釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【感】仁淀ブルーから四国カルストへ峠道をひた走る (夫婦旅行・3日目 高知・愛媛)

2023-11-29 05:48:00 | 日記
坂本龍馬記念館を後にして向かうは仁淀川。

仁淀ブルーと呼ばれる清流で、鮎釣りでも名が知れている。
ビューポイントの渓谷がいくつかあるところ、安居渓谷を目指す。


(この距離ね。)

高知と言えば四万十川も有名だけど、距離があって行程的に厳しいから、仁淀川に絞った。

途中で仁淀川の沈下橋を見て、昼食に仁淀川産の鮎を食べたいな。



(綺麗だな。)

途中の道の駅「土佐和紙工芸村」でトイレ休憩。
お土産屋に芋けんぴも購入。
高知は芋けんぴも有名だったのね。

先を急ぐあまり、途中仁淀川の沈下橋を見掛けたけれど通り過ぎちゃいましたよ。



(12:14に到着。)

目的地は安居渓谷でも上流側の水晶淵。

近くの駐車場に車を停めて、道路から淵へ下っていく。



(これが水晶淵。)

上から見るとその名のとおり、透き通った水晶のような清流だ。




(ヤマメかな?が泳いでました。)

水晶淵の上流には砂防ダムがあり、安居渓谷の最上流のようだ。





(砂防ダム。)

空の青、渓谷を囲む木々の深緑、仁淀川のエメラルドグリーン、どれもが美しい。

紅葉の時期は凄いだろうな。



(背龍の滝。)

水量は少ないものの滝もある。

澄んだ空気に澄んだ水。
深い木々の間から鳥のさえずりが聞こえる。
心が洗われるようだ。
来た甲斐があったな。

心はのびのびしたものの、気持ちは時間に追われている。

水晶淵を出た時点で12:50。


(次はここ。)

次の目的地は高知と愛媛の県境にある四国カルスト。

レンタカーは17:00に松山で返却の予定だから逆算すると余裕がない。

昼食に仁淀川の鮎は諦めるしかないな。

うねうねの峠道をヤリスに鞭打ちひた走る。



(到着。)

ワインディングを飛ばして14:20に四国カルストに到着。

標高1,400mの山頂に草原が広がり、白い石灰石が点在する景色は日本三大カルストのひとつで「日本のスイス」と称されるそうだ。



(牛が放牧されている。)

曇天で時折ポツと雨が落ちる天気なのが残念だ。
これが晴天だったら絶景だろうに。

道すがらには想像できないくらい観光客がいて駐車場はほぼ満車、ドライブインの前には隙間なく路駐と活気がある。

ドライブコースとしても有名らしい。

景色を眺め、キッチンカーでホットドッグを食べたら出発だ。

時間がないから仁淀川の鮎がホットドッグになっちゃったよ。


(次はここ。)

ここからは松山を目指す。
17時の車返却に間に合わせるぞ。

途中事故渋滞で15分をロス。
現場の横を通ると、エスティマが単独事故で擁壁に激突していた。
緩やかなカーブ手前で一体何があったのか。

ドライバーが救命処置を受けているようだった。
無事なら良いけれど。

こちらも気をつけねばならんね。


(松山駅。)

トヨタレンタカー松山駅前店に16:50に到着。
一般道と峠道を約200kmのドライブ。
ヤリスは良く走ってくれたよ。

ヤリスを返したら松山駅でタクシーを拾い本日の宿へ。


(本日の宿。)

本日の宿はオールドイングランド道後山の手ホテル。

荷物を置いて一息着いたら道後温泉を散策しよう。

まだ続きます。


🐡

【食】トラフグの刺身・チリ鍋

2023-11-27 05:41:00 | 釣魚料理
野毛屋さんへの食材調達釣行で唯一残ったトラフグは1週間の熟成を経ていただきます。


(こいつね。)

ユキちゃん船長にお願いして頭と皮も持ち帰ってきた。
トラの大きな頭は貴重な可食部よ。

この型の1匹で鍋にするには一人数切れになるかな。
鍋用にブツ切りと言うよりも骨付きのブツスライスした残りを刺身に仕立てる。

折角だからテッサとテッチリでいこうか。


(久し振り。)

トラフグの刺身。

大量の皮に比べて身は鍋に回したから味見程度ね。
市販ではこの量でも3,000円近くするのではないかな。


(準備OK。)

鍋用に1cm幅のブツスライスの身では食べ応えに欠けるだろうけど仕方ない。
市販ではこれでも5,000円は下るまい。


(出汁のベース。)

