釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【食】ショウサイフグの塩フグ寿司・刺身・白子ポン酢・焼き白子

2021-06-28 06:36:00 | 釣魚料理
爆釣盛り上がり中の野毛屋さんへの平日釣行は、波に乗り損なって釣果は7匹。

でも、型が良いし、白子率100%だし、で食には十分な量かな。

今回は数が揃わずに今季やむ無く見送ってきたメニューにする。
予め宣言しておいたんで、かみさんにも有無を言わさず初志を貫徹しますよ。

それは、ショウサイフグの塩フグ寿司。


(捌き中。)

下ろした身にあて塩して寝かせ、水分を抜いて旨味を凝縮させたところで握ってしまう、家庭で贅沢な逸品。

ショウサイシーズンが開幕以降、食べたい、食べたい、と思いながら釣果奮わず、今になっちゃいました。


(準備完了。)

子供たちの予定を確認して、4名が揃う土曜日に気合いと共に握りますよ。

ショウサイの他には巻物用に玉子とキュウリを用意。


(頑張ったー。)

今回はショウサイフグばかりで30カン。
ノーマル、大葉入り、小ネギ入りの3種の握りに白子軍艦付きですぜ。

久し振りの握りなんで、不揃いなのは致し方なし。
でも、味は申し分なし。

とりわけ、お初の白子軍艦は白子のコクが酢飯に合うし、海苔の風味と相まって抜群だ。

「旨っ!」

皆で呻くものの、酢飯の用意を委託したかみさんは、準備が面倒だから年1程度で良いと言う。

ちょうど1年前の父の日にも握ってましたね。
毎年この時期に食べたくなるのかな?

こちらね。

皆、旨いと言ってるものの1年前に比べると反応はイマイチ。

せっかく頑張って握ったんだから、もっと食い付いてくれないかね。


(これも初。)

薄皮の塩焼き。

寿司ネタにした塩フグを仕込む際に出た薄皮を、塩焼きにしてみた。

竹串に巻いてコンロで炙ったところ、身が着いた部分が反り返って串が露呈した箇所が黒焦げになっちゃった。
お陰で炙りがムラになったものの、香ばしくて味は良し。

次回は丁寧に薄皮だけにして炙りましょう。


(端切れの刺身。)

ネタに切りつける際に出た身の切れ端は、そのまま刺身でいただいた。
余りの薄皮も湯引いて添えましたよ。

塩フグだから旨味が凝縮していて、そのままでも旨いよ。


(定番ね。)

白子ポン酢。

白子をイケるのは自分と長男だけなんで、シェアしていただく。
爽やかなコクは安定の旨さ。


(集合写真。)

塩フグにして旨味が凝縮したショウサイは、寿司ネタとしても優等生だ。

これこそ釣らねば食べられない、釣りをする喜びを味わわせてくれる代物だね。


(和風も合う。)

余ったネタは翌日に和風カルパッチョに仕立てた。
わさびの風味がショウサイフグに良く合うよ。


(お初。)

ショウサイフグの昆布入り漬け。

健船長のブログで紹介されてたのを見て仕立てみた。
身は薄皮付きを湯振りにし、小さめのブツ切りにして漬け込む。
刻んだ昆布が良いな。

ご飯やお茶漬けのお供にバッチリ合うよ。


(ラスト白子。)

最後の白子は焼きにしてみた。

コショウを振って醤油をチョロッと掛けてグリルで焼くと、香ばしくイケますよ。

今回は7匹の型が良くて、白子率100%だったから食いでがあったな。

白子シーズンも後半戦に入ってるから、次こそはツ抜けくらいしたいもんだ。


🐡

【釣】大波に乗っかろうとしたけれど (2021/06/18 ショウサイフグ 野毛屋)

2021-06-23 05:53:00 | 釣り
野毛屋さんのショウサイフグ船はトップが71匹、44匹と好釣果が続き、期待が膨らむ平日釣行。
5:00着で待ち行列28番目は今春のトラフグ釣行に次ぐ番手ですよ。

予約を入れたのは爆釣前だったけど、好釣果に釣られた釣り人で、3艘出しにも関わらず満船だそうだ。


(毎度。)

今回も戦友Aさんと待ち合わせ。

Aさんは前週に釣行したリベンジだと言う。
自分も前回は2匹のトホホな釣果だったからリベンジとなる。
相変わらず2人してリベンジばかりですな。


(良い天気だよ。)

