれない。


(船上で準備中。)

と、いうことで一俊丸さんナウ。


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【感】要精密検査

2022-02-14 06:06:00 | 雑感
1月初旬に受診した人間ドックの結果が届いた。

昨年の人間ドックで見つかった腎結石は、壮絶な痛みを伴って既に出たし、まだ内蔵されている3mmと1mm弾はエコーでは映らないそうなので小康状態だろう。

積年の課題である脂質代謝数値の改善に向けて、リコピンのサプリメントを飲んだり、毎日サラダを食べたり、ジムに通って筋トレとジョグに励んだりと、それなりの対策をしてきたので、この1年間の通知表を受け取る気分だ。

封を切り、さて成績やいかに?と逆さにして結果を取り出そうとしたところ、ポトリと小さな封筒が落ちた。

「紹介状か!?」

いつもは入ってない小封筒を確認すると、やはり紹介状で間違いなし。
再検査項目が見つかったということだ。
マジか。。。

診断結果を見ると、脂質代謝項目の各数値はあまり変わっておらず、「要経過観察」のまま。

ちょっとは改善を期待してたところで残念だけど、コロナ禍の在宅勤務で顕著な運動不足のところを、悪化させずに足踏みで留まったのは対策が効いたおかげと前向きに捉えておこう。
が、今はそれどころじゃない。

以前からの懸案項目を確認しても突出した異常は見当たらず、何が引っ掛かってるのか分からない。
裏返して所見欄を見ると、「要精密検査 PSA」とある。

PSA?

こんな項目記憶にないぞ、と検査項目の説明を読むと、

「前立腺の検査で肥大症やがんなどで上昇します。」

とある。

前立腺がん!?
早期発見で治る印象があるものの、がんはがん。
ついに来るものが来たのか!?

不安は早めに解消したいから、翌日に近場の総合病院に翌週の検査予約を入れる。

タイムリーなことにその日の新聞に、脚本家の三谷幸喜が前立腺がんの手術をしたことを語るコラムが載ってるし、これはフラグが立ってるのか?

仮にそうだとしても、早期発見でどうにかなるだろう。
隅から隅まで検査して貰いましょう。

予約日に朝イチで総合病院に行き、ご年配の諸先輩方に囲まれて順番を待つ。

MRIや直腸診、組織検査もするかもな。
何だろうと受けて立とうじゃないの。

腹を据えて診察室に入ると、

「1年でPSAの値はこんなに上がらないし、1月に検査したばかりだから4月に精密検査をしましょう。」

とお医者さんが言う。

紹介状に経年の検査値が記載されてるそうで、今回の数値は急に跳ね上がり過ぎらしい。
がん以外で検査数値が高く出てしまう要素は幾つかあるそうだ。

特に検査などせず、4月の精密検査の予約をして診療は終了。

次回は血液検査とMRIをするとのことだけど、肩透かしで終わったな。

PSA値の正体が明らかになるのは4月に持ち越し。
何かの間違いか、前立腺肥大か、他の要因か、それとも最悪の結果が出てしまうのか、胆力を練ってその時を待ちましょう。


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