出汁は昆布とストックしてあるショウサイフグの中骨の炙りで取る。


(準備良し。)

出汁取りの最中に日本酒を出す。
会津で買った花春酒造の大吟醸ね。


(チリ鍋には日本酒よ。)

出汁が取れたら野菜とシメジを投入。

野菜に火が通った頃合いにトラフグを入れて、最後に水菜を乗せてひと煮立ちして完成。


(できました。)

ポン酢を振り掛けいただきます。


(いただきます。)

鍋のトラフグの身はブリブリ。
刺身は1週間の熟成を経てもコリコリ。
しゃぶしゃぶして食べて丁度良いくらいだな。

1匹だとちょっと足らないから大事に味わわねばならないのが残念。


(〆。)

〆は雑炊。

フグ皮も散らしてグレードアップ。
身の量は少なかったけれど汁の旨味は十分。
さすがの〆に満足、満足。

願わくば1人1匹分以上の身をいただきたいもんだ。
そうなると、トラよりもアカメなんだよな。
アカメを釣ってまたチリ鍋を楽しみたいぞ。


🐡

【食】ショウサイフグとカワハギの刺身・イシモチの中華蒸し・サバフグの唐揚げ

2023-11-24 06:27:00 | 釣魚料理
野毛屋さんへの親子フグ釣行は11匹と3匹の釣果。

これだけあれば次男の友達2家族に進呈できるぞ。

釣行当日は持ち帰ったサバフグ4匹を鶏と共に唐揚げに。


(手前サバフグ、奥は鶏。)

サバフグの唐揚げ。

サバフグは身が水っぽくて柔らかく生食は無理。
基本は唐揚げや干物など水分を抜く調理をすれば、腐ってもフグ、美味しくいただける。

翌日は午前中から次男の友達のためにひと肌脱ぐ。

捌く1時間前にピチットシートに挟んで水分を抜き、気合を入れて刺身に盛り付ける。


(進呈用。皿はダイソーで100円の。)

我ながら頑張ったー。

更に味わっていただこうと、唐揚げ用に身欠きも持たせる。
ご自宅でフグ刺しとフグ唐を堪能いただきましょう。

これで13匹のショウサイとコモンを使い、残るはトラフグのみ。
トラは寝かせて1週間後にいただこう。

その晩、我が家はゲストをいただく。

(左ショウサイ、右カワハギ。)

ショウサイフグとカワハギの刺身。

ショウサイは進呈した余りの半身分、カワハギも小型だったから味見程度。


(肝がキモ。)

小型でも肝が取れたから肝醤油でイキますぜ。


(熱々が堪らん。)

イシモチの中華蒸し。

イシモチを2匹確保できた時点で決めていたメニュー。
なかなか清蒸鮮魚に合う魚を釣らないから久し振りだ。

家族の評判良し。
間違いない逸品ね。


(集合写真。)

本命を進呈したゲストメインでも満足の食卓でした。


🐡

【感】いつかはと思っていた龍馬さんに会いに来たぜよ (夫婦旅行・3日目 高知)

2023-11-22 05:23:00 | 日記
高知で迎えた朝。

この旅行初の朝食付きだけれど、ゆっくりする時間などなく、開場とともに入り、さっさと食事を済ます。
朝からカツオのタタキをいただきましたよ。


(ホテルからの景色。)

支度を終えたら早々にチェックアウトして路線バスで高知駅へ向かう。


(改めての高知駅。)

高知駅で昨日来た時にスルーした駅前の銅像を記念撮影。



(土佐勤王党の御歴々。)

駅まで来たのはレンタカーを借りるため。

本日の観光先を考えると足が必要だし、松山へ向かうのも電車よりレンタカーを乗り捨てる方が効率が良い。


(本日の相棒。)

予約時間の8:00に駅前のトヨタレンタカーでヤリスを借り、桂浜へ向かう。

路面電車が走る道の運転は初めてで緊張したけれど、走り出せば問題なし。

ヤリスは愛車レヴォーグに比べると後方の見切りがイマイチだけど、車体が小さいから扱いやすく想像していたよりもキビキビ走る。
良いじゃん。


(オシャレね。)

駐車場に停めて、桂浜へ向かう途中にお土産屋などのオシャレなお店が立ち並ぶ。
最近できたみたいだな。

高台に登って行くと浜を見下ろす位置にあの坂本龍馬像が。


(日本の夜明けぜよ。)

龍馬さんが見下ろすその先が桂浜。





(晴れて来たよ。)

学生時代に司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読んだ時から、いつかは行ってみたいと思っていた場所だった。