釣り座は健船の右舷艫3、4番目の並びをチョイス。
前半勝負を狙いますぜ。

ショウサイフグは基本的にアンカーを打つ掛かり釣りなんで、釣り座の優劣が出やすい。
不利を覆す腕があれば別なんだけどね。


(潮はこんな感じ。)

今回はチラシ仕掛けを準備してきたし、久し振りに竿は2本目にリアランサーも持ち込んでみた。

色々と試す中で今の釣りを見直してみようと考えているのですよ。


(出船。)

定刻より早い7:00前に出船。

好調な釣り場は早い者勝ちになってるのだろうね。
いつもよりカッ飛ばしてるかと思うスピードで東進し、大貫観音の前で釣り開始。
先発の竿はいつものAllegro。
仕掛けはチラシを選択。

どこの船も周りにいないので一番乗りだな。


(海は穏やか。意気込みは熱いぜ。)

ここではアンカーは打たず、エンジン流しでポイントを狙うようだ。

「直ぐにアタルけどアワセは小さくね。大きいと掛からないよ。」

健船長から激が飛ぶ。

ラインが艫側に流されて釣りづらいけど、3秒ごとの誘いと早めの入れ替えで誘うと直ぐさまアタリが出る。

小さくアワセを入れるとサクッ!と来たものの、数巻きでバレる。
ありゃ。

2度巻きバレして3度目の正直でやっと型を見る。


(7:56に1匹目。)

型が良いところに潮も手伝って釣り味は抜群だね。

船中ポンポンとショウサイフグが揚がり、大盛り上がり。

周りには野毛屋さんの2隻を始め、一郎丸、吉野屋、吉久、忠彦丸などが集まり、東京湾のフグ船が集結してる。

どこかの船が金脈を当てると一斉に群がるのは仕方ないのだろうね。
だから健船長は早出したんでしょう。


(船団が出来てるぞ。)

まるでトラフグの時のXデーを彷彿とさせる盛り上がりだけど、こんなに船が固まって釣ったら群れは直ぐに枯渇しちゃわないだろうか?

だからか、ポンポンと船中何処かで揚がるものの、ペースは段々と下火になってくる。

自然相手でテリトリーを確保出来る訳でないから、SNSで情報がオープンになる今の時代では釣り場は早い者勝ちになっちゃうのだろう。

お客は釣れてる船宿に行こうとするから常に結果を問われるし、改めて考えると遊魚船は厳しい世界だね。


(フグ船団。)

好調なペースは1時間ほどで落ち着いて、間を置いたポツというペースにまで落ちる。
唯一大艫の常連さんが良いペースを持続してるな。


(数年振りの登板。)

状況が落ち着いたところで竿をリアランサー湾フグにチェンジ。

風がないから柔らかい穂先でも対応可能で、微妙なアタリも逃しませんよ。

チラシ仕掛けだとエサバリを食うことがあるから、明確なアタリが多い気がするな。


(8:57に5匹目。)

9:00前にツ抜け折り返しの5匹目を揚げる。
1匹目を獲ってから1時間で5匹。

久しく体験してないハイペースなものの、その後はパタッと食いが止まる。

船団もバラけ始め、アンカーを打っての掛かり釣りに移行。
回って来るショウサイを拾い釣りする、この頃慣れ親しんだ状況だ。

盛り上がりは朝の1時間だったね。


(第二忠丸。)

釣り切ったのか、スレたのか、群れが移動したのか、潮のせいか、その全てか良く分からんけど、本当にスイッチが切れたように食いが止まった。

時速1匹も獲れず、アタリもないとなかなか集中力が続かない。

たまにアタったり、サクッと掛かるのはメゴチばかり。
まったりと我慢の時間が続くよ。


(船団も散っていくね。)

キャストして探り、オモリを替え、仕掛けもエビ1本カットウにし、竿をAllegroに戻しても状況は打破出来ず。
たまにアタリを出せても単発止まりで掛けられない。

この活性が落ちた時にアタリを出して獲れる腕が欲しいもんだ。

午後を回り、船中数は多いから13:30から捌きタイムが始まる。
右舷から捌かれて船長から受け取った袋には、たっぷりの白子が入ってましたよ。

捌きタイムに追加を目指して集中して頑張ったけど、何も起こらず。
沖あがりとなった。


(沖あがり。)

