釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【食】ショウサイフグの天ぷら

2020-07-31 05:23:00 | 釣魚料理
7月18日(土)の野毛屋さんへのショウサイフグ釣行は爆釣タイムありで23匹の釣果。

数を釣ったら釣ったでどう消化しようかと悩まにゃならず、暫くフグ尽くしが続きますよ。

本来一般家庭では嬉しいはずの「フグ尽くし」が悩ましさを孕むのは贅沢でしょうか?


(刺身系で。)

小振りなショウサイフグ1匹を刺身に下ろし、解凍したモンゴウイカのエンペラと触腕の湯引きも添える。

ショウサイのもちっと感とエンペラのコリコリの歯応えの対比が良いね。


(定番。)

大量の白子はまずポン酢でいく。

白子の爽やかなコクと小ネギの辛味とシャキッと感が良し。
プリン体が怖し。


(盛り合わせ。)

メインは天ぷら。

天ぷらにするとショウサイフグはふっくら仕上がるから、半身じゃなく更に1/4身に下ろした厚さがちょうど良いだろうな。

冷凍保存してたモンゴウイカの身とゲソも添えると、サクッと甘い身の評判が良い。
イカ天最高だね。


(集合写真。)

これでショウサイフグ5匹分。
まだまだありますよ。

手を変え品を変えいただきましょう。


🐡

【釣】雨に打たれてショウサイフグが乱舞する (2020/07/18 ショウサイフグ 野毛屋)

2020-07-27 06:13:00 | 釣り
予約当初18日(土)は曇りだった予報が「午前中は雨」から「午後まで雨」に変わり、日に日に条件が厳しくなって来るものの、予約制だから気楽に日程を見直せない。

一方、釣果の方は20、30、40、50台と連日驚愕の好調振りで、前日トップが46匹と、大いに期待が持てる状況。
雨を押して行く価値ありですよ。

しっかり雨が降ってる中、T1さんと「雨でキャンセルが入ってガラガラかもね」と会話しつつ野毛屋さんに5:00に到着すると、予想に反して12番目。

皆さん爆釣を前にして雨ごときでは引き下がりませんな。


(雨なんで軒先でパチリ。)

釣り座は右舷舳寄りの胴の間の並びをチョイス。
もう胴の間しか空いてませんでしたよ。

結局、この日は定員の札止めになったから、予約をキャンセルした人はいなかったのだね。


(潮はこんな感じ。)

予報より気温が上がらないからサロペットを着込んで船に移動。
小雨レベルなんで準備に支障はない。

今日に備えて、前回健船長からダメ出しを喰らったカットウ着脱式を改めたスタンダードなチラシ仕掛けを3セット準備した。
ノーマルカットウ仕掛けも4セット用意があるから、先発:ノーマル、中継ぎ:チラシのローテを組むことにした。

半端エサを余さず使えるのがチラシ仕掛けの利点だね。


(雨降りでも満船。)

出船して大貫沖へ。

雨は降り続いてるけど波・風はなく、ほぼ凪の状況。
雨を除けば釣り易いコンディションだ。

移動中は雨に当たらぬよう下を向いてうつらうつらしてると肌寒いくらいよ。


(雨、降ってます。)

大貫沖で釣り開始。

早々に「型見たよ」のアナウンスがあるけど、周りでは揚がってない。
爆食いを期待して、来るか、来るか、と待ち構えて誘うも、来ない。

潮は緩いから10号から8号、6号を付け替えキャストして探る。

四隅の方では揚がってる気配があって渋い訳ではなさそうだから、そのうち回って来るでしょう。


(雨止まないな。)

そんな中、先に掛けたのはT1さん。

ところが、抜き揚げで舷側にぶつけてバラシて逃す。
T1さん、久し振りだから慌てたね。

横で見てて、それをいただいちゃうよ、と気合いを入れて誘うものの、引き直したのはT1さん。
チッ、先行されたか。

それを期にあちこちで揚がり始め、右舷側に顔を出した健船長が、

「今何人も巻いてるよ。こっちで型見てない人いる?」

その問いに手を挙げたのは右舷では自分だけ。
マジか?置いていかれてるよ。

でも焦りはない。
この食いなら時間の問題でしょう、と悠々と構える。

暫く誘い続けてると、キャストから寄せて来る途中で竿先に触りの反応が出る。
そら、来たよ。

その場で止めて3秒ゼロテンで待ち、空アワセするも掛からず、続くゼロテンで出たアタリにアワセてサクッと来た。
走るのをゴリ巻きで寄せて抜き揚げる。


(8:37に1匹目。)

これを皮切りにポツポツと揚がり出す。

つけエサのアカエビの尻尾の中までも食われる活発な食いは高活性な証だ。
こりゃ群れに当たれば爆釣があるかもな。


(10:31に5匹目。)

隣のT1さんは1匹目を揚げた以降、なかなかペースが掴めないようだったけど、ポツポツと揚げ始める。

場所を変えると、時間を追うごとにショウサイの活性が上がって来るようで、船中必ずどこかで揚がってる状況になる。

ついには、カツオの一本釣りのような落とせば食う爆釣モードに突入!