かみさんと来れたのは感慨深いな。

感慨にふける間もなく、取って返して向かう先は桂浜から少し離れた坂本龍馬記念館。


(こちら。)

ここもいつかは来れたらと思っていた場所。

2017年のリニューアル期間中に所蔵品の巡回展示があった時、目黒雅叙園へ観に行った。
やっと本家に来れましたよ。

【感】土佐から来たぜよ!坂本龍馬展を見る - 釣・食・感

今年2017年は坂本龍馬没後150年で、高知県立坂本龍馬記念館は全面リニューアルで一年間の休館中。その間、全国4箇所で所蔵品の巡回展が行われ、6月1日~25日まで目黒雅叙園...

goo blog

(この時ね。)

所蔵品の多くは既に観ているだろうから急ぎ回ろう。


(シェイクハンド龍馬像。)

そう思っていても、既視の品でもついついもう一度観たくなって足が止まる。



(これとかね。)

本場だけあって観ていないものもある。

(S&W。)

(吉行。龍馬のではないですが。)

写真が数多く飾られているのも良いね。


(海援隊の面々。)

龍馬が暗殺された場所である近江屋の模型と、再現した部屋があった。



(近江屋跡は見に行きました。)

上がって撮影可だったので龍馬が座っていたであろう所に座り記念撮影。



(掛け軸には血痕があった。)

更に床の間から刀を取り、刺客に襲われた時を想像して剣撃を受ける格好もしてみる。
右頭部を切られたのが致命傷だったから、こう受けたのかなと。

他にお客がいなくて良かった。



(すっかり晴れました。)

屋上には展望台があって海が見晴らせる。

この景色を見て育てば船に乗って世界に憧れる気持ちになるだろうね。

屋上からエレベーターで地下に降りると幕末写真館がある。



(これは面白い。)

龍馬のみならず、幕末に活躍した面々の写真があってテンション揚がるよ。


(夢中で凝視。)

山内容堂、吉田東洋、松平春嶽、横井小楠などなど、小説でしか知らない人達の肖像画や写真に釘付けになる。




(楽しかった。)

もっとじっくり観たいけれど次の予定がそれを許さない。
滞在時間1時間で坂本龍馬記念館を後にする。

次は車を駆って仁淀川へ走りますよ。

まだまだ続きます。


🐡

【釣】風とうねりでヤバくとも食材調達を完了する (2023/11/11 ショウサイフグ 野毛屋)

2023-11-20 05:55:00 | 釣り
次男を伴っての野毛屋さんへのフグ釣行。

友達家族に自分で釣ったフグを食べさせてあげたいと殊勝なことを言うけれど、風が強い今日のコンディションでは初心者の次男は釣れても1、2匹だろう。
その分自分が頑張らねばならん。


(毎度。)

4:50着で23番目。
週末はこの時間に来てもほぼこの番手だな。

本日のフグ船は2艘出しで、釣り座は健船から埋まっていき、ユキちゃん船の方が余裕がある。
ユキちゃん船の空いていたラストの四隅右舷舳1、2番目をゲット。

風によるうねりがある中、舳は迷ったものの胴の間が空いていたからズレると読んだ。


(ユキちゃん船は左端。)

船で準備すると、読み通り左舷が10名ほどのところ右舷は5名。
余裕の釣り座で調整になり、周りを気にせず釣りができるぞ。

次男にはリアランサーを貸与。
仕掛けはノーマルとチラシを1つずつ渡し、アタリが取りやすいチラシを付けさせる。

出船前に竿の持ち方から釣り方を一通りレクチャーし、酔い止めにアネロンを飲ませておく。


(出船。)

港を出ると風がビュービュー、海はうねうね。
潮を被るから操舵室後ろのデッキに退避しても飛沫が来るほど。
ドッタンバッタンで船速を上げられずノロノロで移動する。

こりゃ過去トップ3に入る程のバッドコンディションだ。


(海はうねうね。)

少しでも風を避けるためだろう根岸沖で釣り開始。

うねりで船が1m以上上下するから次男にゼロテンキープは厳しい。

それ以前に、酔い止めを飲んでいても軽い船酔いになっているから、休み休みの釣りになる。

アタリなんて取れないだろうから、底を取って動かさずに5秒待つを頑張って貰う。


(潮はこんな感じ。)

うねりの上下動に合わせてシャクリと着底のタイミングを計らないとスカしちゃうし、腕ごと動かしてゼロテンをキープする。
難易度高いぞ。

着底と同時にアタって掛けたファーストヒットは、


(お前か。)