結果は7匹。
白子は7腹ゲットで率は100%。

今回はツ抜けるか、と期待してたものの朝1時間のフィーバータイム(古いな)以降は2匹しか獲れなんだ。

トップは27匹。
右舷大艫の常連さんだ。

リベンジならばせめてツ抜けはしたいけど、ここから先の釣果を揚げるには腕が足らないのだろう。
もう一皮剥けないとステージが上がらない自覚がある。

まだまだ修行だね。


・ショウサイフグ : 7
船中:1~27
小潮


🐡

【釣】釣行前記 (2021/06/18 野毛屋)

2021-06-18 06:48:00 | 釣り
ようやく関東も梅雨入りしましたね。

平年より1週間遅れ、ここ10年では一番遅い梅雨入りだそうです。

そんな雨続きの日々でポッカリ空いた雨マークがない18日(金)に、リベンジ科目2教科目のショウサイフグに挑みますぜ。

緊急事態宣言下で自粛したため、今年の釣り目標の「フグ120匹」は絶望的。
今年はまだたったの5匹しかフグを釣ってませんよ。

しかし、15日(火)にはトップ71匹という驚きの数字が出たし、16日(水)も44匹と好調が続く。
群れが固まって好釣果が期待出来るかも。
そろそろガッツリと数を稼ぎたいな。


(満船ですよ。)

ということで、野毛屋さん第10忠丸ナウ。


🐡

【食】シロギスの天ぷら・マダコの刺身・タコ飯

2021-06-14 06:10:00 | 釣魚料理
一俊丸さんへのシロギス釣行は返り討ちに会って7匹のみ。

家族4人で1人5匹分は固いと皮算用してたのに1/3の量ですよ。
いつになったら満足いくまで味わえるのでしょう。


(釣果整列。)

それでも予定どおり天ぷらにしますか。
何はさておき、シロギスと言えば天ぷらだからね。


(キス天。骨せんべいも添えて。)

3枚下ろしにすれば倍の14切れになる。
骨せんべいもセットでいただきます。

ホクホクの身はほんのりと上品な甘味を伴う。

「旨っ!」

一口目で声が出る。

釣りたて揚げたてシロギスの天ぷらは、何て贅沢なお味なんでしょう。
型が良いから食べ応えもあるし、少なくても満足度が高いよ。


(ラスト在庫タコ。)

寂しい食卓になりそうだからと、最後の冷凍在庫の東京湾産天然マダコを解凍して供する。

滑り取りの塩揉み後に茹でて冷ます。
今回は揉みを加減したから皮の色落ちも少なく済んだな。


(旨いわー。)

足1本は刺身に。

塩揉みの段階から気付いてたけど、このタコはすごく柔らかい。
刺身なのに柔らか煮のようにスッと歯が通るし、旨味も十分。
こいつは出来るタコだったんだな。

皆、「旨っ!!」と呻くタコ刺しですぜ。


(幸せ。)

タコ飯。

レシピの2倍のタコで炊きあげたタコ飯は香りからして違う。

「旨っ!!!」

皆、絶賛。
出来るタコの柔らかな身とその旨味を纏ったご飯は最強だね。

「次のタコを釣って来てよ。」

かみさんからご指名が出たね。

6月からタコ釣りが始まってるから、旬の夏場に仕入れに行くぞ。


(集合写真。)

シロギスとマダコのコラボで「旨っ!」が3連発の食卓でした。

次はフグを満足いくまで堪能したいな。


🐙

【釣】うねり?底荒れ?リベンジのリベンジとなる (2021/06/05 シロギス・コチ・ヒラメ 一俊丸)

2021-06-11 05:30:00 | 釣り
リベンジ科目のシロギス釣りのために一俊丸さんへ。

4:50着でも茅ヶ崎西駐車場は盛況で、近隣の船宿前には多くの釣り人が集まってる。
一俊丸さんでは平日釣行が多かったから土曜日に来るのは久し振りだ。


(潮はこんな感じ。)

シロギス・コチ・ヒラメ船は2艘出しとのこと。
開店前に堂満船長に端物竿が出せるか聞いてみると、4隅以外は厳しいかもとのこと。
そうなるかー。

いつもクジ引きで裾を引いてたから不安だな。


(1ヶ月振りだ。)

5:30の釣り座抽選には9名が名乗り出て、引いたクジは7番目。
2艘出しの4隅8つに何とか収まったんで、一俊船長の7号船右舷大艫をゲット。
これで端物竿が出せるぞ。

受付してスタンプが貯まったものの、Tシャツはほぼ品切れとのこと。
Lサイズのピンクだけがあるそうだけど、さすがに着るのは痛すぎて無理だね。

月曜日に大量入荷だそうなので交換は次回に見送ったものの、また来ることになるという前振りじゃあるまいかとちょっと不吉な予感。

堂満船長も昨日のシケで底荒れを懸念してたし、シケ後の荒食いもあるけど、吉か凶かどっちに転ぶのでしょうか?