フォール中にエサバリに食ったり、着底しての誘いで掛かってるなど、船中同時に何人も抜き揚げるという凄まじい釣れっぷり。

落とせば何もせずとも食うという爆食いだ。


(10匹目を血抜き中。)

活性が凄いから掛けた後の走りも激しく、オマツリも多発する。

落とせば食う状況でオマツリをほどくまで待たせるのは申し訳ないから、何度も進んでリーダーや仕掛けを切り刻みましたよ。

そのため爆釣モードであまり数を伸ばせなかった。


(12:52に15匹目。)

こんな爆釣モードだとエサの消費が激しく3度お代わりする。
その際に船長と話すと、エサが無くなりそうだし13:30頃に早あがりする、とのこと。

食いが凄くて綺麗にエサを食われるからお余りのストックが出来ず、なかなかチラシ仕掛けの出番が来ない。

そこを折角だから、とチラシに変えた1投目でサバフグにカットウを含めた4本中3本のハリスを切られた上で水面バラシ。
瞬殺で仕掛けをダメにされる。
参ったね。

結局、ノーマル4、チラシ1の仕掛けをダメにした。
エサと共に仕掛けの消耗も激しいよ。


(雨はようやく小降りに。)

船中大漁だから12:30頃に船長が右舷から捌き始め、番手が回って来た時点で15匹。

その頃には食いが収まって、爆釣モードは終了になった。
それでも通常の良活性時くらいなペースで食ってくるから落ち着いて釣れる。

このくらいだとキャリアの差で釣果に差を付けられるぞ。

ここで爆釣モード時にリードされたT1さんに追いついて、そのまま追い越した。
よしよし。


(追加分を血抜き中。)

キャストして丁寧に誘いながら寄せて来る途中で触りを待つ。
触りが出たらそこで止めて誘ってアタリを出して掛ける。

釣ってる感があってこのくらいのペースで獲れる方が楽しいや。

船のエサがなくなり、13:40頃に早揚がり。
追釣した8匹を捌いて貰って、結果は23匹。
T1さんをかわして逃げ切ったぞ。


(捌き終わったフグのアラ。凄いぞ。)

トップは驚きの76匹!
左舷舳で異次元の釣りを展開した常連さんだ。

どうやったらそんなに獲れるのか。
まだまだ釣り方を改善出来る余地があるのだろうな。


(沖あがり。)

23匹はショウサイフグの釣果記録更新だけど、今日のような爆釣はフグと勝負してる感じが持てないから、正直望まないな。

フグとの駆け引きが出来て適度に釣れる方が楽しいと思うのは贅沢でしょうか。

フグ釣りに関してはきっとMなんだな。


・ショウサイフグ : 23
・サバフグ : 2
・サバ : 1
船中5~76
中潮


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【釣】釣行前記 (2020/07/18 野毛屋)

2020-07-24 06:19:00 | 釣り
今年の梅雨は各地に甚大な被害をもたらした豪雨の印象が強いけど、長雨も特徴的で、東京では連続降雨日数記録を更新したとか。
7月に入ってからほぼ雨だったからね。

そんな天気なんで釣行予定も組みづらい。
2週に1回の釣行を雨で見送って、これ以上の我慢は出来んぞ、と7月18日(土)に野毛屋さんに予約を入れた。

曇り予報を見計らって予約したのに、やっぱり週末が近づくと雨予報が絡んで来る。


(これだもの。)

GODと称える強烈な雨男のT1さんが誘いに乗って同行を決めたからか?

幸い波・風はなさそうだから雨さえ耐えれば支障はなさそうだ。

前回午後フグ船で爆食いを経験した以降、野毛屋さんではフグの釣果が上がってる。

「寄り」と呼ばれる秋のおチビの群れを当てる意外で30、40もショウサイフグが揚がるなんて記憶にないぞ。

好調に期待して今年の目標110匹を稼ぐためにも頑張りますよ。

でも、ちょっとだけ雨が憂鬱。


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【食】ショウサイフグのケチャップソテー

2020-07-20 06:27:00 | 釣魚料理
年間100匹を超えるフグを釣ることを目標に頑張ってると、食のレパートリーに苦労する。

毎度、刺身は外さず、定番は唐揚げで、いくつかのメニューをローテーションしつつ変化を付けてきたものの、それでもフグが続くと、かみさんの口からは「フグは飽きた」とのセリフが出てしまう。

何と贅沢なことを言うのか?
たらふくフグを食せる幸せを自覚してるのか?
感謝が足らんのじゃないかね?