サバフグ。

今日は釣果を進呈する予定だから、自宅の唐揚げ用にキープしますよ。

記念すべき次男のファーストヒットもサバフグ。

続いて明確なアタリで掛けたのは、


(キミかね。)

イシモチ。

チラシカットウの上に付けた胴突き1本バリに食ってきた。
続いて次男もイシモチをゲット。

風とうねりでポイント移動もままならず、フグは船中ポツしか型を見ていないようだ。

開始約2時間後にようやく本命の型を見る。


(9:23に1匹目。)

小振りなコモンフグ。

すると、間を置かずに次男にもコモンフグが掛かる、尾行されているような状態だけど釣れれば良し。

次男の記念すべき初釣果だ。

とはいえ、2家族にコモン2匹じゃ話にならん。
頑張らないと。


(この風どうにかならんかね。)

風は治まる予報だけど、まだ止む気配がない。
暫くは我慢の釣りだな。

自分の竿先を見つつ、周辺視野で次男のシャクリをチェックしてアドバイスをする。

シャクリ幅が大きいぞ、と指摘した後に流し変えのため仕掛けを揚げると、次男のチラシバリと掛けバリに絡まった小型のショウサイフグが着いている。

「何か重たい気がしたんだよ」

と次男。
釣った感がなくても1匹は1匹。
このコンディションで2匹目を揚げてくれてホッとする。

次男もショウサイを揚げて嬉しそうだ。


(どんより空。)

次男の所作も安定してきたし、ならば集中して釣果を稼ぐか。

そう思ったものの、潮止まりを迎えて一切の反応がなくなり我慢の時間が続く。

時間の経過とともにだんだんと風が弱まって、うねりも治まってくる。
ここで釣り場を中ノ瀬に移動。

上げ潮も流れ出しコンディションが好転する。

すると、来ましたよ。


(11:27に2匹目。)

良型のショウサイフグ。

エサをガッツリ尻尾の殻まで食っているので活性は高いと見た。

仕掛けをチラシからアピール重視でノーマルカットウに替え、胴突きも外す。

今日はチラシよりもノーマルカットウがアタるから、次男の仕掛けも替えさせる。


(カワハギも顔を出す。)

うねりが弱まってアタリが取れるようになり、昼を回ってようやくフグと勝負ができる状態だ。

ここからだ、とポツポツとショウサイフグを追釣。


(13:04に5匹目。)

着乗りの連チャンもあって順調に数を重ねる。
余裕の釣り座で船下の魚を独占できてるからね。

続く投入で着底と同時に明確なアタリ。
反応してアワセるとガツンと来た。

大型アカメか!?
グングン突っ込むような引きはフグだろうけど、アカメ特有のゴンゴン引きじゃない。
魚が違うのか?と思いつつ揚がったのは、


(13:19の8匹目はトラ。)

トラフグ。

40cmくらいの中型は嬉しい1匹だ。

コモンとショウサイは全て進呈する予定だから、このトラは自宅用でいただきましょう。


(14:24に10匹目。)

何とかツ抜けを達成して2家族用の食材確保はOKでしょう。

アドバイスをしているものの追釣がない次男に手を取って指導をくれる。

シャクリはエビが跳ねるようにピシッと初動を早く、でも強くせずに優しく。
誘い幅を取り過ぎないようにして、トップ位置でピタッと竿を止めて誘いにメリハリを付ける。

すると、誘って掛けてショウサイフグをゲット。
これは「釣れた」じゃなくて「釣った」だぞ。

その後も集中して誘う次男。

「来た!」

次男が巻きに入ったところでこちらにも掛かる。

「ダブルヒットだぞ」

ゴリ巻きから揚げてみると、次男はウミエラ、自分はショウサイフグ。

ダブルで締められず残念。


(これがウミエラ。美ら海水族館のホームページから。)

揚げたところで沖あがりのアナウンス。


(沖あがり。)

結果は11匹。

ユキちゃん船ではトップだけど、健船と合わせると異次元のIさんが頭。
3匹差は善戦だよ。

次男は3匹だけどサバフグを2匹揚げた。

午前中のバッドコンディションと船酔いがあってこの成績は上出来だ。


(本日のフグ。)

次男に聞くと、楽しかったけど船酔いで釣りができない時間があったのが悔しかったそうだ。
コンディションが良い日に再挑戦だな。

父親の面目が保てた親子釣行でした。


・ショウサイフグ : 9
・トラフグ    : 1
・コモンフグ   : 1
・サバフグ    : 2
・カワハギ    : 1
・イシモチ    : 1
・チャリコ    : 2(リリース)
船中0〜14
中潮


🐡