(気持ちいい湘南の朝。)

7号船に乗り込み大艫で竿を2本セッティング。

キス竿を持ってないから前回同様アレグロとスティーレのいつもの湾フグタックルで挑みますよ。

片テンビンにオモリ15号、仕掛けは市販の吹き流しの2本バリ。
堂満船長によると相模湾では全長120cmのが良いそうだけど、売ってなかったんで80cmのヤツで我慢。

投げ釣りをやってた頃に買ったハリス付の変えバリが沢山あるから、ヨレたら繋げて長くするつもりよ。


(セッティング完了。)

端物竿のオモリは30号指定。
仕掛けは胴突きよりも吹き流しの方が良いとのことだったんで、船上でハリス1.5mを自作する。

右舷は8名かな。
胴の間には貸し竿の方々も乗られる。
シロギスは初心者からベテランまで楽しめるから良いね。


(先行する1号船。うねりで良く見えない。)

出船すると、うねりがある。

昨日のシケから今日のうねりだと、浅場は確実に底荒れしてそうだ。

不吉な予感アゲイン。


(毎度、えぼし岩が遠くに見える~。)

えぼし岩を眺めながら釣り開始。

キャストしてまずはズル引きして寄せてくる。

すると、ブルッっといきなりシロギスのアタリが出て優しくアワセると乗った。

ブルブルと竿先を揺するこの引き味は間違いなくシロギスだな。

水面に白銀の魚影を確認して抜きあげる。
20cmクラスの良型だ。


(ナイスな1匹目。)

1投目から型を見て一安心。

底荒れなんて杞憂だったか。
こりゃシケ後の荒食いで「吉」と出たか?

と、ほくそ笑んだものの、2投目以降は反応なし。

大艫を活かし、あちこちキャストして誘いを変えても音沙汰なし。


(やっぱ底荒れかね。)

シロギスなのに時速1匹ペースでポツと揚げる、まるで湾フグのようなペースだ。
揚がるシロギスはどれも型が良いのが救いだけど、厳しい展開になった。

やっぱ「凶」と出ましたか。。。


(スタンバってますが。)

ポツポツしか獲れない型が良いシロギスだと、こちらの食い扶持確保が優先で、ヒラメやマゴチに食わせる余裕なんてありゃしない。
ゲストの小物が揚がれば良いものの、渋々のコンディションでは顔を出さないのよ。

端物竿をセッティングしたものの出番はなし。
ロッドホルダーにセットされたままお飾りのようになってますよ。


(うねりあり。)

たまに食うシロギスは食いが浅いのもいれば、高活性でハリを飲むヤツもいる。

ヤル気のあるヤツを捉えれば釣果が伸びそうだけど、色んな誘いを試すものの正解が分からない。

左舷大艫の方はキャストから誘いやシェイクを交え、渋い中でもコンスタントにシロギスを揚げてる。

スピニングとのキャスト距離の差があるにしても、決定的に誘いに差があるのだろう。

シロギスはいるのにこちらには食わない、もしくは微妙な前アタリなどを見逃しているのか?

船シロギスの経験値が足らず正解が分からない。
悶々としながら愚直にキャストを繰り返すしかないか。


(曇り予報がピーカンですよ。)

アタってもスカすと追い食いしないし、時速1匹ペースは変わらず。

シロギスに振り向いて貰おうとあれやこれやの誘いを試しても、無視されてるようだね。

最後まで答えにたどり着かないまま納竿。
結果は7匹。

またもや船シロギス釣りの数じゃありませんな。
結局、端物竿は最後までお飾りのままでしたよ。


(スカスカのクーラー。)

ヒラメやマゴチのために25Lクーラーを持ち込んだものの、7匹のシロギスには贅沢な間取りですよ。
スカスカのクーラーが痛々しい。

左舷大艫の方がトップで21匹だから、厳しいコンディションでもシロギスに食わせるテクニックがあるのだろうな。
奥深いね。


(沖あがり。)

ツ抜けすら出来ずではとてもリベンジにはならず、再リベンジ確定ですな。
次はスピニングリールのキス竿を用意し、仕掛けも自作して挑もうかね。

人事を尽くして、次こそは「吉」を出したいな。


・シロギス : 7
船中:2~21
長潮


🐡