と、思うものの、人は何にでも慣れるからこそ生きていけるのであるから、仕方がない。

と言うことで、今回は久し振りの新作メニューが登場ですぜ。

それは、フグで仕立てる肉料理の第5弾、ショウサイフグのケチャップソテー。


(おかずにピッタリですよ。)

ケチャップベースにニンニクを効かし、ハチミツで甘味とコクをプラス、酒、醤油をチョロッとね。

酸味と甘味が効いたしっかりした味付けにもショウサイフグは負けないのはさすがだ。

実は、過去にかみさんが鶏肉で仕立てたレシピをフグに転用したものなんですが。
ご飯が進む品だけど、酢が効いてない酢フグ(フグタ)って感じかな。


(これは定番。)

白子ポン酢で爽やかなコクも堪能する。

箸休めを兼ねた味変にも持って来いで、
やっぱ旨いね。

最近は長男も率先して白子に箸を出すようになった。
舌が肥えてきたかな。
白子を定期的に食べてる大学生はそうはいないぞ。


(ゴチャ盛りですが。)

前日にフライにしたアジの中骨、腹骨、ヒレ付きのカマは素揚げにして骨せんべいに。

170℃で水分が飛ぶまで揚げてから180℃でカラッと仕上げると中骨までサクサク。
カルシウムも補給出来て言うことなし。

本当にアジは捨てるところがなくて骨まで愛せる魚だね。


(集合写真。)

これでアジとショウサイフグは完食。

冬場は鍋で消費するから良いけど、夏場のフグに関してはもっと積極的に新メニューを開拓せねば「飽きた」が出ちゃうかな。

釣りの腕もだけど料理でも探求が続きますよ。


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【食】アジフライ・ショウサイフグフライ・白子フライ

2020-07-17 06:39:00 | 釣魚料理
6月26日(金)の野毛屋さんへのリレー釣行は、アジはポツポツ、ショウサイフグは爆釣で、総じて楽しかったから総評としてはリベンジ達成で良かろう。

リレーすると帰り時間が遅くなるんで、食は翌日からとなる。

まずは刺身。


(合い盛りで。)

ショウサイフグは小型で身が透明な1匹を、アジは小振りで皮が金色のヤツを選抜して下ろす。

ショウサイはいつもどおり約束された旨さ。
アジは脂の乗り、爽やかな旨味、食感、全てのバランスが良くて絶品だ。

「アジ美味しいー!」

かみさんが満足の声をあげる。

確かにこんなアジはお店でもなかなか食べられないぞ。


(左からアジ、ショウサイフグ、白子のフライ。)

メインは3種のフライ。

アジはフワフワで青魚臭ゼロ。
刺身以上に外ではこんなアジフライにはお目にかかれないぞ。

自分は釣りアジのフライを食べてから、外で食べられなくなりましたよ。
アジフライは釣って食べるべきだね。

ショウサイフグのフライは久し振り。
ホクホクで上品で間違いない旨さだ。
何に仕立てても高いレベルでイケるショウサイは優等生だな。

その白子のフライなんて外す訳がないし、最高級のクリームコロッケのようですぜ。
白子料理では一番のお気に入りだ。


(集合写真。)

これでアジは5匹を消化。
残りの4匹は干物に仕立てて後日いただきますよ。

食べきれないショウサイフグは白子とともにご近所さんにお裾分けして、喜んでいただけた。


ここからは後日の食卓。


(アジの干物。)

13%の塩水に酒を少々加え、そこに20分漬け込んだアジの開きは梅雨空の合間は外干し、雨の日は扇風機を当てての部屋干しで2日間、良い感じに乾かした。

型が良いし、見た目は高級干物だぞ。
市場末端価格1枚500円くらいだろうか。

焼いて食すと身はホックリ。
良い塩梅で自画自賛の出来だ。
パリッとした中骨周りの焼き目の旨いこと、旨いこと。

家族皆で絶賛。
これはまた仕込まねばならんね。


(湯引き刺し。)

ラストのショウサイフグは身欠きを湯引きにして刺し身に下ろす。

3日寝かせて旨味が増した身に、湯引きした皮目がプリッとした食感をプラスする。
薄皮を引いて別に湯引くよりも手間が掛からず良いかも。


(集合写真。)

久し振りのアジフライと干物でアジへの食欲は一段落。

暫くしてまた食の虫が騒ぎ始めたら乗ろうかな。


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